生物・アイテム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:51 UTC 版)
「けものフレンズ (アニメ)」の記事における「生物・アイテム」の解説
フレンズ 「動物がヒト化したもの」と言われている。雌しかいないが種族によっては鬣や角など雄の特徴を持っている。コウテイとプリンセスは「サンドスターが動物や体毛などの動物だったもの(遺物など)に当たることでフレンズ化する」と説明している。パーク内で野生動物の生態に近い生活を送っているが、基本的にはヒトと同じく地上では二足歩行を行い、会話による意思疎通が可能である。じゃぱりまんを食料としているためフレンズ同士に捕食関係はなく狩りや争いもごっこ遊びである。例外はあるが本能的に火を怖がり、それも含めて調理ができない。哺乳類と鳥類と爬虫類の他、絶滅動物や未確認生物のフレンズも存在する。 フレンズ化すると元動物の体長・体高に関係無くほぼ同じ位の身長・体格・食性になり、各フレンズごとに元動物由来で強化された鉤爪や怪力・飛翔・遊泳・跳躍などの技や能力や個性を持っている。また、獣耳に尻尾、鳥の翼、毛皮の服、ヘビ頭のフード、角を模した武器など元動物の特徴が外観にも反映されているが、ヒト化の具合は種族によって異なるらしく、猫科などは元からあった獣の耳とヒトの耳計4つの耳を有し、飛べる鳥類は翼が頭から生える。「野生解放」という身体能力強化をすることができ、解放中は眼を光らせ武器や手がほんのり光り輝く。 図書館から得た知識によってヒトの遺物とされる道具や施設を利用して人間と同じような行動を取ることができるが、ギンギツネ・キタキツネ・サーバルなどはかばんに教えられるまで服装を自分の毛皮と思い込んでいた為着たまま温泉に入っており、服装自体やそれが脱げることを知らずそもそも着ている概念を持っていなかった。 セルリアンに食べられるとしばらくして発光する球体に変化しその後自然に還る。ヒト以外の動物は元の姿に戻ると当然話せなくなり、フレンズであったことを忘れてしまう。第9話でミライは「セルリアンに食べられてサンドスターの輝きを奪われることでサンドスター由来の技や個性が消滅し、元動物に戻る、あるいは消滅することなどがありえる」と予測を述べる。第1話ではアードウルフがセルリアンに食べられ第12話で元の動物の姿に戻った状態で登場する。 作中では公式サイト上で用いられる「アニマルガール」という呼称は使用されていないが、アニメ宣伝用PVではサーバルが自分たちのことを「アニマルガール」と呼んでいる。 ヒト かばんの正体。アニメ上のフレンズのほとんどがヒトを知らず、知っていてもツチノコのように絶滅したと考えているか、ハシビロコウのように噂で聞いた程度でしかない動物。作中ではかばん以外の人間は記録映像などを除き登場しない。 博士と助手の説明によるとヒトの目立つ特徴としては「二足歩行、コミュニケーション能力、学習能力などがあるが多様性があり、一言で言いにくいとても変わった動物であり、群れで長距離移動ができる、投てきができる、それなりの大型と色々と特徴があるが、大変興味深いのは道具を作りそれを使うことである」と語っている。ジャパリパークにある様々な遺物は全てヒトが作ったとされている。「ヒトの近くにはなぜかセルリアンがいる」とも言っているが、最終話では「過去にヒトであるミライらジャパリパークの職員がセルリアン対策をしていたようなので、ヒトがセルリアンの近くにいたとも言える」としている。 博士と助手は「ヒトはもういない、ヒトはもう絶滅した、ある日を境にジャパリパークからいなくなった」としている。ラッキービーストの記録によれば、ミライを含めた職員は全員パークを去ることになり、ミライはラッキービーストを留守番として島に配置している。 ジャパリバス かばんたちが使う乗り物。ヒョウ柄のトレーラーバスで、運転席のある四輪駆動車と客室となっている1軸2輪のトレーラーで構成されている。運転席部分はミラー、ドア、フロントガラスはついていない。ヘッドライトは丸型2灯式であり、後退警告灯、尾灯などはない。じゃんぐるちほーで野晒しになっていた客車を発見し、別の場所にあった運転席を運んで繋げたが、電池切れで動かず、アルパカのカフェで電池を充電したことにより動くようになる。 ラッキービーストとリンクして半自動運転ができるが、手動でも運転できる。走破性は良くなく、砂漠や雪道などの悪路でスタックしているが、タイヤにクローラーを装着することで雪上走行が可能になる。客室の中央部に梯子とサンルーフが設けられており、サンルーフをスライドし首を出すことで高所からの景色が楽しめるようになっている。こはんで、ビーバーとプレーリーが製作したベンチを設置している。 第11話で巨大セルリアンの攻撃により木に激突して破損したが、セルリアン退治後に博士らがかばんには内緒で修理及び改造を施し、第12話終盤で駆動車と客車を分離してそれぞれ改造した水陸両用車として再び登場している。駆動車はかばんにパーク外への人探しの旅の道具としてプレゼントされ、客車にはサーバルたちが乗りかばんの後を追っている。改造後は水に浮かせるための丸太と荷台としての桶を固定しており、駆動車は一輪だけホイールの色が違う車輪に付け替えられている。バスは他にも数台放置されていることがフレンズたちから博士に報告されており、第12.1話では変形した車輪の代わりとなる車輪をアライグマとフェネックが探しに行っている。 じゃぱりまん(ジャパリまん) かばんやフレンズの食料である饅頭で、皮には様々な色があり、畑の野菜を原料とする。対価やお礼として相手に渡すなど、通貨のようにも使われている。袋に包装されているものは、スナネコのように砂中に埋めて備蓄しても問題ない。各フレンズに合わせて栄養が調整されていて味が違うが、博士たちがそうであったように食べ飽きているフレンズも存在する。最終話ではライオンとカバが料理とじゃぱりまんを組み合わせて新たな味を追求していた。 セルリアン ジャパリパークに出現する謎の危険生物。一つ目の無機的な怪物であり、小型から超大型まで、様々な形態や色をしている。体のどこかに付いている石を打撃することにより倒せる。倒されるとブロック状の塊に分裂し、輝きとともに消滅する。博士たちによれば、ヒトの近くによく現れる。キタキツネによれば、湯の花が多いときに多く現れる。ミライによれば、無機物とサンドスターが反応して生まれ、サンドスターを食べると考えられている。 小型のものはあまり強くなくても倒せるが、大型のものは腕に自信があるか、複数のフレンズが協力するか、セルリアンハンターでなければ撃破できず、フレンズの体格よりも大きい個体に遭遇した場合は戦わずに逃げるべきとされる。 2期では、弱点の石が無く、打撃で倒せる、フレンズより遊具を優先して破壊する、セルリウムという物質により生まれるなど、1期との相違点がある。ネクソン版と同じく、形をコピーする能力を所持しているため、三脚カメラや急須、自動車など、無機物の姿で現ることが多い。また、個体によっては目玉が複数付いているもの存在する。黒いセルリアン 英語版声 - Chris Guerrero 黒い色をした特殊な超大型のセルリアン。破片を飛ばして攻撃し、大きな破片は自力で動いて襲いかかる。山からサンドスター・ロウを吸収して大きくなる。いくら攻撃してもサンドスター・ロウの供給がある限り自己修復する特性を持つ。明るいものに引き寄せられるため太陽・火・バスの照明などがある方向へ向かう、海水に触れると溶岩になって固まるため海を嫌がる、という行動を見せる。 サンドスター・ロウが大量に噴出したことで修復が早まり、さらに巨大化したためにハンターでも倒せなくなるが、集結したフレンズ全員の協力作戦により退治される。 サンドスター ジャパリパークの山から噴出する輝く物質。フレンズを生み出したり、ちほーごとに温度や湿度、陽射しを変化させているもので、謎が多い。ミライによれば、サンドスターが1種類でないのでは、との研究もある。作中では結晶が色とりどりにきらめくキューブの集合体として描かれている。サンドスター・ロウ 山頂より放出される、黒いセルリアンに力を与える物質。黒いセルリアンはこれを吸収して大きくなったり、削られた部分を自己修復する。 四神 山頂に埋まっている石版で、火口の東西南北に全部で4枚存在する。サンドスター・ロウをフィルタリングする装置を発動させる働きがある。 かばんたちが見つけた時点で山頂付近は浸食された痕跡が認められ、四神はすべて土砂に埋まっていた。火口の北側の土地は他の方角より大きく削られ、四神のひとつはミライが設置したとされる場所とは違う場所で発見された。四神の発動には方角・位置・高さの3つの条件が必要なため、ずれた状態では正常に機能せず、浸食により広がった火口のフィルターの隙間からサンドスター・ロウが漏れ出していた。
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