スタック【stack】
スタック【stuck】
スタック
スタックとは、データ構造の一つであるリストの中で、特に挿入、削除がリストの先頭からしかできないものである。このような構造は、LIFO(後入れ先出し)と呼ばれる。
スタックは、例で言えば、机上に積み上げられた本のような構造をしている。本は上に積み上げられていき、読みたい本は上から順に取っていかなければ取れないという点が、スタックと似ている。
スタックは、情報処理のさまざまな場面に欠かせないデータ構造であるといえる。プログラムがサブルーチンを実行後に呼び出し元に戻る仕組みには、スタックが使われる。サブルーチンを実行する前に、スタックに戻り先を積み上げ(PUSH)、サブルーチンが処理を終わると、戻り先、つまり次にプログラムを実行する番地を取り出す(POP)。文書編集操作の「やり直し」や「元にもどす」などもスタックを利用して実現されているのが一般的である。
スタック

抑留
【英】: pipe sticking
同義語: スタック
掘削作業中に、予期しないところで、ドリル・ストリング、ケーシング、チュービングなどが、井戸の中で動かなくなる事故のことをいう。このような事故は、掘進中、ケーシング降下中、ドリル・ストリングの揚降管中、チュービング降下中などの、坑内作業を行っているときに、以下のような原因により発生する。(1) 浸透性の高い地層に対し、坑内の泥水中圧力が地層圧よりも高いため、ドリル・ストリング、ケーシングなどが坑壁に吸い付けられる。これを差圧抑留(differential pressure sticking)という。(2) 特に傾斜井において、坑壁に形成されたキー・シートに、ドリル・ストリングやケーシングがはまり込んでしまう。(3) 坑壁の不安定により、坑径が狭くなっている部分に、各種ストリングがはまり込んでしまう。(4) 坑壁の崩壊が激しいために、ドリル・ストリングが抑留される。(5) チュービングの場合は、パッカーが外れなくなり、抑留されることがある。これらの抑留の原因は数多くあげられるが、掘削技術者はあらゆる原因を考慮して仕事を進め、抑留事故が発生したらすぐに対応策を立てられるように、いろいろな種類、サイズの採揚器を準備しておかなければならない。 |

スタック
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