揚降管
【英】: tripping, round trip
同義語: round trip
揚降管とは、ビット交換、コアの採取などを目的としてドリル・ストリングを坑内から引き揚げたり坑内に降下することをいう。揚管するには、ストリングス上端のパイプにエレベーターをかけ、ドローワークスを巻き揚げて、ドリル・ストリングスをデリック内に引き上げ、パイプ 3 本または 4 本ごとにツール・ジョイントのねじを戻し、デリック・フロアに順次立てかけていく。降管するにはこの逆の動作を繰り返す。ドリル・ストリングスを長時間坑井内に静置しておくと、坑内泥水の懸濁物質の沈降などのために、坑内状況が悪くなるので、これを改善するために、坑内泥水を動かすよう坑井内のあるインターバルを揚降管することを、ショート・トリップ(short trip)、ワイパー・トリップ(wiper trip)などという。 |

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