フルスタック
フルスタックとは、主にウェブ開発において、複数種類(ないしは「あらゆる」種類)の開発技術を習得しており、開発業務における一通りの需要に応えられるような技能・スキルのことである。そのような技能を身につけた開発者は「フルスタックエンジニア」「フルスタック開発者」のように呼ばれることが多い。
ウェブ開発には、サーバーの構築、ネットワークインフラの整備、システムやUIの設計・デザイン、プログラミング、コーディング、等々、さまざまな技術要素が求められる。それぞれ異なる技術や知識が求められるため、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、ウェブプログラマーにコーダーと、複数名で分業する形を取るのが一般的といえる。これらの業務を一手にこなし、開発業務の大半あるい全部を単独で構築してしまえるような技術者がフルスタックなエンジニアと呼ばれる。
どのていどの技術の幅をフルスタックと呼ぶか、明確な線引きがあるわけではない。フロントエンドからバックエンドまで(何から何まで)こなせる技術を指す場合も多いが、Webデザインの範囲で用いられるHTML、CSS、JavaScript、加えてPHPやRubyやApacheなども扱えるスキルをフルスタックと呼ぶ場合もあり得る。
特定の研究開発事業を、分業化せず一手に引き受け、ハードウェアからソフトウェアまで全般的に構築するような携わり方を「フルスタックで開発する」という風に表現することもある。
フルスタック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 15:19 UTC 版)
「Webアプリケーションフレームワーク」の記事における「フルスタック」の解説
成熟した「フルスタック」フレームワークが登場した。これは、複数のWeb開発に有用なライブラリを一つに結合したWeb開発者向けの ソフトウェアスタックとして集約したものである。例として、Jakarta EE、OpenACS、Ruby on Railsなどがある。
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