スタックアーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 16:30 UTC 版)
「バロース B5000」の記事における「スタックアーキテクチャ」の解説
初期のシステムや言語では、小さなルーチンは敬遠された。サブルーチン呼び出しと復帰は時間のかかる処理であり、コールスタックを管理するには多くの命令を実行しなければならなかった。B5000はスタックマシンであり、配列(文字列やオブジェクトを含む)以外のデータは全てスタック上にある。このため、スタック操作は効率を重視して最適化されている。スタック指向マシンであるため、ユーザーがアクセスできるレジスタは存在しない。 マルチタスクもB5000では効率化されている。コンテキストスイッチは MVST (move stack) というひとつの命令で実行できる。各スタックがプロセス(タスクまたはスレッド)に対応しており、各タスクは待っているリソース上でブロックされる。実行されるのを待っているタスクはプロセッサというリソース上でブロックする。MVSTはユーザープログラムからは実行できない。
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