倶舎宗
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倶舎宗(くしゃしゅう)とは、中国・東アジアの仏教宗派の1つ。世親が著した『アビダルマ・コーシャ』(Abhidharma-kośa) とその漢訳本である真諦訳『阿毘達磨倶舍釋論』(略称『倶舎釈論』)・玄奘訳『阿毘達磨倶舍論』(略称『倶舎釈』)、それらの注釈書を中心として諸経論を研究・講義し、師資相承する学僧たちのグループ。『アビダルマ・コーシャ』は、インド瑜伽行派(唯識派)の世親が、かつて所属した有力部派である説一切有部の思想を中心にまとめた論書(アビダルマ)である。毘曇宗、抑舎宗、倶舎衆、薩婆多(さっばた)宗などとも。中国十三宗の1つ。日本仏教の南都六宗の1つ[1]。
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- ^ “南都六宗(なんとろくしゅう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年8月3日閲覧。
- ^ 日本大百科全書「倶舎宗」 - コトバンク > 日本大百科全書
- ^ 『望月仏教辞典』p.669
- ^ 『望月仏教辞典』p.669
- 1 倶舎宗とは
- 2 倶舎宗の概要
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