各話詳細
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「ルパン三世 (TV第1シリーズ)」の記事における「各話詳細」の解説
第1話 - DVD版では次元が丘からルパンのマシンを見送るシーンが左右反転になっている。 第2話 - 大和屋竺の脚本は元々、とても30分の放送枠に収まらない膨大なボリュームであったが、これは演出の大隅正秋が意図して、最初から大和屋に要求したボリュームであった。シナリオは『荒野のダッチワイフ 大和屋竺ダイナマイト傑作選』に収録されている。劇中で峰不二子がシャワー中に口ずさんでいる曲は、「二人を愛してしまった私」。ラストシーンでは(極一部ではあるものの)アレンジされた音源が使用されている事からマスターが存在する楽曲である事は確かだが、上記の『テレビオリジナルBGMコレクション』への新録や、『ルパン三世 '71 ME TRACKS』への収録は見送られている状態であった。その後、山下毅雄とルパン三世1stシリーズの大ファンを公言するインディーズバンド・ザ・シロップのリーダー・松石ゲルの手により、山下の事務所の許可を得た上でメロディーと歌詞が補作されたものが、ザ・シロップのアルバム「ハダカになっちゃおうかな」にカヴァー曲として収録されている。 第4話 - 予告編で使用されたルパンがギロチンで斬首される映像は、本編では使用されなかった。 第5話 - 五ェ門が聞いているラジオから流れる曲は小柳ルミ子が1971年9月にシングル曲として発表した「お祭りの夜」である。映画『忍びの者』のパロディになっている。 第9話 - 竹槍を撃ち込むシーンは、原作ではそれでキャップに相当する人物(原作での名前は不明)を突き殺しており、当初のシナリオでは原作の通りにする予定だったが、高畑・宮崎コンビによって、キャップを石で気絶させるシーンに演出が変更された。その結果、利用できるものは何でも利用し、チャンスをうかがうルパンの性格を表現することができた。ルパン(に変装した不二子)がキャップのアジトに乗り込むシーンでは白川奈美の「遠くはなれて子守唄」がテレビで流れていた。 第10話 - 当初のシナリオでは銀狐のイワノフへの愛とそれを引き裂いた夫への憎悪など、複雑なドラマが展開されていたが、路線変更にともない単純な話に変更された。また男爵と銀狐が同士討ちをしたあとの、イワノフが銀狐と心を通い会わすシーンはシナリオには無かったが、路線変更により追加された。 第11話 - 悪役・ボルボの名前は設定資料にあるのみで、本編中では一度も出てこない。準備段階では第2話に登場した白乾児の弟・ラオチュウの登場が予定されていた。 第14話 - テレビ第2シリーズ以降に不二子を演じることになる増山江威子がキャサリンの声を担当した。予告編でのタイトルは「猫目石はどこへ」で、宝石の名前は「キャッツアイ」だった。乗船名簿の中に「銭型平次(7代目)」「モンキー・パンチ」が確認できる。 第17話 - Bパートの原版ネガフィルムは紛失しており、映像ソフト等ではポジフィルムを元に収録されているため画質が異なっている。 第19話 - 『アルセーヌ・ルパンシリーズ』(モーリス・ルブラン作)でアルセーヌ・ルパンの敵役として登場するパリ警視庁のガニマール警部の孫が登場した。 第21話 - 蒸気機関車の疾走シーンの一部は、後にAプロダクションが制作した劇場作品「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」の機関車疾走シーンに同じ構図で流用されている。 第23話 - 銭形が警視総監にアジト壊滅作戦の計画書を差し出すシーンに書かれていたのは「ルパンが始まって約半年程の年月がすぎましたが、本日の話(23話)をもちまして2クールで完結することになりました」という文で、すなわち終了のお知らせだった。その後に「私個人のことを申せば、途中入院を致したために…」と続くが、これが誰の事なのかは不明。 次回予告は第21話を最後に制作されず、代わりに後番組『超人バロム・1』の新番組予告が放送された。再放送時には、第13話の「昭和47年でござる」や番組後期の銭形の「来週こそは〜」といった台詞がカットされることがあった。1980年代以降は放送コードの改訂にともない、「気違い」などの台詞もカットされた。これらのセリフはビデオソフトでも発売時期によってカットされることがあったが、DVD・BDにはノーカットで収録されている。2008年7月28日 - 7月30日の『BSアニメ夜話/とことん!ルパン三世』での集中放送でも多数の台詞がカットされた。2017年の『ルパン三世ベストセレクション』で本作から選ばれたエピソードが放送された際には、「当時のまま放送する」という注意書きのテロップが挿入されたにもかかわらず「気違い」という言葉がカットされた。2017年10月16日 - 10月25日にAbemaTVでネット放送された際には、放送コードが適用されない配信環境であったため初放映当時の音源がそのまま使用され、セリフもノーカット状態となった。 Netflix配信版ではオープニングが全て「ルパン三世主題歌I」に差し替わっており、次回予告も全てカットされている。
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1. お嬢さまとお呼び! 綾小路麗花は自他共に認めるお嬢さまであるのだが、本屋で万引き犯だと疑われてしまう。誤解はとけたものの、立腹した麗花は、靴に口づけをして謝罪の意を表すよう店員に命じた。店員が躊躇しているところ、アルバイト店員の岡野拓人が代わりにその役を務めた。自分に非がないにもかかわらずそのような行動に出た拓人を非難しながらも、偶然の再会を経て麗花は彼に惹かれはじめてしまう。 そんな時、東京マリアを名乗る人物から、麗花の従者である佐伯を誘拐したとの連絡が届いた。年度末に行われる演劇の主役を巡ってある人物と戦い、勝つことができれば佐伯は返すが、負けたら佐伯を強制的に転校させ、麗花から「お嬢さま」の称号を奪うのだという。 2.お嬢さまの逆襲! 悪役として皆の上に君臨するという理想と、つい人に優しく接してしまう自分の気性とのギャップに悩む麗花は、悪役「お嬢さま」とは正反対の正統派ヒロイン「お姫さま」として皆からの人気を集める白鳥清香の存在を前にして己のアイデンティティを揺らがせ、悪役お嬢さまとしての誇りを棄てようとする。 3.お嬢さま帝国 二階堂律子が試験的に制服を配布したことがきっかけとなり、私服校である花園学園内で三年一組のみ制服着用が義務付けられてしまう。麗花はお嬢さまとしての誇りを貫くために制服を拒絶し、自身が班長を務める五班を「綾小路麗花帝国」として三年一組から独立させ、さながら「悪の帝国の支配者」の如き振る舞いでクラスを動かすようになった律子と、真の悪役の座をかけて戦いはじめる。 4.お嬢さまのお気に入り 数奇な経緯を経て三年一組では人面魚フナ子と目クソ鼻クソセイロガンの2匹のペットが飼われることとなった。しかし、フナ子は謎の失踪を遂げてしまう。フナ子のものと偽装した偽の死体が見つかるなどの不穏な事件が起こり、謎の組織の姿が見え隠れする中、一連の事件の首謀者として、高等部の生徒で女優でもある早乙女ルリ子の名が浮上する。 5.お嬢さまボロもうけ 茶道部が購入した各十万円の茶碗が二つ、不幸な事故により割れてしまう。買い直すため、麗花たちは商才に長けた越後ゆかりをリーダーにして、結婚相談所ならぬ「恋愛相談所」として、麗花とゆかりの頭文字を取った「R&Y社」を校内で立ち上げる。 6.お嬢さま軽井沢の戦い 夏休み、麗花は日頃の労いとして買いたての軽井沢の別荘に家来たちを招いたが、ついて見ればそこは軽井沢とは似ても似つかぬ山の中だった。別荘での監督は麗花らの担任教師の花園貢が務めていたが、廃部になったSF研究会会長の大滝が家出してしまったために貢は帰らざるを得なくなってしまう。子供達だけが残された「ニセ・軽井沢」にて、家来の一人である岩清水是清は忽然と姿を消してしまった。 7.お嬢さまと青バラの君 麗花らが佐伯宅に集まっていたところ「もっとも美しい人」宛てにバラの花束が届けられた。麗花は自分に宛てられたものだと決めつけ、バラの送り主であり、一人でバラにまみれた屋敷に暮らす謎の美少年である朝比奈杏里を自分の新たなる家来にしようと企む。だが、屋敷に出入りするうちに杏里が何者かに命を狙われていることが発覚する。 8.お嬢さまの学園天国 文芸部部長である岩清水が執筆した作品の公表を巡り、貢と花園育夫とは教員同士で対立していた。花園大学の学生で、三年一組に教育実習生としてやってきた美女九条薫子は岩清水の作品を気に入り、貢に味方して作品が公表できるよう励むが、薫子のその行為の裏には何やら不穏な思惑があるようだった。 9.お嬢さまと無礼者 万引きをして逃げている途中だった小学生のキヨシローを助けた麗花は、そのお礼として、キヨシローの兄であるケンヂの身柄を奴隷として引き取ることとなった。同い年で、他校の生徒であるということ以外なに一つ素性を明かさず、無礼な振る舞いを行うケンヂを麗花は調教していく。 10.お嬢さま大戦 文武両道で容姿端麗な工藤圭一は、異常なほどモテる生活に追い詰められノイローゼになっていた。如月恒子は、女子生徒らの過激な振る舞いは、工藤の恋人の座が一つしかないことに起因しているので、工藤が公共のものとなれば解決する問題だとして工藤との対話の時間を配給制にしてしまう。工藤を家来として独占したい麗花は、恒子の築いた共産主義体制を切り崩そうと挑む。
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