荒野のダッチワイフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 荒野のダッチワイフの意味・解説 

荒野のダッチワイフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 01:14 UTC 版)

荒野のダッチワイフ
監督 大和屋竺
脚本 大和屋竺
製作 矢元照雄
出演者 港雄一
山本昌平
音楽 山下洋輔クァルテット
撮影 甲斐一
編集 桜井昭五
製作会社 大和屋プロダクション
配給 国映
公開 1967年10月3日
上映時間 85分
製作国 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

荒野のダッチワイフ』(こうやのダッチワイフ)は、1967年の日本の映画。別題『恐怖人形』(きょうふにんぎょう)。

あらすじ

拳銃使いの殺し屋ショウ(港雄一)は、ある日、不動産経営者のナカ大久保鷹)に仕事を依頼される。ナカの恋人サエ辰巳典子)が誘拐されたのだという。主犯格の男がナイフ使いの殺し屋コウ山本昌平)だと知ったショウは、コウに殺された自らの恋人ミナ(渡みき)のため、彼への復讐を心に誓う。やがて再会したショウとコウは翌日の「三時」に決闘する約束をして別れるが、女が殺された因縁の「午後三時」と思い込んでいるショウを、コウは「午前三時」に急襲した。

キャスト

製作

監督・脚本の大和屋竺は本作のアイデアを山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』から発想している。また、アンブローズ・ビアスの短編小説『アウルクリーク鉄橋での出来事』と、その映画化作品であるロベール・アンリコ監督『ふくろうの河』も本作の元ネタとして挙げている。

音楽は監督第一作『裏切りの季節』でもジャズピアニストの佐藤允彦を起用していたが、ジャズ喫茶「新宿PIT INN」で知り合った相倉久人にサウンドトラックの製作を依頼し、これをきっかけとして、山下洋輔カルテットが本作の映画音楽を手がけることになった[1]

評価

批評家のジャスパー・シャープは、著書『Behind the Pink Curtain: The Complete History of Japanese Sex Cinema』において、本作を「おそらく今までに作られたなかで最も風変わりなピンク映画だ」と評している[2]

脚注

  1. ^ 上島春彦. “映画の中のジャズ、ジャズの中の映画 第14回 山下洋輔大復活祭と「ミナのセカンド・テーマ」(中編)”. 映画の國. マーメイドフィルム. 2014年7月23日閲覧。
  2. ^ Sharp, Jasper (2008). Behind the Pink Curtain: The Complete History of Japanese Sex Cinema. Guildford: FAB Press. p. 59. ISBN 978-1-903254-54-7 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「荒野のダッチワイフ」の関連用語

荒野のダッチワイフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



荒野のダッチワイフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの荒野のダッチワイフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS