各話登場ビースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:55 UTC 版)
「デビルマンレディー」の記事における「各話登場ビースト」の解説
ウルヴァー 声 - 鈴木英一郎 HAに囚われていた男が変身したオオカミ型ビースト。初めてジュンが戦うビースト。 ジュンに敗れ一度活動を停止するも、復活しHA隊員を捕食、巨大化してギガレディーと戦う。その巨大化がギガイフェクトと呼べるものなのかは不明確だが、もしギガイフェクトによるものならば、その史上最初の発現個体ということになる。 カザール 昆虫類型ビースト。目のついたはさみと爪が武器。体をムカデのように伸ばすことも可能。 第20話でナペリウスの力により復活して再びジュンに襲いかかる。 レグザイモ ネズミ型ビースト。百足のような蟲を操って相手を殺す。背中の髑髏が不気味な声で笑う。 第20話でナペリウスの力により復活して再びジュンに襲いかかる。 ハーピー 声 - 唐沢潤 鳥類型ビースト。サトルの配下として暗躍する。 和美の父親を殺害したほか、坂沢母子の事件の実行犯でもあることが示唆されている。また、第1話で窓からジュンの部屋を覗いている白い顔もこのハーピーであり、実は劇中最初に登場したデビルビーストである。 第20話でナペリウスの力により復活して再びジュンに襲いかかる。 肉食恐竜のように大きく裂けた口と真紅の目を持つ恐ろしい顔、それとはアンバランスな豊かな胸、そして何より語尾に「〜さ!」を付ける独特の口調が特徴。 その意匠や行動は、漫画版『デビルマン』のシレーヌがモチーフ。 織田 律子(おだ りつこ) / ジェルム 声 - 日野由利加 OLにして、植物型ビースト。 子孫を増やすために無差別に男性を取り込み、自身の質量を驚異的な速度で増大させる。 黒崎 あおい(くろさき あおい) / マーミガ 声 - 緒方恵美 22歳。スポーツジムで水泳のインストラクターをしている女性。サメ型ビースト。 ジュンの高校の同級生で数少ない親友だったが、あおいはジュンに恋愛感情を抱いており、プールのロッカールームでジュンに迫り、拒絶された過去を持つ。その際にジュンに突き飛ばされて腰を打ったことが、選手生命を短くした遠因であることが示唆されている。 ショートカットに健康的に焼けた肌、明るい若者言葉で、一見ボーイッシュで爽やかな美女然としているが、その裏に女性、そして何よりジュンへの淫らな渇望を潜ませる。 原作とは異なり、デビルマンノワールとなっての再登場はないが、たびたびジュンの回想や幻覚に登場し、彼女を苦しめることになる。 なお、マーミガの外見は『ウルトラマンティガ』に登場した「地中鮫ゲオザーク」に酷似しているが、デザインはいずれも丸山浩で、『ティガ』関連のスタッフが多いこともあってセルフパロディ的側面が強い[要出典]。 紺野 ひとみ(こんの ひとみ) / フェイレース 声 - 皆口裕子 19歳。モデル事務所の「デルタ」に所属している女性。ネコ型ビースト。本人曰く「ジュンに憧れてモデルになった」とのこと。 長いダークブラウンの髪、大きく潤んだ瞳、長身でグラマラスな体形と、ジュンに似た特徴を持ち、湯浅によるとよくジュンと仕事が被るとのこと。モデルとしての魅力は十分にあるようで、劇中のオーディションでも最後までジュンと競ったようだが、最終的にはジュンが採用されている。実はそれまでも競合した案件の全てでジュンが採用されており、和美によると嫉妬から方々でジュンの悪口を言いふらしているとのこと。一方で、ジュンの写真をスクラップして写真集を作るなどいまだ憧れも強いことが窺えるが、その中には着替えなどの盗撮写真も含まれており、一見の健気さ、可憐さとは裏腹に、その想いは憎しみと淫欲で歪みきっている。また、ピンクと猫が好きなようで、服、アクセサリー、小物から壁紙に至るまで異常なほど徹底しており、偏執的な性格が色濃くにじみ出ている。 睡眠薬で眠らせたジュンの服を脱がせて縛り上げ、自身も全裸となって体を重ねるというその行為は、妖艶なシーンの多い本作品中でも屈指の淫猥さとなっている。 黒崎あおいと同じく、ジュンの回想や幻覚にたびたび登場し、彼女を苦しめることとなる。なお、黒崎あおいを中心とした第5話、紺野ひとみの第6話と、ジュンへの愛と欲望から狂気に堕ちた女性たちのエピソードとして連続しているが、平野監督によると、同性すら惑わせるジュンの魔性の魅力を強調するためのあえての構成だという。また、この2人の女性に限らず、和美からジュンへの想い、ジュンから和美への想いも変化が見えるシーンが盛り込まれており、作品前半の中でも重要な回となっている。 なお、外見のイメージは女優の三輪ひとみであるという。 エアリアル 腕が鎌になっているイタチ型のビースト。ギガイフェクトを起こす。 元は温かな家庭を持つ優しい人間だったが、覚醒後最初にその手にかけたのはその家族だったという。 スパーゲル 声 - 千葉一伸 スポーツキャスターが変身した、双頭の肉食恐竜型ビースト。 自らの変容を進化として誇り、獣化の様子をビデオ撮影し、マスコミ各社に送りつけた。HAによりそのビデオの放映は阻止されるも、スポーツキャスターとして出演した生放送中に自ら獣化し、世界で初めてビーストが公共放送で流れる状況を発生させた。 第20話でナペリウスの力により復活して再びジュンに襲いかかる。 アルゴス 声 - 大塚芳忠 遊園地の警備員が変身した、多数の眼球を持つビースト。眼球を飛ばして、のぞきや攻撃を行うことができる。 「眼フェチ」で、気に行った女性の眼をくり抜いて殺害していた。ジュンの眼を「最高の眼」と呼び、つけ狙う。 高島 レミ(たかしま レミ)/ フレイム 声 - 須藤祐実 千葉県市川市の団地に住む4歳の少女にして、炎のビースト。 自らや他の人物・物体の発火の他、サイコキネシスで物を自由に飛ばして攻撃することができる。 最期は、ジュンに母親(声 - 服部幸子)の面影を見ながら、灰になって崩れ落ちた。 立花(たちばな) / キルナー 声 - 藤本譲 スキャンダルのスケープゴートにされ百貨店を解雇された男が変身したカメレオン型ビースト。 元の勤務先の百貨店内に潜み、従業員を襲う。巨体ながら動きは俊敏で、かつ光学迷彩のように背景に溶け込むことができる。そのいきさつに同情したジュンに諭され平静を取り戻すも、アスカに銃撃され逆上、ギガイフェクトを起こしかけるが、軍用ヘリの銃撃により倒される。 フェイセズ 代々木公園に潜伏する、人間の顔を奪うビースト。ギガイフェクトを起こした。 漫画版『デビルマン』に登場した「ジンメン」がモチーフ。 園部 音也(そのべ おとや) / 蛇淫 声 - 宮本充 栃木県大谷に住む人気水彩画家が変身したビースト。 下半身全体が、巨大な男性器とも蛇ともつかぬ形状に変容しており、園部自身の意思に関係なく女性を襲う。女性の血を吸うことで分泌される体液は媚薬となる。 アギト 声 - 浜田賢二 坂沢に囚われていたアルコール依存症の浮浪者が変身した、巨大な口のビースト。 クラーン タコ型ビースト。 ガーディアン・クロウ カラス型ビースト。 人間を使った「モズの早贄」のような行為で仲間を増やす。他のビーストと違い、同形の個体が複数いる。代表的な個体に「ノムラさん」と「ネヅさん」がいる。 タングロフ サラリーマン風の男が変身した、ヒキガエル型ビースト。 上半身と下半身に顔がある。多くの人間を食べて驚異的な速度で大きくなり、ギガイフェクトなしでギガレディ並みの巨体に至る。 その意匠は、アニメ版『デビルマン』に登場する「バウウ」がモチーフ[要出典]。 イミテイル ヤモリ型ビースト。他人に変身する能力を持ち、和美に化けてジュンを誘惑した。 前田にナイフ1本で倒される。 その意匠は、アニメ版『デビルマン』に登場する「イヤモン」がモチーフ[要出典]。 メガワーム 霞(マルファス)に目をつけられた肥満の中年男性が変身した、ゲジ型ビースト。 湯浅母子が疎開のため利用した特急内に出現。 アスカの父 声 - 仲野裕 第20話の回想にて登場。日本人だが、存命時はアメリカのニュージャージーに在住。妻とともに白衣であることから、何らかの研究者、あるいは医療関係者であると推察される。世界最初のDBP発現例とされる。 自身のビースト化を「進化」として喜び、それを認めなかった妻(アスカの母)を殺害、それを知ったアスカに射殺される。
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