初期メンバーの装備品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:28 UTC 版)
「侍戦隊シンケンジャー」の記事における「初期メンバーの装備品」の解説
スーパー戦隊シリーズでは銃と剣が全員の共通装備である場合が多いが、本作品では侍戦隊ということで共通装備としての銃は所持していない。 ショドウフォン 初期メンバーと薫が所持する折り畳み式携帯電話型の万能ツール。通信などに使用する携帯モード・縦半分に折り畳むことで筆先を出し、文字を書くことでモヂカラを発動する筆モードの2形態をとる。変身後は右腰のホルダーに収納されている。 「一筆奏上(いっぴつそうじょう)!」の掛け声と共に、筆モードで各々が受け継いだモヂカラを宙に書き反転させ、通話ボタンを押すことでモヂカラが変化したシンケンスーツを身に纏い、変身を完了する。筆モードでは普通の筆としても用いられ、変身の際と同様に空中に文字を書くことも出来るが、書きかけの状態でしばらく経つと空中に書いた文字は消滅する。空中に書いた文字は反転させることでモヂカラが発動、文字の効果を使用できる。 携帯モードでは一般の携帯電話と同様の機能(写メール・ワンセグ・アプリケーションゲームなど)も使用出来る。作中では千明がショドウフォンでアプリゲームをしている光景が見られた。 茉子とことはのショドウフォンには、それぞれのカラーの根付ストラップが付けられており、茉子は房つきストラップに扇のミニチュアとピンクのちりめん玉がついたもの、ことはは黄色い竹鞠となっている。 300年前に作られた物は本体が木製であるなど、現代のそれとはデザインが少し異なり、彦馬はこの本体に朱色の筆先を備えたショドウフォンを使用する。企画段階では、変身アイテムとして尾が筆になっているタヌキのついているブレスレットが提案されていたが、現代の子供にはブレスレットでは訴求力が弱いとの判断から携帯電話がモチーフとなった。前作『ゴーオンジャー』が携帯電話だったため、本作品ではブレスレットにすることが検討されていたが、ゴーオングリーンとゴーオンブラックがブレスレットで変身していたことから、マスクに漢字が書いてあったため、筆で変身するものとなったものの、インパクトに欠けるため、筆にケータイが加えられた。 シンケンマル 初期メンバー5人が左腰に帯びている万能刀。秘伝ディスクの力を発動させ、モヂカラによってその威力を強化できる他、折神の操縦桿にもなる。またショドウフォンで「刀」のモヂカラを描くことで、変身前でも自在に呼び出し振るうことが出来る。 刀身は特殊合金シケンレス鋼製で、外道衆との戦闘で何回か刃を折られたこともある。また鍔の部分はプラキシノスコープになっており、セットされた秘伝ディスクを回転することにより、ディスクに描かれた模様がアニメーションとして映し出される。『銀幕版』では初代秘伝ディスクに残されたメッセージを虚空に再生している。鞘は無く、帯刀時はシンケンスーツのベルトのジョイント内部に織り込まれた「消」のモヂカラによって威力を打ち消されている。 5人全員が技ディスクを使用することで、連続で攻撃する螺旋の太刀(らせんのたち)や同時に刀の波動で攻撃する五重の太刀(ごじゅうのたち)を繰り出す。4人以下あるいはゴールドとの合体技も存在する。帯刀したままだと、アクションや芝居の邪魔になることから、素手で戦う戦士ではないため、鞘をなくして名乗り時に抜刀してそのまま戦うという、制約から生まれたアイディアのものとなった。 烈火大斬刀(れっか だいざんとう) レッド専用の巨大な刀。刀型の刀モード・大筒型の大筒モードの2形態をとる。常人では振り回すのが困難なほどの大きさであり、それを活かして敵の飛び道具に対する盾として用いられることも多い。最終幕では双ディスクの力による二刀流を披露した。 刀モードは巨大な刃でありとあらゆる物を断ち切る威力を備え、烈火の刃で敵を一刀両断する百火繚乱(ひゃっかひょうらん)という技を使える)。 大筒モードでは折神を収納する技ディスクを装填することで、変形時に使用したディスクの折神を模した五輪弾というエネルギー弾を撃ち出し、派生作品も含めこれが必殺技として多用された。発射の際にはレッド1人が構え、他のメンバーは基本的にレッドの横で控えるポーズをとっている。 まれにその回の中心となったメンバーと2人で構えることもあり、またブルーがゲストキャラのリチャード・ブラウンと2人で使用したり、ゴールドを中心にレッド以外の5人で使用したこともある。『仮面ライダーディケイド』にゲスト出演した際には、仮面ライダーディケイド コンプリートフォームが刀モードで使用した。刀身のディテールは、噴火する富士山を象っている。 企画段階では、合体武器も検討されていたが、東映プロデューサーの宇都宮孝明の意向により大きな刀となった。最初は実際に持てないくらいの大きな刀を振り回したいという要望からCGでやる方向で話が進んでいた。当初は秘伝ディスク5枚を並べてセットする形状が提案されていたが、玩具が子供には持てない大きさになるため不採用となり、バンダイ側の提案によりバズーカの要素が加えられた。バンダイデザイナーの野中剛は、なりきり玩具では劇中の楽しさを表現しきれなかったと述懐している。 シンケンレッドのスーツアクターを務めた福沢博文は、後年のインタビューで思い出深い武器に挙げており、プロップの重量があり、屋外では風の抵抗を受けるなど、扱いが難しかったことを語っている。第一幕・第二幕ではワイヤーを一部のシーンで使用している。またシンケンレッド(薫)のスーツアクターを務めた蜂須賀祐一も、烈火大斬刀のプロップが重かったため蹴り上げるしかなかったことを証言している。 ウォーターアロー ブルー専用の弓。水の矢で厚さ50cmのコンクリートを射貫く明鏡止水(めいきょうしすい)という技を使用出来る。ブルーの戦士が弓矢を使うという設定は、『秘密戦隊ゴレンジャー』のアオレンジャーを踏襲している。 ヘブンファン ピンク専用の扇。最大瞬間風速100m/sのトルネードで敵を吹き飛ばす迫力満天(はくりょくまんてん)という技を使用出来る。 ウッドスピア グリーン専用の長槍。モヂカラを込めることで柄の長さを変えることが可能。大量の木の葉で相手の目をくらませる木の葉隠し(このはがくし)や2.5tの圧力で敵を一掃する大木晩成(たいきばんせい)という技を使用出来る。 ランドスライサー イエロー専用の大型手裏剣。スライサーを投げて最高時速300km/hで敵を吹き飛ばす奮闘土力(ふんとうどりょく)という技を使用出来る。手裏剣という設定は、初期案でメンバーに忍者が存在していたことの名残である。
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初期メンバーの装備品
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「海賊戦隊ゴーカイジャー」の記事における「初期メンバーの装備品」の解説
変身携帯モバイレーツ 初期メンバーの変身アイテムである折り畳み式携帯電話型アイテム。 本体に設置された鍵穴へレンジャーキーを挿し込んで回すことで、ディスプレイ部分が展開してゴーカイジャーのマークとなってセットしたキーの戦隊名が電子音声で発され、キーに対応した戦士に変身する。モバイレーツとレンジャーキーを別々の人間が持っている状態でレンジャーキーを差し込んだ場合はモバイレーツを持っている人間が変身する。ゴーカイジャーを経由せずに直接レジェンドへの変身も可能。変身に要する時間はわずか0.1ミリ秒(10000分の1秒)である。 使用者に制限はなく、モバイレーツ・レンジャーキーさえあれば一般人でも変身・武器の使用自体は可能だが、力を引き出すには個人の力量も問われる。 キーに対応した戦士に変身することで、その戦士の能力を使用できるが、その戦士と同じ力を出せるとは限らない。また、ゴーカイジャーはオリジナルの戦士にはない新しい技を使用することもあった。デザインはスマートフォンをモチーフとする案もあったが、ギミックの多彩さや海賊というクラシカルなモチーフであることから、従来型の携帯電話がモチーフとなった。音声は個別の戦士名を入れることも検討されていたが、わかりやすさや収録数が多くなることなどから戦隊名のみとなった。 ゴーカイサーベル 初期メンバーの武器であるハイパワーカットラスタイプカスタム剣。セットされたハイパワージェネレーターによって、強力なエネルギーをブレード部分に送り込み、鋭い切れ味を生み出す。 ゴーカイガン 初期メンバーの武器であるハイパワーマケットタイプカスタム銃。ゴーカイサーベル同様、セットされたハイパワージェネレーターによって、エネルギー光弾を生成し、秒間10発を発射する。300メートル以上の射程距離を誇る。 どちらの武器も変身前でも使用可能で、かつては赤き海賊団の武器でもあった。戦闘中は互いの武器を交換し、二刀流・二丁拳銃に切り替えるコンビネーション攻撃も見せる。基本的にブルー・イエローが二刀流、グリーン・ピンクが二丁拳銃、レッドが剣・拳銃を併用して戦う。どちらもワイヤーを射出可能で、フックショット・鞭のような変則攻撃武器としても使用可能。サーベルは片手に二つ以上持つことで連結型と呼ばれる形状に変化する。使用するレンジャーキーは基本的にゴーカイジャーのキーだが、各々が複数の武器で必殺技を発動する場合はそれ以外のキーも使用する。 レジェンドに豪快チェンジした際はこれらの武器もレジェンドの武器になるため、何らかの理由で武器が使えなくなると同時にレジェンドの武器も使えなくなる。第10話では、ジャッカー電撃隊に豪快チェンジした5人が使用したビッグボンバーが、使用後にゴーカイサーベルとゴーカイガンに戻る描写がある。当初は舵輪をモチーフとし銃と剣が合体するギミックが検討されていたが、ややこしいという宇都宮の指摘により武器の持ち替えで各キャラクターの個性を出すこととなった。サーベルの連結は撮影側の案によるものであり、玩具では再現できない。 ワイヤーでのアクションはCGによって処理されている。アクション監督の石垣広文によれば、当初ゴーカイガンは火薬を用いていたが、予算の都合により途中からCG処理になった。
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