三千院家関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 05:58 UTC 版)
「ハヤテのごとく!の登場人物」の記事における「三千院家関係者」の解説
当主は三千院財閥の長である帝。直接の血縁は孫のナギのみ(帝の妹の娘であるヒスイとジェニーも血縁のはずだが、何故か除外されている)。その財力は作中で他者を(第2位さえも)はるかに超越する第1位である。物語はナギと彼女に仕えるハヤテとマリアを中心に展開していく。帝は石油王であるほか、M.H.E(ミカド・ハイパー・エナジー)は三千院家の傘下にある。 綾崎 ハヤテ(あやさき ハヤテ) 声 - 白石涼子 演 - ジョージ・フー 本作の主人公で、ナギに雇われて三千院家に仕えるようになった執事。両親が作った1億5680万4000円の借金を背負っており、自他ともに認める不幸体質で度々トラブルに巻き込まれる。 詳細は「綾崎ハヤテ」を参照 三千院 ナギ(さんぜんいん ナギ) 声 - 釘宮理恵 演 - パク・シネ 本作のヒロインであり、メインヒロイン。三千院家の令嬢。気は強いが若干ひきこもり気味で漫画・アニメ・ゲームが好き。ハヤテと自分が相思相愛だと思っている。 詳細は「三千院ナギ」を参照 マリア 声 - 田中理恵 演 - ティア・リー ヒロインの1人。三千院家に仕える美人で有能なハウスメイド。ハヤテとナギにとって年上のお姉さんのような存在。 詳細は「マリア (ハヤテのごとく!)」を参照 クラウス / 倉臼 征史郎(くらうす せいしろう) 声 - 三宅健太 三千院家の執事長。1946年4月18日生まれのA型。59歳(初登場時58歳)。身長181cm。体重80kg。独身。 カタカナで呼ばれるがれっきとした日本人で、カイゼル髭が自慢。お金で物事を解決するのが老人の戦い方だと思っているが、本当はかなり有能で強い。必殺技はクラウスキック。姫神が辞めて以降、ナギの後任執事を自ら探していた。 サンデー掲載時のキャラクター紹介に「ハヤテをクビにしようとしている」と書かれている。女装したハヤテに惚れたこともある。 ナギには嫌われ気味で、いろいろと問題を起こすためナギやマリアにクビにしたほうがいいと言われてしまったこともある。 ナギが三千院家の屋敷を追われることになった時、帝からナギとの同行を禁じられた。 かつては紫子付きの執事で、その頃は長髪のイケメンでメガネをかけていなかった。29歳の時に幼い頃の紫子(当時6歳)に求婚されており、その時に彼女からの結納品として別棟ムラサキノヤカタを手に入れている。ナギが三千院家の屋敷から出ていくことになったため、ナギたちの新居としてムラサキノヤカタはナギに引き渡した。その後は一人で三千院家別宅の管理を住み込みでしている。 初期はかなり上位の存在で、渋くてかっこいいナイスミドルとして登場していたが次第に出番が少なくなり、近年はそれをネタにされることもある。さらにナギやマリアにも存在を忘れられて悲観の余り生霊となったり、タマにパスポートを焼かれたり(ただしタマはハヤテのパスポートを焼いたと思っていた)とかなり悲惨な役回りとなっている。原作より出番の多いアニメでは変態度が強調され、その系統のキャラクターとして定着しつつある。アニメ第4期ではハヤテと交代制でムラサキノヤカタの執事を担当している様子が描写された。 三千院 帝(さんぜんいん みかど) 声 - 西村知道 ナギの母方の祖父。妻と娘(紫子)は他界しており、現在の直接的な血縁は孫のナギだけであるが嫌われている(ヒスイとジェニーの母親である妹の生死は不明)。ナギには厳しいが、マリア・愛歌には弱い。 かなりの慧眼でシリアスな雰囲気を携えている一方、声優のライブを鑑賞したり、月箱を購入しようとするなどオタク趣味を持つ描写もあり、人物像は一定しない。ハヤテ・愛歌に謎のペンダント、全部で9個ある秘宝「王玉」を与えた。自身も王玉のペンダントを持っている。幼い日のアテネが滞在した「王族の庭城(ロイヤル・ガーデン)」にも関わりを持つらしく、アテネ・姫神と共犯だと述べている。幼い日にハヤテが出会ったサンタを思わせる描写がある。白皇学院の5人の理事の内の一人。 親戚中に「ナギに泣いて謝らせることができた者(継承候補者に限る)に三千院家の遺産を全て相続させる」と宣言したが、後にハヤテの希望により「まずはハヤテを亡き者にすること」に条件を変更した。ハヤテの持つ王玉がナギによって破壊されたため、公約通りナギに三千院家の遺産の相続権の消失と三千院家の屋敷からの追放を言い渡したが、ハヤテの直談判でハヤテが王玉を手に入れれば相続候補の一人とし、屋敷にも返すことを約束した。 三千院 紫子(さんぜんいん ゆかりこ) 声 - 皆口裕子 帝の一人娘でナギの母。1968年12月23日生まれのAB型。享年28。身長152cm(生前)、体重40kg(生前)。バストはEカップ。 ニックネームは「ゆっきゅん」。所謂天然で「一人では何も出来ず、しかしだからこそ誰からも愛される」ような好人物。栗色の髪をしている他は、ナギとよく似た、ナギが大人になったような容姿をしており、普段はチェックのストールを愛用。初穂やナギによれば、どこか「ハヤテと似ている」という。ナギを深く愛しており、ハヤテに夢の中で「ナギのことをよろしくお願いね」と頼んだ。伊澄の母親である初穂とワタルの母親である美琴からは姉のように慕われていた。昔かくれんぼをして遊んでいた際に、「伝説の秘宝」である「王玉」を見つけた。ラスベガス空港のスロットマシーンで大当たりするなど、幸運であったという。 体がとても弱かったらしく、入退院を繰り返していた。1997年3月13日(ナギが5歳の時)に他界。新婚旅行の思い出の地である下田にある小さなお墓で、ナギが物心つく前に亡くなった夫と共に眠っている。命日にはナギや縁のある人達が下田に集う。 幼少の頃はクラウスに惚れている様子があり、言葉の綾でムラサキノヤカタをクラウスに取られてからも、いつかムラサキノヤカタの地にタワーマンションを建ててそこに一緒に住むことを一匹の野良猫と約束した。 第12巻の巻末のおまけページに登場し、底抜けに明るい調子の天然ボケと毒舌で盛り上げ、第13巻と第16巻、第24巻、第28巻では巻末を担当した。 また、「神様に選ばれたような人」とアテネに表現されており、「王族の庭城」に入った描写がある。 「王族の庭城」へ入る前、綾崎ハヤテの兄であるイクサに助けられたと思わせる一コマがある(第18巻第3話4頁)。時期、愛用しているチェックのストール、手の出し方、口調などから、三千院紫子と考えられる。 ただし、18巻と25巻の回想シーンでは、インナーの色の違い(白⇒黒)がある。 元は作者の未発表作品に登場するヒロインの母親。 アニメ第1期第24話にワタルの幼少時代エピソードで登場。EDのスタッフロールでは「ナギの母」だった。 アニメ第3期では泥棒のシン・ハイエックと出会い執事にし結婚していたことが語られている。第7話冒頭コントでは自身を「ゆっきゅん」と名乗っていた。タヌキ 声 - 日高里菜 アニメ第3作の最終夜にて初登場。ハヤテが永遠回路・黒椿の中で遭遇した狸のぬいぐるみの姿をした住人。ハヤテに対して「黒椿が不幸を招くのは、黒椿の中に閉じ込められた魂が嘆くから」、「誰かに自分の魂と引換えに幸運を分け与えたければ、女装して魂のステージで熱唱しなければならない」と説明した。 アニメ第4作・第11・12話では時計男と共にハヤテの夢の中に登場。ハヤテが真夜中12時までに誰かとキスをしなければ「黒椿の嘆き」によって「ナギとの永遠の別れが訪れる」と語った。その正体は黒椿の中に留まっていた三千院紫子の魂であり、ナギがハヤテや仲間達と共にある事を見届け、安堵しながら時計男(シン・ハイエック)と共に消滅した。 初柴ヒスイ(はつしば ひすい) ナギの4人目の友人で、帝の妹の娘。ジェニーの姉でもある。人並み外れた強欲さで三千院家の財産に固執しており、メイドの夜空を従えて暗躍している。王玉の絡む物語全体の謎についても、色々と知っている節がある。れっきとした遺産相続候補者の一人だが、帝は彼女にだけは絶対に遺産を譲らないと決めている。顔の右側に大きな傷痕があるが、詳細は不明。 法仙 夜空(ほうせん よぞら) ハヤテがタマをムラサキノヤカタに移送するときに出会った謎の少女。後にムラサキノヤカタに部屋を借りに来るが、ナギにはねつけられた。ムラサキノヤカタの土地や王玉の秘密に関わる「28代目」の写真を狙っている。行動の目的は「王城の箱庭」にあるようで、そこに入るために王玉と、その候補者を狙っている。ムラサキノヤカタに封印されていた「王城の箱庭」にあった棺が発見された際にはそれを処分している。式神らしきものを使っていたり、伊澄の符術さえも受け止めるなど人間離れした戦闘力を持つ。2700年以上前から存在しているかのような言動が見られるが、真相は不明。現在はヒスイに仕えるメイドであり、ヒスイの意に従って行動している模様。 ジェニー 声 - 佐藤利奈 ヒスイの妹。片言でしゃべる。ナギが母親が亡くなった直後にアフリカに行った時、ナギがタマと出会った際に一緒に行っていた。当時の年齢は4歳とのことだが、ナギの回想の中では長身かつスタイルが良い金髪の女性で、大人にしか見えない。忍術口寄せの術を使い、動物と話すことができる。銃を背負っているが、実は税関の土産物コーナーで購入した銃型ライター。 姫神 葵(ひめがみ あおい) ハヤテの前のナギの執事。ナギと仲が良かったようだが、三千院家から出て行った。 必殺技「三千院奥義」の使い手。シスターが聞いた噂によると、王族の力を奪おうとして解任されたとのこと。また、「王族の庭城」にあった棺の中から幼少期の姫神が写った写真が出てきている。 咲夜からは「姫神にーやん」と呼ばれていた。 小説版第1弾の設定ではボイラー室の地下4,000メートルに原子炉を作っている。これは練馬全体の電力をまかなえるらしく、いくら制御棒を抜き差ししても壊れない。 作者は原作とアニメの姫神は姓は同じでも全くの別人であり、下の名前も違うとコメントしている。よってアニメでは登場していない。アニメの姫神に関しては下記を参照。 ナギのSPのみなさん 声 - 大須賀純(第1期)、相馬幸人(第2期)、佐々木啓夫(第2期)、川上貴史(SP隊長 / SP001) ナギの身辺警護に当たる黒服の大男たち。各人に数字のコードネームがついている。アニメ第34話によると2000人位いるとのことだが、ナギは全員の顔とコードネームを把握している。 マリアの付き人のように行動することが多く、給与関係を握られているため主のナギを差し置いてマリアに従うこともある。心配性だが、実際には警護の仕事を全うできておらず、ナギをすぐ見失うなど間が抜けている。そのため最終的には執事のハヤテに頼る形になることが多いが、一方でアニメではハヤテのことを「お嬢さまの執事」と敬称を付けずに呼んでいた他、カバー裏漫画ではナギの命令でハヤテをボコボコにしている。 シン・ハイエック 下記を参照。 牧瀬恋葉(まきせこのは) クラウスと同様、帝が王玉を邸宅の地下に隠し持つ際雇ったバイト警備員。ハヤテに買収され、後に惚れる。
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