ロマンチック‐バレエ【romantic ballet】
バレエ
(ロマンティック・バレエ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 06:37 UTC 版)
バレエ(仏: ballet[注釈 1][注釈 2])は、西ヨーロッパで発生し広まった、歌詞・台詞を伴わない舞台舞踊。及びその作品を構成する個々のダンス。
注釈
出典
- ^ “バレエを裏で支える人々Vol.2リノリウムの役割と重要性:バレエスタジオ施工専門 アテールに聞く~日々のレッスンをより充実したものにするために~”. バレエナビ (2018年12月14日). 2021年6月24日閲覧。
- ^ 地球ドラマチック~エトワールをめざして~パリ・オペラ座バレエ学校の子どもたち - NHKEテレ 前編2013年3月16日19時放送、後編2013年3月23日19時放送
- ^ 2014年5月11日中日新聞朝刊サンデー版
- ^ a b c 2014年2月3日中日新聞朝刊1面
- ^ a b “『バレエ教育に関する全国調査2016』調査結果” (PDF). 昭和音楽大学バレエ研究所. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “くだん書房”. www.kudan.jp. 2023年4月24日閲覧。
- ^ “『バレエ星』(谷ゆき子)ロングレビュー! バレエの稽古で滝行!? ありえない超展開でも、読めば一気に谷ワールドに引きこまれてしまう幻のバレエマンガが、50年の時を経て完全復刻!!”. 宝島社「このマンガがすごい!」編集部. 2022年12月3日閲覧。
ロマンティック・バレエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 05:57 UTC 版)
18世紀後半にフランス革命が起こると、伝統や権威に反発し自由で神秘的なものを重んじるロマン主義がヨーロッパを席巻し、ロマンティック・バレエ(ロマン主義に基づくバレエ)が誕生した。「ラ・シルフィード」「ジゼル」に代表され、妖精や悪魔が登場する幻想的なもの、エキゾチックな異国趣味のものが多い。くるぶし丈のふんわりとしたチュチュを着た女性ダンサーの、ポワント(つま先立ち)の技法による軽やかな動きが特徴。ロマンティック・バレエで用いられるチュチュは、特にロマンティック・チュチュと呼ばれる。 ロマンティック・バレエは現在踊られているバレエの中で最も古い形式のものであり、ロマンティック・バレエによりバレエは現在のものとほぼ同じものに完成した。バレエ・ダクシオンの提唱もあり、後に誕生するクラシック・バレエよりも、踊りによってストーリーを表現する演劇としての要素は強い。 エドガー・ドガがバレエダンサーを描いていた頃、バレエダンサーは現在と違い地位の低い人が身を立てるためにやっていたため、バレエダンサーは蔑まれていた。主役以外のダンサーは薄給で生活しており、パトロン無しでは生活するのが困難だったとされる。パトロン達は当然男性が多く、女性ダンサーを娼婦の如く扱っていたと言われる。かくして、フランスのバレエ界から男性ダンサーはいなくなり、フランスのバレエは低俗化することになる。 1832年「ラ・シルフィード」でマリー・タリオーニが本格的にポワントで踊り、オペラ座で大成功をおさめた。この作品によりロマンティック・バレエが確立されたと言われる。ヨーロッパ中で人気を博すも、フランスのバレエの低俗化と、ロマン主義の衰退と共にロマンティック・バレエは衰退し、1870年の「コッペリア」などを最後にフランスではバレエそのものが演じられないようになる。
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