ヴィリ_(漫画)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヴィリ_(漫画)の意味・解説 

ヴィリ (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 19:13 UTC 版)

ヴィリ
ジャンル バレエ漫画
漫画
作者 山岸凉子
出版社 メディアファクトリー
掲載誌 ダ・ヴィンチ
レーベル MFコミックス ダ・ヴィンチ
発表号 2007年1月号 - 9月号
発表期間 2006年 - 2007年
巻数 全1巻
話数 全8話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ヴィリ』は、山岸凉子による日本漫画メディアファクトリーの雑誌『ダ・ヴィンチ』にて、2006年から2007年にかけて8回にわたって連載された[1]。山岸の『ダ・ヴィンチ』連載作としては第2作に当たり、『舞姫 テレプシコーラ』の第1部と第2部の間に描かれた作品である。

タイトルにもなっているヴィリとは、結婚直前に亡くなった女性(それもたいていは処女とされる)が精霊(日本人的感覚で言えば幽霊に近い)になったもの。バレエ『ジゼル』に登場し、一般にはウィリーと呼ばれる[2]

あらすじ

東山礼奈は、親から受け継いだバレエ団を運営しており、自身ももはや若くはないが天才的な美貌のバレリーナである。しばらく表舞台からは遠ざかっていたが、本公演にも匹敵する発表会として『ジゼル』全幕の上演を企画、久々に自らタイトルロールを踊るのを機に、本格的な舞台復帰を決意する。パトロンとなったIT起業家の高遠は自分に気があると信じて疑わず、公私ともに充実した日々を送っていた。そんな礼奈の懸念は、バレエへの情熱が感じられず、摂食障害気味の上、怪我をしたりする実娘・舞のことと、一度は東山バレエ団を出てドイツのカンパニーに移籍していたが、日本に戻ってきた真美を再び受け入れてしまったことであった。礼奈はそんな雑念をも振り払い、順調にレッスンを進めていく。

公演も近づいてきたある日、高遠から食事に招かれた礼奈は、彼からの正式なプロポーズを期待する。しかし、彼から告げられたのは、事もあろうに娘・舞とのショッキングな関係だった。礼奈はあまりの打撃に、『ジゼル』を踊ることが出来なくなってしまう。自分にはバレエが全てだと信じて生きてきた礼奈。自己しか愛せない愚かな自分の姿。混乱したまま本番の劇場の下見に出向いた礼奈は、何かに誘われるように舞台の奈落に転落してしまう。

書誌情報

脚注

出典

  1. ^ 山岸凉子『ヴィリ』メディアファクトリー<MFコミックス>、2007年10月31日、初出一覧
  2. ^ 山岸凉子『ヴィリ』メディアファクトリー<MFコミックス>、2007年10月31日、帯および表紙カバー折り返し





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴィリ_(漫画)」の関連用語

ヴィリ_(漫画)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴィリ_(漫画)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴィリ (漫画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS