フィンチ家の人物とは? わかりやすく解説

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フィンチ家の人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 08:55 UTC 版)

フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」の記事における「フィンチ家の人物」の解説

物語内でエピソード語られる順に記載エピソードは必ずしも時系列順ではない。人物同士関係性については「家系図」を参照モリー (Molly) エディス大伯母10歳没。 死亡する直前日記では、自身体験したという不思議な出来事について次のように記している。夕食抜きのまま母のイーディ寝かしつけられ夜に目を覚ましたモリーは、空腹を癒やそうと部屋中にあったネズミの餌や練歯磨きなどを食べ続けていると、窓の外に1羽のツバメ発見する。そのツバメに手を伸ばそうとした次の瞬間自身の体はネコになっていた。モリーツバメ追いかけ捕食するその後、姿をフクロウサメ変えながら動物をさらに捕食していき、最後にヘビのような姿で人間襲い掛かる。ここでモリーは突然元の姿に戻るが、結局自身空腹感満たされなかった。 理由不明だが、エディスの母のドーン飼い猫モリー名付けている。 オーディン (Odin) エディス高祖父56歳または57歳没。生没年判明している登場人物の中で最も生年早い。 妻のインゲボルグIngeborg)と生後間もない息子ヨハンJohann)の死をきっかけ居住地ノルウェーからの移住決意し1937年1月7日巨大な船に家を丸ごと乗せ家族とともに出航する。しかし、アメリカ・ワシントン州の沖合高波襲われこの際命を落とす残された家族(娘のイーディとその夫のスヴェン(Sven Hoffstad Finch)、孫娘モリー)は移住の地であるワシントン州オーカス島(英語版)への到着後に墓地作りオーディン葬る。 カルビン (Calvin) エディス大伯父11歳没。 崖沿いの木の枝吊られブランコ乗り勢いをつけて一回転させよう試みる。傍で無理だと言っていた双子の弟のサムは母イーディから呼ばれ食事をとりに屋敷戻ったが、前年姉バーバラ葬儀の際にもう絶対に怖がらない誓ったことを胸に漕ぎ続けていると、ついに一回転させることに成功する。しかし、勢いあまって体が崖の向こう飛び出すバーバラ (Barbara) エディス大伯母16歳没。 幼少期には子役スターとして名を馳せた成長後苦悩重ねる。 エディスバーバラ部屋の中で見つけたホラーコミックには、屋敷内怪物扮しファン集団バーバラ襲われ殺害されたとする死亡日の顛末描かれているが、読了したエディスは「馬鹿げてた」と内容一蹴している。 ウォルター (Walter) エディス大叔父52歳没。 姉のバーバラと兄のカルビンを続けて亡くした現実から逃れるように屋敷地下シェルター移り住み、そこで30年以上にわたり生活するシェルターでは定時になると内部大きく振動する現象長年にわたり続いていたが、2005年3月24日には振動起こらず1週間経過した3月31日になって止まったままだった。これを機にシェルターからの脱出決意しハンマー外壁砕いて外へ出ると、そこは線路敷かれトンネル内部だった。少し歩いてトンネル抜けると太陽の光包まれるが、直後列車走行音警笛のような轟音が響く。 ウォルター死去時点エディス6歳だったが、直接会うことはな居場所についても知らされなかった。 サム (Sam) エディス祖父33歳没。1番目の妻ケイKay Carlyle)との間に1女2男の子供がおり、後に別の女性名前不詳)と再婚している。 趣味写真撮影兼ねて、娘のドーンとともに渓谷狩り出かける風景互いの姿を写真収めている中で小高いの上に1頭のシカ発見したため、嫌がるドーン猟銃持たせてシカを狙うように指示し発射した弾が命中するその後カメラセルフタイマーセットして獲物傍にいる自身の姿を撮ろうとするが、瀕死シカが突然暴れたためバランス崩しシャッター切られるタイミング同時に崖下転落するグレゴリー (Gregory) エディス叔父1歳没。 浴室での入浴中、傍にいた母親ケイサムからの電話に気を取られその場離れるが、直後蛇口の栓が回って浴槽水位上がり体が沈む。 グレゴリー場面BGMには、ピョートル・チャイコフスキー作曲バレエ音楽くるみ割り人形』より「花のワルツ」が使用されている。 ガス (Gus) エディス叔父13歳没。 屋敷の外にある海岸沿いの庭で父サム再婚を祝う結婚式開かれたが、再婚に対して激し拒絶感を抱いていたため、式に参加せず離れた場所でカイト飛ばし続ける。そうした中、当初晴れていた空が次第曇り始め、やがて強風を伴う雷雨となる。人々テント退避する強風はそのテント吹き飛ばし、外にいたガス飛散物直撃するミルトン (Milton) エディス次兄エディス4歳の時(ミルトン10歳から11歳の時)に突如姿を消し行方不明となる。 10歳誕生日曾祖母エディスから小屋与えてられて以降その中で油絵没頭していた。小屋内の祭壇置かれている「魔法の絵筆(The Magic Paintbrush)」と題したフリップブックには、ミルトン思われる人物大きなキャンバスに扉を描いた後、その扉を開き中へ入っていく様子描かれている。 ミルトン部屋にはGiant Sparrow開発した前作The Unfinished Swan』で用いられ画像が壁に描かれており、本作ディレクターIan Dallasミルトン前作物語の王になったとしている。 ルイス (Lewis) エディス長兄21歳没。 弟のミルトン失踪機に部屋閉じこもり薬物中毒にも陥っていたが、その後、母ドーンから紹介され缶詰工場働き始める。仕事内容ベルトコンベア次々運ばれてくる頭部切断していくだけの単調なものだが、その作業中に自身分身である冒険者ファンタジー世界旅するという白昼夢を見るようになる。その世界は回を追うごとに描写詳細になっていき、旅の最終地点である宮殿辿り着くころには白昼夢世界こそが現実だという考えに至る。宮殿広間待っていた王族から冠を差し出され冒険者は、その場置かれギロチンのような装置の前で頭をかがめ、鋭く重厚な金属音とともに冒険は終わる。 イーディ (Edie) エディス曾祖母93歳没。名前は「イーディスSr.(Edith Sr.)」とも呼ばれる。夫のスヴェンは、自身制作していた竜の形の木製滑り台崩れて下敷きになり49歳亡くなっている。 一族多くの死を見つめ続け各人墓石デザインも自ら行っている。孫のドーン曾孫エディス屋敷出ていくことになった夜にこれまでのフィンチ家の物語伝えるため自身記した本をエディスに託そうとするがドーンにより阻止されエディス引きずるように車に乗せたドーンそのまま屋敷後にする翌朝イーディ世話を行う介護施設担当者屋敷訪れると、そこにイーディの姿はなかった。 ドーン (Dawn) エディスの母。47歳または48歳没。学生時代訪れたインドコルカタで夫となるサンジェイ(Sanjay Kumar)と出会い卒業後にインド移住するが、2002年に夫を亡くしたことを機に屋敷へ戻る。 一族の死の歴史自分の子供に伝えたくないという思い強くエディスから尋ねられても多く語ろうとしなかった。長男ルイス葬儀終えた後、一族「呪い」から逃れるためエディスとともに屋敷を出る決意をする。その後転居繰り返しながらも2人平穏に暮らしていたが、屋敷出てから数年後病気がちになり、やがて死を迎える。 エディス (Edith) 主人公。「イーディスJr.Edith Jr.)」とも呼ばれる物語本編では17歳で、妊娠22週目。相手男性について一切明かされない。 11歳時に屋敷を出るが母の死後に形見の鍵を手にして屋敷再訪し、フィンチ家の歴史辿りながら、生まれ来る子供伝えメッセージノート書き記していく。 物語冒頭エディスノート持った人物フェリーで島に向かう場面挿入されるが、この人物はエディスの子供であることがエンディング明かされるエンディングではエディス子供との対面前に死去したことが示唆され子供墓前に花を手向ける場面で物語幕を閉じる。

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