今年の人
別名:パーソン・オブ・ザ・イヤー
英語:Person of the Year
米国のニュース雑誌「TIME」が毎年末に発表している、その年に世界で最も話題となった人、あるいは活躍した人。
「今年の人」は、TIMEの独自の選考基準により、基本的に毎年1名が選出されている。ただし必ず特定個人が選ばれるわけではなく、特定の多数の人々、あるいは不特定の人々、さらにはコンピュータや地球といった人でないものが選出されることもある。2006年は、ブログやSNSといったインターネット上のソーシャルサービスの台頭を背景に、今年の人に「you」(あなた)が選ばれている。
・2007年の今年の人はロシア連邦大統領プーチン
・2008年の今年の人はバラク・オバマ第44代大統領
・2009年の今年の人は米国の中央銀行に相当する連邦準備制度理事会の議長ベン・バーナンキ
・2010年の今年の人はSNS「Facebook」の創業者マーク・ザッカーバーグ
2011年は、中東の「アラブの春」や「ウォール街デモ」を背景として「The Protester」(抗議する人)が今年の人とされた。「TIME」誌の表紙には、半ば顔を隠した(イスラム圏の衣装にも見える)装いの人物が掲げられた。
2012年の「今年の人」は、米国大統領選挙で再選を果たしたバラク・オバマが選ばれた。なお、ツイッター上でオバマ大統領が自身の再任を報告した際のツイートは、累計81万回以上リツイートされ、2012年の「ゴールデンツイート」に選ばれている。
2013年の「今年の人」はローマ教皇フランチェスコ1世(Pope Francis)である。
2014年の「今年の人」には、同年のエボラ出血熱(EVD)の大流行を背景に、エボラ出血熱の対応に従事したすべての医療関係者を「エボラと闘う人たち」(The Ebola Fighters)として顕彰した。
関連サイト:
Person of the Year(英語)
パーソン・オブ・ザ・イヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/25 19:33 UTC 版)
パーソン・オブ・ザ・イヤー(英語: Person of the Year)または今年の人は、アメリカ合衆国のニュース雑誌「タイム」の編集部が年1回年末[1]、その年の「良くも悪くもその年の出来事に最も影響を与えた」人物(またはグループ、物など)を特集し、そのプロフィールを掲載するものである[2]。その号の表紙には、パーソン・オブ・ザ・イヤーの肖像が掲げられる。
- 1 パーソン・オブ・ザ・イヤーとは
- 2 パーソン・オブ・ザ・イヤーの概要
パーソン・オブ・ザ・イヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:37 UTC 版)
「タイム (雑誌)」の記事における「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の解説
詳細は「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を参照 『タイム』誌の中で最も有名な特集は、毎年恒例のパーソン・オブ・ザ・イヤーの表紙記事である。これは、その年のニュースに最も影響を与えた個人や団体を選ぶものである。これは「良くも悪くも」その年の流れに最も影響を与えた人物に贈られるとされており、必ずしも「名誉」とは限らない。過去には、アドルフ・ヒトラーやヨシフ・スターリンなども選出されている。 受取人が必ずしも個人または人間であるとは限らない。例えば1983年1月3日にコンピュータが「マシーン・オブ・ザ・イヤー」と認められた。1989年には“危険にさらされた地球”が「プラネット・オブ・ザ・イヤー」と名づけられた。1999年にはアルバート・アインシュタインが「パーソン・オブ・ザ・センチュリー」に選ばれた。 2006年には、Web 2.0のコンテンツ生成者としての「あなた」(You)が選ばれたが、概念が創造的であると考える人がいた一方、その年の実在の人物を望んだ人もいた。またベネズエラのウゴ・チャベス大統領であると述べた人もいる。
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