取り消された選出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 19:17 UTC 版)
「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の記事における「取り消された選出」の解説
1941年にはディズニーのアニメ映画のキャラクター「ダンボ」がマーマル・オブ・ザ・イヤー(Mammal of the Year)として選出されており、正式な肖像画風の表紙が作成されていた。しかし、12月7日の真珠湾攻撃を受けて表紙はフランクリン・ルーズベルト米大統領に変更された。ルーズベルトは3回目の選出だった。なお、ダンボのマーマル・オブ・ザ・イヤーとしてのプロフィールは、同じ号の中程に掲載されている。 映画監督のマイケル・ムーアは、2004年のパーソン・オブ・ザ・イヤーは自分とメル・ギブソンだったはずだと主張している。この年に公開されたムーアの政治ドキュメンタリー『華氏911』は物議を醸したが、ドキュメンタリー映画としては史上最高の興行収入を記録した。同じ年に公開されたギブソンの監督作品『パッション』もまた、興行的に成功したが、大きな論争を巻き起こした。ムーアはインタビューで次のように語った。「2004年の(米大統領)選挙直後にタイム誌の編集者から電話がありました。彼は、『タイム誌があなたとメル・ギブソンをタイムのパーソン・オブ・ザ・イヤーに選んで、メルとマイクが右と左に表紙を飾ることになりました』と言っていました。『やってほしいことは、お互いにポーズをとって写真を撮って、一緒にインタビューを受けてもらうだけです。』私は『OK』と言いました。彼らはメルに電話して、彼も同意しました。彼らはLAで日時を決めてくれました。私はそこへ行くことになりました。彼はオーストラリアからやって来ました。彼が家に帰ったときに何かが起きて……。次の瞬間、メルが電話をかけてきて『俺はやらない』と言いました。『よく考えてみたが、それは正しいことではない。』と。それで彼ら(タイム誌)はブッシュを表紙にしたのです。」 2017年11月24日、ドナルド・トランプ米大統領はツイッターに、彼が拒否していたインタビューと写真撮影をすることと引き換えに、2度目のパーソン・オブ・ザ・イヤーに「おそらく」選出されるだろうと投稿した。タイム誌は、次点に挙げられたトランプとの間でそのような約束や条件を交わしたことを否定した。
※この「取り消された選出」の解説は、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の解説の一部です。
「取り消された選出」を含む「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の記事については、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の概要を参照ください。
- 取り消された選出のページへのリンク