マリア・レッサ
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Maria Ressa
マリア・レッサ |
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マリア・レッサ(2021)
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生誕 | Maria Angelita Delfin Aycardo 1963年10月2日(61歳) ![]() |
市民権 | ![]() ![]() |
教育 | プリンストン大学 |
受賞 | ノーベル平和賞(2021)、ユネスコ/ギレルモ・カノ世界報道自由賞(2021) |
公式サイト | Official website |
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マリア・レッサ(Maria Ressa、1963年10月2日 - )は、フィリピンのジャーナリスト[1]。
CNNのフィリピン・マニラ支局とインドネシア・ジャカルタ支局の開設、運営などに携わった後、フィリピンのテレビ局ABS-CBNのニュース部門を率いた[1]。2012年、フィリピンでニュースサイト『ラップラー』を共同で創設し[1]、ドゥテルテ政権の強権的な政治に対して、調査報道に基づき批判した[1]。2021年、ノーベル平和賞受賞[2][1]。同年、ユネスコ/ギレルモ・カノ世界報道自由賞を受賞した[1]。2023年7月、コロンビア大学国際公共政策大学院教授に就任した。
当初はTwitterやFacebookなどのSNSに好意的で、市民ジャーナリズムによって権力を監視し、民主主義を発展させる力を持ちうると考えていた。しかし、やがて、SNSが偽情報や陰謀論を広めたり、社会の分断を拡大させることに危機感を持つようになった。自身も、フィリピンで立ち上げたニュースサイトがドゥテルテ政権に敵視され、逮捕の対象とされるようになった[3][1]。
著書
- 竹田円 訳『偽情報と独裁者 SNS時代の危機に立ち向かう』河出書房新社、2023年4月24日。ISBN 978-4-309-23129-7。(電子版あり)
脚注
- ^ a b c d e f g マリア・レッサ 著、竹田円 訳『偽情報と独裁者』河出書房新社、2023年4月26日。ASIN 4309231292。 ISBN 978-4-309-23129-7 。
- ^ “Nobel Peace Prize 2021” (英語). NobelPrize.org. 2025年3月26日閲覧。
- ^ 小泉悠 (2023年9月29日). “『偽情報と独裁者 SNS時代の危機に立ち向かう (原題)HOW TO STAND UP TO A DICTATOR』マリア・レッサ著(河出書房新社) 2420円”. 本よみうり堂. 読売新聞. 2023年9月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- マリア・レッサ - Webcat Plus
- 2021 - Maria Ressa (Philippines) - UNESCO/Guillermo Cano World Press Freedom Prize
- Maria Ressa Facts Nobel Foundation
- マリア・レッサのページへのリンク