アレシ・ビャリャツキとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アレシ・ビャリャツキの意味・解説 

アレシ・ビャリャツキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 01:16 UTC 版)

アレシ・ビャリャツキ
Ales Bialiatski
2014年
生誕 (1962-09-25) 1962年9月25日(62歳)
カレリア自治ソビエト社会主義共和国ヴャルツィリヤ英語版
職業 民主化活動家
テンプレートを表示
ノーベル賞受賞者
受賞年:2022年
受賞部門:ノーベル平和賞
受賞理由:母国における市民社会の代表として、長年にわたり、権力を批判し、市民の基本的人権を守るための権利を促進し、また、戦争犯罪、人権侵害、権力の濫用を記録する多大な努力によって、平和と民主主義のために、市民社会の重要性を示したことに対して

アレシ・ビャリャツキベラルーシ語: Алесь Бяляцкіラテン文字転写: Ales Bialiatski1962年9月25日 - )は、ベラルーシ民主化活動家人権擁護者。2022年ノーベル平和賞受賞者[1]

概要

1962年、現在のロシアであるカレリアにあるヴャルツィリヤ英語版にて誕生。ベラルーシ文学英語版の学者であり[2]、1984年にゴメリ州立大学英語版を卒業し、ロシアとベラルーシの文献学の学位を取得した。卒業後は、ホメリ州リエチチ地区英語版で学校の教師として働いた。1985年から1986年にかけてロシアのエカテリンブルク(当時はスヴェルドロフスク)近くの対戦車砲台で装甲車の運転手として軍隊に勤務していた[3]。1996年にはミンスク政治犯の釈放や人権教育を目的とするビャスナ人権センター英語版を創設した。この団体は2023年に国連人権賞を受賞した。2020年にはライト・ライブリフッド賞を受賞している。

2021年には、ルカシェンコ政権を批判して拘束されたが、2022年にノーベル平和賞を受賞した[4]

2020年8月の大規模な反政府デモにおいて、拘束された参加者のために弁護士費用や罰金を立て替えたが、そのことが騒乱行為への資金援助などの罪に問われ、2023年4月にベラルーシの裁判で禁錮10年が確定した。

脚注

  1. ^ Human rights campaigners of Belarus, Russia and Ukraine win Nobel Peace Prize”. www.onmanorama.com (2022年10月7日). 2022年10月7日閲覧。
  2. ^ Mcdonald, Brian (2014). “The Three Faces of Evil”. In Connors, Sean P.. The Politics of Panem. Critical Literacy Teaching Series: Challenging Authors and Genre. Sense Publishers. pp. 65-84. doi:10.1007/978-94-6209-806-0_5. ISBN 978-94-6209-806-0 
  3. ^ “Ales Bialiatski: Who is the Nobel Peace Prize winner?” (英語). BBC News (BBC). (2022年10月7日). https://www.bbc.com/news/world-europe-63172009 2022年10月7日閲覧。 
  4. ^ 「ベラルーシのノーベル平和賞活動家、自由剝奪10年の判決」『日本経済新聞』2023年3月4日朝刊、国際面。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アレシ・ビャリャツキのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アレシ・ビャリャツキ」の関連用語

アレシ・ビャリャツキのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アレシ・ビャリャツキのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアレシ・ビャリャツキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS