ソウコウとは? わかりやすく解説

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そう‐こう〔サウクワウ〕【倉皇/××惶】

読み方:そうこう

ト・タル[文]形動タリあわてふためくさま。あわただしいさま

「何新(かしん)はただ—として公主負いまいらせて宮中出ました」〈露伴運命


そう‐こう〔サウ‐〕【双×鉤】

読み方:そうこう

書道執筆法の一。筆の軸に親指人差し指中指をかけ、薬指軽く添えて書く法。

文字の上薄紙を置き、輪郭だけを線で写し取ること。籠写(かごうつ)し。籠字籠抜き


そう‐こう〔サウカウ〕【壮行】

読み方:そうこう

旅立ちに際して、その前途祝し激励すること。「—会」


そう‐こう【奏功】

読み方:そうこう

[名](スル)目標どおりの成果があがること。功を奏すること。「和解工作が—する」

「奏功」に似た言葉

そう‐こう〔‐カウ〕【奏効】

読み方:そうこう

[名](スル)ききめがあらわれること。「新薬が—する」


そう‐こう〔サウクワウ〕【××嶸】

読み方:そうこう

【一】[名]

山や谷のけわしさ

「険は—を排する似たり」〈東海散士佳人之奇遇

人生けわしさ

人情反覆せる世路—の中にて」〈蘇峰近来流行政治小説評す

【二】ト・タル[文]形動タリ山などが、高くけわしいさま

「—たる一峯が」〈漱石草枕


そう‐こう〔サウカウ〕【操行】

読み方:そうこう

道徳的な面からみた、ふだんの行い素行品行。「—がよくない


そう‐こう〔サウカウ〕【早行】

読み方:そうこう

早朝旅立つこと。はやだち

杜牧が—の残夢」〈野ざらし紀行


そうこう〔サウカウ〕【桑港】

読み方:そうこう

サンフランシスコ


そう‐こう〔さうかう〕【然う×斯う】

読み方:そうこう

[副](スル)あれこれと。何やかやと。「—するうちに駅に着いた


そう‐こう〔サウカフ〕【爪甲】

読み方:そうこう

つめ。特に、爪の露出している部分をいう。爪体


そう‐こう〔サウカウ〕【××糠】

読み方:そうこう

酒かす米ぬか転じて粗末な食べ物

値打ちのないもの。つまらないもの。

清盛入道平氏の—」〈平家・四〉


そう‐こう〔‐クワウ〕【××絖】

読み方:そうこう

織機で、横糸を通すために、縦糸上下分け器具


そう‐こう〔サウ‐〕【×艙口】

読み方:そうこう

船倉貨物出し入れするため、上甲板設けられ四角い口。ハッチ


そう‐こう〔サウカウ〕【草稿】

読み方:そうこう

文章下書き原稿


そう‐こう〔サウカウ〕【××昊】

読み方:そうこう

青空。空。天。


そう‐こう〔サウクワウ〕【装×潢】

読み方:そうこう

《「潢」は紙を染める意》書画表装すること。

「—頗(すこぶ)る美にして」〈鴎外渋江抽斎


そう‐こう〔サウカフ〕【装甲】

読み方:そうこう

[名](スル)

甲(よろい)をつけて武装すること。

敵弾を防ぐために船体車体鋼鉄板を張ること。また、その鋼鉄板。「—された車両」「—艦」


そう‐こう〔‐カウ〕【走向】

読み方:そうこう

傾斜している地層面と水平面とが交わってできる直線方向地層この方向に続いている。クリノメーター測定

走向の画像

そう‐こう〔‐カウ〕【走行】

読み方:そうこう

[名](スル)自動車などが走ること。「時速三〇キロで—する」「—距離」

線状生体組織連なり。またその向き筋肉筋線維)、血管神経線維などについていう。「筋肉の—に沿う


そう‐こう〔‐カウ〕【送稿】

読み方:そうこう

[名](スル)原稿を送ること。「記事を—する」


そう‐こう〔サウカウ〕【霜降】

読み方:そうこう

二十四節気の一。10月23日ごろ。このころ降り始めるという。《 秋》「—の陶(すゑ)ものつくる翁かな/蛇笏


倉皇

読み方:ソウコウ(soukou)

落ち着かないさま


崢嶸

読み方:ソウコウ(soukou)

山が高く険しいこと


爪甲

読み方:ソウコウ(soukou)

つめ


糟糠

読み方:ソウコウ(soukou)

酒かすと米ねか


草冠

読み方:クサカンムリ(kusakanmuri), ソウコウ(soukou)

漢字の冠の一


装甲車

読み方:ソウコウ(soukou)

装甲施した軍用車両


双鈎

読み方:ソウコウ(soukou)

金属板や岩面などに彫刻され文字の輪部だけをたどって写したもの。

別名文字


綜絖

読み方:ソウコウ(soukou)

機織具の一。


曹宏Cao Hong

ソウコウ
サウクワウ

(?~?)

陶謙部下曹豹縁者だろうか

曹宏は徐州陶謙深く親愛され、その任用受けていた。しかし讒言もてあそぶ小人であり、善良な人々多く危害加えられた。徐州百姓たちが裕福で、食糧有り余っていたが、曹宏らのために法秩序乱れ徐州少しづつ衰退していった《陶謙伝・後漢書同伝》。

『三国志』『後漢書』ともに、曹宏が親任されたことの対比として、趙昱らの名士遠ざけられたことを記している。おそらく名士層の僭越放縦取り締まるため、曹宏は検察役として陶謙期待負っていたのだろう。これらの記述根底には、曹操による徐州侵攻非違相殺する意図があるらしく、注意が必要である。

参照曹豹 / 陶謙 / 徐州 / 牧


曹洪Cao Hong

ソウコウ

(?~232
驃騎将軍特進楽成恭侯

字は子廉太祖曹操従弟

曹洪の伯父曹鼎尚書令であったので、曹洪は蘄春県長にしてもらった。

太祖董卓討伐義兵起こし、熒陽で徐栄敗北して乗馬失ったとき、敵軍肉薄するなか、曹洪は馬から飛びおりて太祖進呈した太祖遠慮したが、曹洪は「天下に曹洪なくとも、君なくばなりませぬ」と言い徒歩付いていった。汴深くて渡ることができなかったが、曹洪は川べりで船を探し出したので、太祖一緒に渡って譙へ帰ることができた。

曹洪はもともと揚州刺史陳温親しかったので、家兵千人余り連れて陳温のもとで兵士募集した廬江精鋭武装兵二千人、東行して丹陽でさらに数千人を手に入れ龍亢太祖合流した

太祖徐州征討したとき、張邈兗州こぞって叛逆し、呂布迎え入れた。このとき大飢饉襲われていたので、曹洪は軍兵率いて先鋒となり、あらかじめ東平の范を押さえておき、食糧集めて本軍供給した太祖張邈呂布濮陽討ち呂布敗走すると、(曹洪は)そのまま東阿占拠し転戦して済陰山陽中牟陽武・京・密など十県余りをみな陥落させた。前後する功績により鷹揚校尉拝命し、のちに揚武中郎将昇進した

天子劉協)は許へ遷都すると曹洪を諫議大夫任命した別働隊として劉表征討し、舞陽陰・葉堵陽博望において劉表の別将を撃破功績により厲鋒将軍昇進し、国明亭侯に封ぜられた。その後もたびたび征伐戦に従軍都護将軍拝命した。

陰県は堵陽博望諸県遠く離れており、舞陰誤り考えられている《集解》。

文帝曹丕)が即位する衛将軍となった驃騎将軍昇進して封爵野王侯に進められ一千戸を加増されて都合二千一百戸となり、特進の位を賜った。のちに都陽侯に移封された。

もともと曹洪の実家裕福であったのに、曹洪はしわい性格であった文帝若いころ借金求めたことがあったが、叶わず、ずっと恨み抱いていた。そこで黄初七年二二六)正月晋書天文志》、食客違法行為があったことを口実に獄へ下し死刑相当とした。群臣はみな救済しようとしたうまくいかない曹真が「いま曹洪が誅殺されれば、曹洪は曹真讒言したのだと思うでしょう」と口添えしても、帝は「我がみずから処罰するのだ、貴卿はなにを心配しているのか?」と聞き入れなかった。

太后が「曹洪を今日死なせたなら、吾は明日、帝に命じて皇后廃位させます」と郭后に告げたので、郭后が泣きながら何度も(曹洪の助命を)歎願し太后も「・沛の辺りは、子廉なければ今日はなかったのだぞ」と叱責したので、ようやく官職爵位没収されるだけで済んだ太后がまた取りなしたので、後日、ようやく返還された。曹洪は先帝功臣であったので、人々多く失望した

曹洪が・沛一帯制圧したことは他に見えない誤記だろうか

むかし太祖司空であったとき、自分率先して部下導こう考え毎年徴税のとき、本県に命じて資産調査させた。ときの譙の県令は曹洪の資産調査し、公(曹操)と同等であると評価した太祖言った。「我が家資産がどうして子廉ほどもあろうか!」

文帝東宮にあったとき、曹洪から絹百匹を借りようとして断られたことがあった。そのため曹洪は法律犯したとき、自分絶対に処刑されるだろうと思っていた。だから赦免される大喜びして上書した。「臣は若いころから素行悪かったのに、うっかり人々混じって久しく要職盗み、それを大目に見てもらって参りました。もともと節度満足を知らず豺狼のごとき意地汚い性質ありましたが、年食ってからますます貪欲になり、国法抵触してしまいました罪状三千近く赦免など望むべくもなく誅伐受けて市場棄てられて当然でありましたが、なんと天恩を蒙って肉体はふたたび生き返ったでございます。臣はお天道様を仰ぐたび、御心背いたことが恥ずかしく俯いて罪過を思うたび、ぶるぶる慚愧振るえるのであります。首をくくって自分後始末もできず、宮殿門前にて顔に泥を塗り謹んで真心申し上げるのでございます。」

明帝曹叡)が即位する後将軍拝命し、改め楽城一千戸に封ぜられ、特進の位を賜った。さらに驃騎将軍拝命したが、太和六年(二三二)、薨去し、恭侯と諡された。

参照郭皇后 / 徐栄 / 曹叡 / 曹真 / 曹操 / 曹鼎 / 曹丕 / 張邈 / 陳温 / 董卓 / 卞皇后(卞太后) / 劉協 / 劉表 / 呂布 / 陰県 / 兗州 / 蘄春侯国 / 許県 / 京県 / 滎陽県(熒陽県) / 国明亭 / 山陽郡 / 堵陽侯国 / 葉県 / 譙県 / 徐州 / 済陰郡 / 丹楊郡丹陽郡) / 中牟県 / 東阿県 / 東平国 / 都陽県 / 沛国 / 博望県 / 范県 / 舞陽邑 / 汴 / 濮陽県 / 密県 / 野王県 / 揚州 / 陽武県 / 楽成県楽城県) / 龍亢県 / 梁国 / 廬江郡 / 衛将軍 / 鷹揚校尉 / 諫議大夫 / 恭侯 / 県長 / 侯 / 後将軍 / 司空 / 刺史 / 尚書令 / 亭侯 / 特進 / 都護将軍 / 驃騎将軍 / 揚武中郎将 / 厲鋒将軍 / 諡 / 家兵 / 東宮


霜降

読み方:ソウコウ(soukou)

二十四気一つ太陽黄経二一〇度。がおりるほど寒くなってきたという意味

季節

分類 時候

月日 十月二十三日二十四日



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