スケールとは? わかりやすく解説

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scale

別表記:スケール

「scale」とは、「目盛り物差し比率縮尺)・音階進法」あるいは「天秤」や「(うろこ)」などの意味意味する英語表現である。

「scale」多義語である。日本語でいう「スケール」の語義中心的で意味ではある。「(縮尺を)調整する」「(はしご等で)登る」といった動詞用法もある。

「scale」の意味・語義

「scale」は、主に「目盛り」や「縮尺」、医療現場の「評価基準」「指標」、物事の「規模」「程度」といった意味合いがある。また、ものさし定規」「体重計」などの測定器具を指す意味もある。

日本語の「スケール」という言葉も、この語義準じて幅広い場面で用いられる

「scale」には、爬虫類などのウロコや、植物の鱗片」、あるいはボイラーポットなどの「湯垢」などを指す意味もある。「天秤」および「(星座の)てんびん座の意味もある。

「scale」には動詞用法もある。基本的に名詞語義動詞化した使い方をする。具体的には、「ある縮尺(スケール)で描く」「でおおう」「を落とす」「湯垢がつく」「湯垢を落とす」「(樹皮ペンキなどが)剥がれる」、「(はしご等で)登るよじ登る」といった意味がある

「scale」の複数形

「scale」の複数形は「scales」である。

なお「規模」や「程度のような意味合い用い場合の「scale」は、抽象的な概念であり不可算名詞であるため、複数形にはならない

「scale」の発音・読み方

「scale」は日本語では大抵「スケール」と表記されるが、実際発音( /skéil/ )は、「kéi」の箇所アクセント置かれることもあ、おおむね「スケェィル」のように発音される

「scale」の語源・由来

「scale」の語源は、ラテン語で「はしご」を意味するscala」であるとされる

「scale」を「はしごを登る」という意味で用い動詞用法は、語源直接由来する語義考えられる

「はしご」は足がかりとなる横棒一定間隔取り付けられ構造をしているが、この姿が「目盛り」「はかり」ひいては評価基準」や「縮尺」などの意味広がっていったと考えられる

「scale」を含む英熟語・英語表現

「scaleする」とは

「scaleする」とは物事拡大したり、縮小したりすることを表わすビジネス用語である。例えば、事業拡大収益上がることなどを「scaleする」と言ったり、その逆に対しては「scaleしない」という使い方をする。

「do scale」とは

「do scale」とは「スケールする」という意味である。例えば、ディスプレイ画像拡大縮小理などを表わす時に用いる。IT用語では「「scaling」「スケーリング」とも言う。ビジネス用語でも使われるが、文脈で意味を理解することが重要だ

「to scale」とは

to scale」は、変化表わす前置詞to」に名詞「scale」を合わせることで「一定の比率縮小して」という意味を持つ英熟語である。

「scale up」とは

scale up」とは、「~をに応じて拡大する」「(機能などを)高める」などと訳すことができる。IT用語として使われサーバーなどのようなコンピューターシステム性能上げるために行う方法1つである。具体的にメモリーストレージ増やしたり、CPU性能上げたりすることで処理能力向上を図る

「scale」を含む用語の解説

「likert scale」とは

likert scale」とは、アメリカ社会心理学者レンシス・リッカート提案した心理測定方法である。アンケートなどで回答者がどの程度同意するかを調べ時に用いられ段階評価答えるというもの。例えば、商品満足度調査で「大変満足・やや満足・どちらでもない・やや不満・大変不満」などのような5段階評価回答する形態である。ただ回答者によっては適当にチェック入れたり、意図的に操作したりすることも可能なので、測定結果をどの程度参考にするかは調査する側の判断委ねられる

「scale」の使い方・例文

It is important to use or combine scale-up and scale-out appropriately to operate server equipment without difficulty.
サーバー機器を無理な運用するためには、スケールアップとスケールアウト適切に使い分けたり組み合わせたりすることが重要です)

・Questionnaires using a Likert scale generally use a 5-point scale for responses.
リッカート尺度使ったアンケートでは5段階評価による回答一般的だ

・When I ate boiled sea bream last night, a scale got stuck between my teeth.
昨晩煮付け食べたら、が歯に挟まった

・If this drug is completed, we believe that it will bring about a large-scale change in the problem of lifestyle-related diseases.
(この薬品完成すれば生活習慣病問題大規模な変化もたらすことができるものと考えています)

スケール【scale】

読み方:すけーる

寸法・度などの目盛りついている測定器具物差しまた、その目盛り

大きさ程度規模

音階

天秤(てんびん)の皿。「キッチン—」

水の中溶けているカルシウムなどがボイラー内側固着したもの。

「スケール」に似た言葉

スケール scale


スケール

金属の表面生成している酸化被膜黒錆)を総称してスケールと呼びます
鉄鋼熱処理の際に表面生じる黒い強固な被膜のことで、熱処理温度570度 付近を境に、熱処理温度違い高温スケールと低温スケールに分けられる
一般に高温スケールに比べ低温スケールの方が除去しにくい。銅合金にも、 熱処理した物にはスケールが出来る。

スケール [scale]

(1)音階のこと。ピアノ白鍵をドから1オクターブ上のドまで順に弾くと、ハ長の長音階ドレミファソラシド)、Cメジャースケールとなる。同じように、ラから1オクターブ白鍵を弾くと、イ短調、Aマイナースケールとなる。長音階短音階の他にもアラビア風の音階とか沖縄風の音階とか様々なものがある。使用されているスケールによって、曲のフレーズカラー決まってくる。(2)弦楽器の弦長を指す。ギターベースなどフレット付いている楽器場合ナットから12フレットまでの長さの2倍で表す。フレット付いていない楽器場合は、ナットからブリッジまでの長さ基準とする。スケールには、ショート・スケール、ミディアム・スケール、ロング・スケールなどがある。

音階 [scale]


スケール

【英】:scale

長のこと。弦そのもの長さのことではなくギターナットからサドルまでの距離を指す。またはナットから12フレットまでの距離(またはその2倍=ナットからサドルまでの距離とは微妙に異なる)を指すこともある。

この長さによって、ショートスケール、ミディアムスケール、ロングスケールと言い分けられる

クールバーグ:スケール

英語表記/番号出版情報
クールバーグ:スケールScale

スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:50 UTC 版)

スケールまたは、スケイル(Scale)




「スケール」の続きの解説一覧

スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/23 07:58 UTC 版)

フォデラ・ギターズ」の記事における「スケール」の解説

33343536インチから選択可能であり、ファンフレットシステムを採用した個体製作されている。

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スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 09:54 UTC 版)

バークリーメソッド」の記事における「スケール」の解説

スケールの構成音には、以下の3種類の音があるとされる。 コード・ノートコード・ノートとは、対応させられコード含まれている音である。これらの音は自由に使用することができる。通常は、和音根音第3音、第5音と、第6音または第7音である。 たとえば、C6のコードC major scaleにおいては、C, E, G, Aの音がコード・ノートとされる。 テンションコード・ノートには含まれていないが、メロディ演奏の際にはコード・ノートと同じく頻繁に使用される音である。通常は、スケールの2度4度6度7度であり、それぞれ9th, 11th, 13th, 7th呼ばれる。 たとえば、C6のコードC major scaleにおいては、D, Bの音がテンションとされる。 アヴォイド・ノートスケールには含まれているが、コードサウンド混乱させる恐れがあるため、使用することは極力避けるべきとされる。短い音価でのみ使用許されている音である。 たとえば、C6のコードC major scaleにおいては、Fの音がアヴォイド・ノートとされる。 以上まとめると、Cメジャースケールについては以下のように定められている。 CDEFGABコード テンション9th コード アヴォイド コード コード テンション7th

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スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 03:43 UTC 版)

風速」の記事における「スケール」の解説

大西洋北東太平洋ハリケーン強度区分であるサファ・シンプソン・ハリケーン・スケールは、推定される最大風速によりハリケーンカテゴリー1からカテゴリー5の5種類区分している。竜巻強度区分である藤田スケールFスケール)、改良藤田スケールEFスケール)、TORROスケールも、推定される最大風速ごとに区分されている。

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スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 18:16 UTC 版)

都市システム」の記事における「スケール」の解説

都市システム考察するときは、取り扱う都市群のスケールを自由に設定できる例えば、ラリー・ボーン(英語版)は都市システムとして、国家的都市システム地域的都市システム日常的都市システム英語版)の3つ提示した国家的都市システムnational urban system)は、大都市同士都市群システムのことであり、経済的刺激情報伝達などによって都市群結合している。例えば、日本全国単位とした国家的都市システム考えることができる。なお森川洋国家的都市システムが、都市システム中でも一体性が強いものとみなし、研究対象としての重要度の高さを指摘している。 地域的都市システムregional urban system)は、大都市周辺都市との都市群システムのことであり、交通・通信医療などによって都市群結合している。地域的都市システム国家的都市システム一部サブシステム)であり、例えば、日本では都道府県地方ブロック単位とした地域的都市システム考えることができる。 日常的都市システムdaily urban system)は、都市と都市圏から構成され都市居住する住民の生活圏内地域システムのことであり、通勤・通学買い物などの人々移動が行われている。ここでは都市面的考察することとなる。 ボーン分類のほかに、国際的都市システムinternational urban system)を考えることも可能である。国際的都市システムは、異なる国の都市結びつける世界規模都市システムである。

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スケール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 04:18 UTC 版)

ミリタリーモデル」の記事における「スケール」の解説

1/32、1/35、1/48、1/72、1/76、1/87、1/144などがよく使われるスケールである。

※この「スケール」の解説は、「ミリタリーモデル」の解説の一部です。
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スケール

出典:『Wiktionary』 (2020/04/15 22:58 UTC 版)

名詞

  1. 尺度
  2. 物差し
  3. 規模
  4. 人の度量
  5. 音階音階練習
  6. 湯垢
  7. 金属を、加熱すると生じ酸化被膜

語源


「スケール」の例文・使い方・用例・文例

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