長音階
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長音階 (ちょうおんかい、英語: major scale)とは、全音階の一種。全音階を「ド」から「ド」まで上行することで生まれ、全音 → 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 → 半音の音程間隔を持つ。ポピュラー音楽界では英語でメジャー・スケールと呼ぶことが多い。
派生形として、「和声的長音階」と「旋律的長音階」が存在し(これらは全音階であるとする見方と全音階ではないとする見方とがある)、これらと区別するために本来の長音階をあえて「自然的長音階」と呼ぶこともある。
一般的に、長音階は、陽気、活発さといった感情を励起するが、絶対的なものではない。例えばバラード曲などは長音階で作られている曲も多いが、それにより短音階では出来ない独特の哀愁味を表現している場合も多い。また流麗な表現や、愛くるしい表現・温和な表現にも適している。
和声的長音階
ロマン派以降の音楽において、しばしば同主短調の下属和音を借用することで長音階のVI度音を半音下げることが行われた。これを、短音階の和声的短音階になぞらえて和声的長音階と呼ぶことがある。VI度音とVII度音の間隔が増二度となりメロディとしては少々不自然であるといわれている。
旋律的長音階
和声的長音階の不自然さを補うため、VI度音に加えてVII度音も半音下げた音階である。ただ、上行時は一般にVI度音、VII度音ともフラットが解除され、自然的長音階と同じになる(実際にはそのときに使われる和音の構成音により解除されない場合もある)。ちなみにこれは旋律的短音階の第5音から始めた音階であり、ジャズなどではミクソリディアン・♭6・スケールあるいはスーパー・ミクソリディアン・スケールと呼び即興演奏などにおいて使われることがしばしばある。
外部リンク
- 長音階 - 洗足オンラインスクール
関連項目
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メジャー・スケール(チャーチ・モード)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 16:09 UTC 版)
「音階」の記事における「メジャー・スケール(チャーチ・モード)」の解説
教会旋法からスケールを抽出し、20世紀になって新たにスケールとして使用されるようになったもの。ジャズ、ポピュラー音楽など現代の音楽では欠かせないものとなっている 音階名(スケール名)音階の例音度記号(スケールディグリー)スペル、備考などアイオニアン・スケール (Ionian)(メジャースケール、長音階) C D E F G A B 1 2 3 4 5 6 7 メジャー・キーの第1音から派生したスケールMaj7上などで使用可能 ドリアン・スケール (Dorian) C D Eb F G A Bb 1 2 b3 4 5 6 b7 メジャー・キーの第2音から派生したスケールmi7上などで使用可能 フリジアン・スケール (Phrigian) C Db Eb F G Ab Bb 1 b2 b3 4 5 b6 b7 メジャー・キーの第3音から派生したスケールmi7上などで使用可能 リディアン・スケール (Lydian) C D E F# G A B 1 2 3 #4 5 6 7 メジャー・キーの第4音から派生したスケールMaj7上などで使用可能 ミクソリディアン・スケール (Mixolydian) C D E F G A Bb 1 2 3 4 5 6 b7 メジャー・キーの第5音から派生したスケールドミナント7th上などで使用可能 エオリアン・スケール (Aeolian)(ナチュラル・マイナー・スケール、自然短音階) C D Eb F G Ab Bb 1 2 b3 4 5 b6 b7 メジャー・キーの第6音から派生スケールmi7上などで使用可能 ロクリアン・スケール (Locrian) C Db Eb F Gb Ab Bb 1 b2 b3 4 b5 b6 b7 メジャー・キーの第7音から派生したスケールmi7♭5上などで使用可能
※この「メジャー・スケール(チャーチ・モード)」の解説は、「音階」の解説の一部です。
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メジャースケールと同じ種類の言葉
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