五音音階とは? わかりやすく解説

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ごおん‐おんかい【五音音階】

読み方:ごおんおんかい

五つの音からなる音階日本の伝統音楽をはじめ、各国民謡にも広くみられる代表的な形は、ドレミソラの5音からなるもの。


五音音階(ペンタトニックスケール)[pentatonic scale]


五音音階

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 08:57 UTC 版)

五音音階(ごおんおんかい)は、1オクターブに5つの音が含まれる音階のこと。ペンタトニックスケールとも呼ばれる。スコットランド民謡(スコットランド音楽)などにあらわれる。日本民謡演歌にみられるヨナ抜き音階、および琉球音階も五音音階の一つである。

概要

東アジア日本朝鮮半島中国漢民族)、モンゴルチベットブータンなど)、東南アジアベトナムタイミャンマーカンボジアインドネシアジャワ島バリ島))、アフリカスーダンエチオピア、ソマリア、など)、南アメリカアンデス)の音楽では、1オクターブの音域内で5つの音を持つ音階に基づくものがある[1]

便宜的には、次の3種類に分けられる[2]

  • 全音階的五音音階(無半音的五音音階):最も一般的な5音音階であり、3つの全音程と2つの短3度によってできる。世界の五音音階の大部分がこれに含まれる。
  • 半音的五音音階:5音音階の中で半音を含むもので、半音程の位置は様々であるが、長3度音程と隣り合う位置に置かれることが多い。主に、日本、朝鮮、インド、インドネシア等にある。
  • この他に、インドネシア(ジャワ島・バリ島)やウガンダ(ブガンダ王国の伝統音楽)などには1オクターブを5等分した五音音階、タイには1オクターブを7等分してその内の5音を用いる五音音階などがある。

五音音階の分類

音階 使用範囲(日本) 使用範囲(日本以外)
C, D, E, G, A 呂旋法 スコットランド民謡、ボヘミア民謡、
東アジア民謡(中国、スレンドロ)、インド(ラーグブープ旋法)、南米フォルクローレ
C, D, F, G, A 律旋法 ---
C, D, F, G, Bb 陽旋法(上行形) ---
C, D, F, G, A 陽旋法(下行形) ---
C, D, Eb, G, A 陰旋法(上行形) ---
C, D, Eb, G, Ab 陰旋法(下行形) ---
C, Eb, F, G, Bb 民謡音階 ---
C, E, F, G, B 琉球音階 ---
C, Db, Eb, G, Ab ガムラン音階(ペロッグ
C, Db, Eb, Gb, Ab --- ガムラン音階(ペロッグ)

脚注

参考文献

関連項目


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