ザクキャノンとは? わかりやすく解説

ザクキャノン(第08MS小隊版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:19 UTC 版)

陸戦型ザクII」の記事における「ザクキャノン(第08MS小隊版)」の解説

OVA機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場型式番号:MS-06K)。メカニックデザイン山根公利下半身塹壕内に固定し背部自動装填装置備えている。これにより機動性失われるが、高性能MS照準装置活かした正確無比固定砲台となっている。外観的には胸部の形状異なり右肩シールド外され替わりスモーク・ディスチャージャーが8基装備されている。カラーリング胸部と左肩スパイクブラウン頭部腕部がサンド・イエロー。 劇中での活躍 第3話で、東南アジアマサド大尉指揮する陣地(もとは民間)の山頂に、トーチカとともに配備される。その砲撃連邦軍コジマ大隊悩ませるが、第08MS小隊陸戦型ガンダム2機(カレン・ジョシュワ機・テリー・サンダースJr.機)が正面から、1機(シロー・アマダ機)が河を潜行して側面から挟撃をかける。シロー機は出遅れたものの、ゲリラとの共闘もあり奪還成功する。ただし、本機撃破シーン描かれていない

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ザクキャノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 00:39 UTC 版)

陸戦型ザクII」の記事における「ザクキャノン」の解説

ザク・デザートタイプらと同様に劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック』が初出で、のちに『MSV』に取り入れられた。アニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムUC』にも登場し後者ではカトキによるリファイン設定画が描かれた(『08小隊』版は後述)。 当初公国軍地上部隊作戦時において、より機動性の高い対空防御の手段として考案される初期案では単にJ型対空砲対空機関砲)をオプション装備するというもので、重量バランスなどの問題から進展見ていない。その後入った連邦軍MSガンキャノン)の情報から、順延されていた計画中途変更経てMS戦における支援変更される。すでにドム系の量産開始されている時期であるにもかかわらずザクIIベースとされるが、これは生産コストインターフェイス、および蓄積されノウハウなどを考慮したものとされる右肩ランドセル一体化した180ミリキャノン砲を装備モノアイ全周式に改修され頭頂部にサブ・カメラと短距離通信アンテナ装備するアンテナ通常は1本だが形状異なる2本の機体もあり、「ラビットタイプ」と呼ばれる口吻部のダクトには、開発中機体のものが流用されている。脚部にはグフノウハウ活かした補助推進器装備され機動力おぎなっている。また、照準システムとのリンケージのため、コックピット全面パネル動力パイプ配置変更されている。J型ランドセル換装することも可能であり、これによる標準兵装状態でのテストおこなわれ脚部推進器によって機動性好成績残している。 計画変更後ほどなくして、MS-06J-12として製作され試作1号機がキャリフォルニアベースでロールアウト。しかし、重量バランス問題解決できぬまま量産却下されて9機の試作留まり全機北米実戦参加したとされる異説あり、後述)。当初北米中部もしくはアジア西部でのテスト予定してデザート・カラー塗装されるが、地域変更によりグレー系の標準塗装塗り直される森林帯用にはダーク・グリーン塗装されているほか、量産化検討用の機体には通常のザクII同様の塗装ほどこされている。 なお北米だけでなく、東南アジアへの配備確認されているほか(後述)、アフリカ戦線でも運用されたとする資料いくつかある。オーストラリア大陸でも、キャリートン採掘所やヒューエンデン要塞に数機が配備されていたといわれる一年戦争終結後一部機体連邦軍接収され多くスクラップにされるが、整備状況良好ないくつかの機体再戦化されている。 武装 180ミリキャノン砲 本機主兵装。「180ミリ両用滑腔砲」とする資料もある。ランドセル一体化しており、右肩口から砲身伸びる形となる。ランドセル左側に給弾用マガジンがあり、随伴するザクIなどの支援MSによって交換される状況によってはパージも可能。 ジェネレーター改良してビーム砲装備型検討されるが、基本設計枠内での改修では限界があった。 ビッグ・ガン オプション兵装で、大量MS戦を想定してMS-06J-12用として用意される両脇配置される大型の2連装ミサイル・ランチャーで、上部グリップがある。速射性の高いロケット弾発射可能。ランドセル下部のメイン・ベンチレーター部にカセット・ストラップ・セットにより固定され不使用時は後方または下方向いている。弾倉が空になった場合はデッド・ウェイトとなるため、コックピットから瞬時離脱操作ができるようになっているが、緊急時にはストラップ爆破して除去も可能である。ただし、戦闘状況白兵戦レベルまで近接してない場合や、地形的に余裕のある場合は、支援MSによってマガジン交換おこなわれる実戦での使用例も報告されている。 2連装スモーク・ディスチャージャー ランドセル左側面に装備120ミリガトリング砲MSV-R』で設定された。 ザクハーフキャノン用の装備含まれているもので、120ミリ機銃6門を束ねている。「バルカン砲」とも呼ばれる生産数少な本機の機数分生産され配備部隊輸送されている。なお、これを装備した本機は、脚部通常のザクII用の3連装ミサイル・ポッド装備している。 劇中での活躍 『Ζ』第11話では、宇宙世紀0087年にティターンズ所属アレキサンドリア重巡洋艦ハリオ格納庫に3機が確認できるが、戦闘シーンはない。同艦に立ち寄ったパプテマス・シロッコ大尉本機を「旧型」と蔑みアーガマへの攻撃には「私のメッサーラだけで充分」と嘲笑している。宇宙戦用に改造されており、各部スラスター換装され、背面には宇宙用のバーニア追加装備しているようだとされるコックピットリニアシート換装されており、ラビットタイプの隊長機存在示唆されている。カラーリングは青と薄紫基調とする。 第36話でも、ハイザックとともにティターンズ拠点である連邦軍キリマンジャロ基地攻撃するカラバMS隊を迎撃する1機が登場するが、すぐに撃破されている。カラーリング上記ハリオ所属機と同様。また漫画ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者 審判のメイス』では、同基地所属別の機体(ラビットタイプ)にアイリス・アリスン軍曹搭乗ザク・マシンガンビッグ・ガン装備するジム改[ワグテイル]との交戦中、サイコガンダムビーム砲流れ弾を受け中破する。モノクロのためカラーリング不明だが、前述機体とは塗り分け一部異なる。 『UC』では、0096年の公国軍残党によるトリントン基地襲撃参加アジア残党基地となっているペガサス級グレイファントム級)強襲揚陸艦残骸からド・ダイYS乗って出撃するザク・マシンガンビッグ・ガン装備ランドセル追加装備されたスラスター内蔵式のパラシュート・ザックで地表降下その後空中バイアラン・カスタムビッグ・ガン砲撃している。撤退時にジェスタバルカン砲攻撃を受けるが、爆発シーン描かれていない外伝漫画『『袖付き』の機付長は詩詠う』では、海賊所有する1機がカークス基地襲撃参加している(前述機体鹵獲機かは不明)。小説版およびコミカライズ版『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』では、ジオン残党軍シンブ隊長キャンドル中尉愛機とされ、トリントン基地ミネバ・ザビ救出参加するが、バンシィに両断されて撃破される。 個人用カスタム機 イアン・グレーデン専用機 本機9機で編成された特殊独立部隊中隊長であるイアン・グレーデン中尉機体で、頭頂部のアンテナが2本のラビットタイプ。全身オリーブ・ドラブ塗装され右肩股間部に「星」前腕部に「クモ」をモチーフにしたエンブレム胸部には "SPIDER" の文字記され識別帯として機体各所白と黒ストライプ描かれている。グレーデンビッグ・ガン装備することを好んだという。 部隊北米南西部激戦区でおもにJ型支援おこないまずまず戦果挙げる。キャリフォルニアに戻って形式的なデータ・チェック点検受けたあと、旧カナダ付近2つ区域参戦するが、終戦直前には連邦軍MS部隊とも交戦している。なお、本機のうちグレーデンがもっと戦果挙げている。また、ほかに同隊で本機搭乗するパイロットとしてアルフレディーノ・ラム少尉も有名である。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』では、12月6日連邦軍包囲されたキャリフォルニアベースから大規模部隊率いてケープカナベラル基地脱出する

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