アメリカ先住民
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アメリカ先住民、アメリカインディアン、インディアン、インディオ
- 1 アメリカ先住民とは
- 2 アメリカ先住民の概要
アメリカ原住民
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古代マヤ文明で nepohualtzintzin と呼ばれるアバカスが使われていたとする文献もある。メソアメリカのアバカスは二十進法5桁の体系を使っていた。nepohualtzintzin という語はナワトル語から来ており、"Ne"(個人)、"pohual" または "pohualli"(勘定)、"tzintzin"(小さな同じような要素)という語の組合せである。したがって本来の意味は「何者かが小さな似たような要素群を数えること」である。カルメカク (Kalmekak) という学校で幼少期から天に捧げられた生徒である "temalpouhkeh" に教えられていた。しかし、nepohualtzintzin による計算の素早さや正確さを目にした征服者がそれを悪魔的だと判断し、征服時の破壊によってその伝統を完全に失わせてしまった[要出典]。 その計算器具は二十進法に基づいていた。アステカでは二十進法が普通に使われていた。nepohualtzintzin はバーまたは中間の紐で2つの部分に分けられており、左側には1から4を表す4つの珠があり、右側にはそれぞれが5に相当する3つの珠がある。これで、各桁が1から19までの数を表し、1つ上の桁は読み取った値を20倍したものに相当する。 全体で13桁で1桁を7珠で表すので、全部で91個の珠がある。7と13、それらを掛け合わせた91という数は、様々な自然現象や天の運行を表す数字とされていた。例えば、91は季節(1年の4分の1)の日数、91の2倍の182はトウモロコシの栽培にかかる日数、91の3倍の273は妊娠期間、91の4倍の364は約1年(11⁄4日だけ短い)とされていた。nepohualtzintzin の計算できる範囲は天文学的数値から極小の量まで広範囲であり、現代のコンピュータに換算すれば10桁から18桁の浮動小数点数に匹敵した。 nepohualtzintzin を再発見したのはメキシコの技術者 David Esparza Hidalgo で、メキシコ中を旅してその器具を描いた版画や絵画を発見し、金や翡翠や貝殻などを使っていくつか再現している[要出典]。オルメカ時代のものとされている古い nepohualtzintzin も発見されている。 ユカタン半島では暦の計算に使われた五進法と四進法のアバカスも発見されている。これは本来両手の指を使っていたアバカスであり、一方の手の指が順に 0, 1, 2, 3, 4 に対応し、もう一方の指が 0, 1, 2, 3 に対応する。ゼロが使われていたことに注意。 インカ帝国のキープは、紐に結び目を作ることで数値データを記録するものだが、計算はできない。計算器具としては yupana(ケチュア語で「計算器具」を意味する)があり、征服後も使われていた。その使用法は不明だったが、2001年にイタリアの数学者 Nicolino De Pasquale がその数学的基礎を説明する説を提唱した。いくつかの yupana を比較することで、その計算の基盤にフィボナッチ数列 1, 1, 2, 3, 5 が使われており、器具のそれぞれのフィールドに置かれた値に10、20、40のべき乗を適用することが判明した。フィボナッチ数列を使うことで各フィールドに置くべき粒の数が最小化されるという。
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「アメリカ原住民」の例文・使い方・用例・文例
- アメリカ原住民の宗教
- アメリカ原住民の大いに装飾された儀式的なパイプ
- アメリカ原住民(特にナバホ族)によって作られた絵
- (特に特定のアメリカ原住民族が実践しているような、)アジアのシャーマニズムに似たアニミズム的宗教
- アメリカ原住民によって話される言語のどれか
- アメリカ原住民を指す差別語
- アメリカ原住民の長
- 多人種の祖先をもつ人(特に多人種ヨーロッパ人とアメリカ原住民の祖先)
- アメリカ原住民のシャーマン
- アメリカ原住民によって綱として使用された丈夫な繊維を生むカナダのバシクルモン
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