「探偵チームKZ」メンバー
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「探偵チームKZ事件ノート」の記事における「「探偵チームKZ」メンバー」の解説
立花 彩(たちばな あや) 声 - 巽悠衣子 誕生日︰11月3日 星座︰蠍座 身長:150cm 体重 : 40kg 血液型︰A型 好きな色︰菜の花色 性格︰一見おとなしく見えるが、怒らせると恐い。 本作の主人公。小学6年生(第1巻時点)⇒中学1年生(第3巻以降)⇒高校1年生(妖精チームG) 国語のエキスパート。 非常に周りの目を気にしている引っ込み思案。さらに優秀な兄(裕樹)と可愛い妹(奈子)に挟まれている事にコンプレックスを抱いており、学校でも家庭でも孤立している。 国語が得意だが、反面その他の科目が苦手で、特に数学は赤点を取ることも。秀明塾ではその成績を見込まれて特別クラスに入り「KZ」メンバーと知り合う。そこで若武によって探偵チームに引っ張りこまれ、関わっていく内にメンバーのみんなと対等になりたいという思いを抱くようになり、女の子扱いされる事に憤ったり、時おりらしくない程に大胆な行動を起こす様になる位前向きに変わっていく。 当初は苗字で呼ばれていたが、チーム結成以降は黒木から名前をもじった「アーヤ」というニックネームを付けてもらう。今は、上杉和典が彩を苗字呼びしている。(その他はあだ名呼び) なお七鬼忍については苗字で呼ぶときとあだ名で呼ぶときがある。 「KZ」では主に情報整理と事件の記録係を担当。会計係もしている。中学は浜田高校付属中学校に入学した。 若武 和臣(わかたけ かずおみ) 声 - 斉藤壮馬 誕生日:8月8日 星座:獅子座 血液型:A型 好きな色:緋色(ひいろ) 性格:目立ちたがり屋だが、強い責任感を持ち、リーダーシップを発揮する。 小学6年生(第1巻時点)⇒中学1年生(第3巻以降)⇒高校1年生(妖精チームG) 「探偵チームKZ」のリーダーであり、法律のエキスパート。 黒木、上杉、小塚とは同じ塾のクラスメートであり、黒木、上杉とはサッカーチームKZのチームメイト。赤い上着がトレードマーク。「卵ハンバーグは知っている」では豚アレルギー持ちであることで事件は始まるが、最近はほぼ完治している様子。感情と成績の良し悪しが激しい事から「ウェーブの若武」と呼ばれ、このせいで中学受験をKZメンバーの中で唯一失敗してしまっている。 サッカーチームKZではエースストライカーを務め、自分のポジションには強い誇りとプライドを持っており、美門の介入によりポジション変更を余儀なくされた時は監督と揉めた末にチーム脱退を宣言した程。靭帯切断によりやむを得ず補欠チームへ降格になった時もチームと塾の脱退と「KZ」解散を宣言するほど荒れた。 危険な箇所にも平気で飛び込む破天荒な性格で目立ちたがり屋のため、いつも黒木達をヒヤヒヤさせている。「KZ」の活動も道徳概念というよりは、世間から注目を浴びたいからやっているという節がある。しかし、正義感の強さは本物で、罪を反省しない卑劣な人間は何であろうと許さない。 人を励まそうとしてつい一言多くなったり心もとない言いかたをしてしまい、上杉やアーヤとはそれで喧嘩になる事もしばしば。アーヤが若武のみ呼び捨てなのはこれが原因である。だが、仲間の才能を見抜く事には長けており、それと持ち前の行動力と周りが「放っておけない」性格がメンバーを結束させる事にも繋がっている。 父親が弁護士で自宅はかなりの豪邸。そのため法律にはそれなりに詳しく「KZ」メンバーからは時々皮肉を込めて「若武先生」と呼ばれる。また、口八丁で相手を言いくるめたり失態を誤魔化したりすることから、裏では「詐欺師」とも言われている。現在父は母と弟とニューヨークに転勤しておりお手伝いさんの島崎さんが通っている。彼の自転車が何者かに盗まれた事が「探偵チームKZ」結成のきっかけとなる。 黒木 貴和(くろき たかかず) 声 - 寺島拓篤 誕生日: 8月15日 星座:獅子座 血液型:O型 好きな色:蠟色(ろいろ) 性格︰洞察力を持つ大人。自分の内面は人に見せないミステリアスな一面も。 小学6年生(第1巻時点)⇒中学1年生(第3巻以降)⇒高校1年生(妖精チームG) 対人関係のエキスパート。 若武、上杉、小塚とは同じ塾のクラスメートであり,若武、上杉とはサッカーチームKZのチームメイト。メンバーの中では一番背が高く、大人びた雰囲気がある。好きな食べ物は生クリームとカスタードが入ったシュークリーム。女性には常に優しくする事を心がけている紳士的な性格。だが、若武やチームメイト達からは女性なら誰それと構わず声を掛けている事から「チャラい」と思われている。メンバー間の揉め事をいさめる仲裁役であり、実質「探偵チームKZ」のサブリーダーポジション。 幼少期フランスに住んでいたという経験もあり、綺麗な発音でフランス語を話すことができる。 国内外問わず多くの「友人」がおり、「KZ」ではその幅広い人脈を生かして情報収集を担当する。常に周りを見ているので、相手のちょっとした心情や感情の変化を見抜くことが出来る。人との付き合い方に長けているマダムキラー。彩の母親のお気に入り。上杉とは特に旧知の仲らしく、彼が不調に陥った時は塾や「KZ」を投げうってまで側に付いていった。初対面からアーヤに気さくに接し、良き相談相手となる。 時おり見せる冷たい表情や「大事なものをたくさん失った」という発言から、かなり薄暗い過去を背負っている様子。その後、「桜坂は罪をかかえる」「いつの日か伝説になる」より、アメリカの病院で精子と卵子、代理母から生まれたデザイナーベビーである事が判明する。会話に時おり出てくる両親は養子縁組をした養父母である。また、「キーホルダーは知っている」にて妹の存在が明らかになるが、上述する養父母の子供なので血の繋がりはない。「学校の影ボスは知っている」の中でアーヤにシャーレの中で生まれたことを告白するも、それ以上踏み込んだ話はしなったためアーヤもよく分かっていない様子であった。ちなみに上杉はこのことをまだ知らない設定であったことから、時系列は「桜坂は罪をかかえる」「いつの日か伝説になる」より前であることがわかる。彩に一回告白をしたことがあるが、断られている。 上杉 和典(うえすぎ かずのり) 声 - 西山宏太朗 誕生日︰2月1日 星座︰水瓶座 血液型︰AB型 好きな色︰プルシャンブルー 性格︰クールな理論派。信頼出来る相手は大切にする。 小学6年生(第1巻時点)⇒中学1年生(第3巻以降)⇒高校1年生(妖精チームG) 数学のエキスパート。 若武、黒木、小塚とは同じ塾のクラスメートであり、若武、黒木とはサッカーチームKZのチームメイト。薄茶色の短髪に眼鏡をかけている。算数、数学が得意で「数の上杉」と呼ばれる。その優れた計算能力を生かし状況分析や判断力に長けた「KZ」の頭脳担当。 常に冷静沈着な理論派だが、どこか客観視してぶっきらぼうな言動が多く、頭に血が上りやすくてすぐカッとなるタイプである。そのため、若武の突拍子もない言動にイライラしてはキレて大喧嘩になる。その反面なかなか素直になれない性格で、無意識に周りを巻き込まないようにする行動をとる事がある。 若年性網膜症による視力低下により成績が落ちてしまい、手術の成功率が低いことから諦めかけていたが、黒木「俺だったらやる」という強い後押しで角膜治療の権威がいるスイスに渡り、無事に帰国。その直後のテストで無事「数の上杉」に返り咲いた。またこの時、原作では同時にレーシック手術も行ったため、視力回復によりレンズのない伊達眼鏡をかけるようになっている。両親が開業医のため、日常会話で医療関係の話が飛び交うらしく医薬品や身体関連、心理学にも詳しい。その為、付き合いが長い黒木から時おり「上杉教授」と呼ばれている。 一方で両親(特に母親は彼の成績はおろか友人関係にまで口を挟んでくる毒親と差し支えないレベル)とはかなり折り合いが悪く、早く独立したいと思っている。 小塚 和彦(こづか かずひこ) 声 - 市来光弘 誕生日︰10月22日 星座︰天秤座 血液型︰A型 好きな色︰マラカイトグリーン 性格︰おっとりしていて優しい。自分の特技・趣味にはとことん没頭する。 小学6年生(第1巻時点)⇒中学1年生(第3巻以降)⇒高校1年生(妖精チームG) 社理のエキスパート。 若武、黒木、上杉とは同じ塾のクラスメート。運動が苦手でありサッカーチームKZには属してはいないが、塾内では彼らに匹敵するほどの有名人。赤茶色の髪と顔にうっすら浮かんだそばかすが特徴。 社会と理科の知識で右に出る者はおらず、「社理(シャリ)の小塚」と呼ばれる。父親(名︰小塚 和人)がDNAや遺伝子配列などを調べる研究所を所有しており、「KZ」ではそこを借りて現場で採取した証拠品の分析や特定を担当。動植物や地理関係に詳しく、かなりの博識を誇る。 おっとりとした性格でいつも明るく笑っているムードメーカー。その反面、かなりの心配性かつ優柔不断で「KZ」の間で揉め事が起こると一人おろおろしている事が多いが、アーヤに若武から伝えられた集合連絡を回したり、一言多い若武や素っ気ない上杉に変わって言いたい事や内情を代弁してフォローに回る役目も担ったりしている。 父親が海外出張で家を空けがちな上に父方の叔母(妹)3人と同居している女系家族のため、家では少しばかり肩身の狭い思いをしている。またこのせいで女性が苦手気味になっていたが、アーヤと出会ってからは克服しつつある模様。 美門 翼(みかど たすく) 第13巻『ハート虫は知っている』事件からアーヤのクラスにやってきた美貌のパーフェクトな転校生で、アーヤのクラスメート。バスケ部所属。 親が転勤族の為、転校が多く前の学校ではバレー部に所属していた。成績に至っては全国模試でトップ10に入る程で、全教科で満遍なく稼ぐタイプ。嗅覚がとても鋭く、「お姫様ドレスは知っている」からは小塚が作った特別なマスクをかけている。また、一度覚えたことは忘れないという驚異的な記憶力を持つ。アーヤとは境遇が似ているため、心の友。しかし、「消えた黒猫は知っている」であることが原因で突然アーヤと絶交してしまった。人とのつながりを育ててみたいと思い、第16巻でKZチームに入団。嗅覚と歴史のエキスパート。 何か特出した特技を見つけたいとして第20巻でハイスペック精鋭ゼミナールに移り、サッカーチームKZを抜ける。しかし、代わりにハイスペックのサッカーチームHSに入団しいつかは若武をコテンパンにやっつけてみたいと思っている。このように、若武とはいいライバル関係とも言える。 祖父がアメリカ人で祖母がフランス人という、クオーターでもない不思議な血筋で、アーヤたちからは「グローバルな血筋」といわれている。 「ブラック保健室は知っている」で登場した女の子と付き合いに支障が出るからと探偵チームを退団した。 七鬼 忍(ななき しのぶ) 第20巻『妖怪パソコンは知っている』で登場。 アーヤのクラスメートで、元は不登校生だったが、父親の会社が倒産し、自由な時間が増えた事から学校に来るようになる。妖怪の血を引く一族の末裔。そのため婚約者がおり、KZのメンバーもそれを知っている。紫色の髪と菫色の目からは怪しげな雰囲気を漂わせている。妖術使い。髪を延ばしているのは霊感を高めるためらしい。結構天然なところがある。 ITの天才で、人工知能の開発を手がけている。その繋がりで上杉とは気が合い、親しい関係を持つ。
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