シリアル‐ナンバー【serial number】
シリアル値
【英】serial number
シリアル値とは、Excelにおいて、日時を計算処理するために格納されている数値のことである。起点日を元に、経過日数と時間を通算した値を示す。
シリアル値は、1日(24時間)を1.0とし、1日ごとに1ずつ増える。整数部分は日付を、小数部分は時刻を表す。時刻は、1日の1部分として、1を24で割った数値となる。セルに日付を入力するとセルの表示形式が自動的に日付の形式となるが、セルにはシリアル値が入力されている。シリアル値の数値を表示するには、セルの書式設定で表示形式を「標準」にすればよい。
シリアル値の計算方法は、Windows版とMacintosh版とでは異なる。Windows版では、1900年日付システムを適用しており、1900年1月1日の午前0時を起点として、シリアル値は1から始まる。一方、Macintosh版では、1904年日付システムを適用しており、1904年1月1日の午前0時を起点として、シリアル値は0から始まる。
Excelでは、1900年日付システムと、1904年日付システムの2つの日付システムに対応可能である。既定では、Windows版では1900年日付システムを適用して、Macintosh版では1904年日付システムを適用している。日付システムを変更するには、[ツール]メニューから[オプション]を選択して、[計算方法]タブをクリックして、[1904年から計算する]チェックボックスをオン、または、オフにする。
なお、異なるOS(オペレーションシステム)で作成されたブックを開くと、日付システムは自動的に変更される。例えば、Macintosh版で作成したブックをWindows版で開くと、[1904年から計算する]チェックボックスが自動的にオンになり、日付が1904年日付システムに変換される。
【シリアルナンバー】(しりあるなんばー)
serial number.
ある工業製品に1個ずつ割り振られる固有の番号(原義)。「製造番号」とも。
何らかの理由で製品の来歴を調査する必要が生じた際、この番号を判断材料として照会を行う。
航空機の場合はコックピット付近・垂直尾翼・主翼などに記されており、「機体記号」「機体番号(略して機番)」、あるいは「レジ」と呼ばれている。
なお、航空法上の規定では「国籍記号」及び「登録記号」となっている。
民間機の表記法
民間機の機体番号については、国際的に統一された表記法が存在する。
国籍を表す英字1~2文字と、国ごとに定めた区分で数字や英字4~5文字を組み合わせて表記されている。
例えば、日本で登録を受けた民間機(警察・消防・海上保安庁で使用される機体も含む)には「JAxxxx」という表記がされている。
「JA」が国籍を示し、後の「xxxx」が国土交通省の規定によって定められた機体の固有番号である。
その表記例の一部を挙げる。
- 1960年に日本航空へ引き渡された、DC-8の国内第1号機 JA8001
- 1970年、よど号事件の舞台となった日本航空のB727 JA8315
- 1985年、日本航空123便墜落事故の事故機となったB747SR JA8119
- 日本国政府専用機・B747-47Cの当初の機体番号 JA8091/8092
- 2005年、但馬空港で墜落事故死したロック岩崎最後の乗機・ピッツS-2C曲技機 JA22AR
日本における機体番号の割り振り
かつて、国土交通省では以下のように登録番号を割り振り、一度使用された番号は、その機体が除籍された後は原則再利用しないこととされていた。
数字の区分 | 機種 |
0000~0999 | 第三種滑空機 |
1000~1999 | 特殊機 |
2000~2999 | 第一種・第二種滑空機、動力滑空機(モーターグライダー) |
3000~3999 | 単発ピストン機 |
5000~5999 | 多発ピストン機 |
6000~6999 9000~9999 | ターボシャフト・ヘリコプター |
7000~7999 | ピストン・ヘリコプター |
8000~8100 | 4発ジェット旅客機(DC-10等) |
8101~8200 | 大型4発ジェット旅客機(当初はB747のみが対象) |
8301~8400 | 3発ジェット旅客機(B727等) |
8401~8500 | 双発ジェット旅客機(B737等) |
8501~8600 | 大型3発ジェット旅客機(DC-10・L-1011等) |
8601~8700 | ターボプロップ旅客機(YS-11等) |
8201~8300 8701~8999 | ジェット機・ターボプロップ機(機種未定義) |
しかし、1990年代以降は登録機数の増加によってこの方式ではまかないきれなくなり、順次欠番を割り振っていったため原則が崩れ、現在は「JA+3桁の数字+英字1字」「JA+2桁の数字+英字2字」という方式に改められている。
また、大東亜戦争前は「J-ABCD」という英国に似た表記法であったが、戦後の1952年に民間航空が再開されたとき、現在の表記法に改められた。
軍用機における表記法
軍用機の機体番号は各国が独自に定めており、一部は軍事機密とされている。
一例としてアメリカ空軍・アメリカ海軍・航空自衛隊のナンバー付与法を次に示す。
アメリカ空軍式付与法
空軍機のシリアルは機体発注年度の下2桁と、その年度に発注された何番目の機体であるかを併記して製造番号とする。
「88-0465」であれば1988会計年度(1988年9月~1989年8月)の予算で465番目に発注された機体である。

アメリカ海軍式付与法
海軍機(海兵隊所属機も含む)の製造番号は単純に納入された順に通し番号を付けていく方式で、「ビューロナンバー」と呼ばれる。
2004年時点で165,000番を突破しているが、150,000番以前の機体は全て用途廃棄となっている。

航空自衛隊式付与法
空自機のシリアルはアメリカ空軍の方式と同様に「2桁-4桁」標記であるが、次のように定めている。
- 1桁目
- 機体納入年(西暦)の下1桁
- 2桁目
- 機種
0:F-1/B747-400
1:T-3/T-400
2:YS-11/F-15J/DJ
3:MU-2/U-125A/F-2
4:V-107/E-2C
5:T-1/C-130/U-4
6:T-4
7:F-4EJ/EJ改/RF-4E/EJ/CH-47J
8:C-1/UH-60J
9:T-1/U-125 - 3桁目
- 機体の主任務
1:輸送機
3:汎用機
4:ヘリコプター
5:練習機
6:偵察機
8:戦闘機 - 4~6桁目
- 用途及び機種ごとに予約された一連番号
001~:C-1/U-125A
041~:U-125
051~:F-15DJ/T-400
071~:C-130
091~:B-65(現在は全機用途廃棄)
101~:T-2(現在は全機用途廃棄)/B747-400
151~:YS-11
201~:MU-2/F-1(現在は全機用途廃棄)/T-33A(現在は全機用途廃棄)
251~:U-4
301~:F-4EJ/EJ改
451~:E-2C
471~:CH-47J
501~:F-2/E-767
551~:UH-60J
601~:T-4
801~:V-107(現在は全機用途廃棄)/F-15J/T-1A(現在は全機用途廃棄)
851~:T-1B(現在は全機用途廃棄)
901~:RF-4E/EJ
このため、「02-8801」とあれば「1980年に納入されたF-15Jの第1号機」、「20-1101」とあれば「1992年に納入されたB747-400の第1号機」となる。
シリアルナンバー
一連の通し番号のことをいう。通常、各種製品の製造番号といわれているものも、型式番号とこのシリアルナンバーを組み合わせている。自動車の場合、車体またはフレーム、およびエンジンなどに、型式別に、新規生産立上がりまたは年式の切替わり時に、1からシリアルナンバーが刻印される。これは生産から販売までの、1台あるいは1基ごとのあらゆる管理に用いられると同時に、車両登録においては登録番号と合わせて車台番号、エンジン番号も登録される。また、年式変更時以外での仕様変更および材料、製造工法変更時の、切替え車両、エンジンなどの社内管理、さらには市場におけるアフターサービス上の追跡調査などにおいても重要なものとなる。
製造番号
製造命令番号の総称。工場におけるすべての仕事(広義には設計や調達も含む)はこれによって統制されるが、仕事の性質に応じて分類番号(コード)が決められている。仕事としては製品の生産のほかに貯蔵部品の生産、試作、研究、設備、補修工事、間接作業などがある。製番、工事番号(工番)、作業番号(作番)、製造指示書番号などが使い分けられている。継続生産の場合には、型式ごとに個々の製品を識別するために英数字などの記号を付し、製造記録、製品への打刻表示などが実施されている。自動車の車台番号、エンジン番号などがこれに相当するもので車両登録、修理、各種アフターサービスにとって重要な番号である。
参照 車体番号風琴工房
風琴工房(ふうきんこうぼう)は、日本の劇団。2018年度より、劇作家・演出家の詩森ろばと俳優の田島亮の2人による演劇ユニットserial numberとして活動する[1]。
特徴
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風琴は風で鳴る鍵盤楽器オルガンを使用。「ことばという美しい音楽を奏でるための楽器でありたい」との願いをこめて命名された。
社会問題を掘り下げたテーマをとりあげて多彩なスタイルをとりながらも、強い個性を失わずにいる社会派演劇を次々に発表しており、それが、風琴工房の特徴となっている。主宰は劇作家の詩森ろば。
沿革
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- 1997年 「病の記憶」シリーズをスタートさせる。
- 2000年 「ヤフーの媚薬」テアトロ戯曲賞最終候補
- 2002年 「箱庭の地図」テアトロ戯曲賞 最終候補
- 2003年 「紅き深爪」日本劇作家協会新人戯曲賞 優秀賞受賞
- 2007年 CoRich舞台芸術 春の芸術祭 初代グランプリ受賞
メンバー(2021年現在)
過去の劇団員
- 浅倉洋介(俳優)
- 津田湘子(俳優)
- 松木美路子(俳優)
上演作品
回 | 上演年月 | タイトル | 会場 |
---|---|---|---|
10 | 2002年1月 | 「ゼロの柩」 | 下北沢ザ・スズナリ |
11 | 2002年9月 同12月 |
「病の記憶」 | デザインセンターガレリア こまばアゴラ劇場 |
12 | 2003年3月 | 「紅き深爪」 | 下北沢ザ・スズナリ |
13 | 2003年8月 | ユニークポイントとの合同公演「白痴連続上演」 | こまばアゴラ劇場 |
14 | 2003年9月 | UBU7参加作品「ユビュ王」 | 法政大学学館ホール |
15 | 2003年11月 | 「ユダの食卓」 | こまばアゴラ劇場 |
16 | 2004年5月 | 「記憶、或いは辺境」 | 下北沢ザ・スズナリ |
17 | 2004年10月 | 「風琴文庫」 | 大塚文庫 |
18 | 2005年3月 | 「機械と音楽」 | 下北沢ザ・スズナリ |
19 | 2005年9月 | 「ゼロの柩 2005」 | シアタートラム |
20 | 2005年11月 | 「子供の領分」 | 門仲天井ホール |
21 | 2006年4月 | 「砂漠の音階」 | 下北沢ザ・スズナリ |
22 | 2006年12月 | 「食卓夜想」 | ギャラリーサイズ |
23 | 2007年4月 | 「紅の舞う丘」 | 下北沢ザ・スズナリ |
24 | 2007年11月 | 「砂漠の音階」 | スタジオ風姿花伝 |
25 | 2008年4月 | 「hg」 | 下北沢ザ・スズナリ |
26 | 2008年11月 | 「機械と音楽 2008」 | 王子小劇場 |
27 | 2009年5月 | 「無頼茫々」 | 下北沢ザ・スズナリ |
28 | 2009年10月 | 「おるがん選集 秋編」 | 本駒込ギャラリー日月 |
29 | 2010年4月 | 「おるがん選集 春編」 | ルーサイトギャラリー |
30 | 2010年10月 | 「葬送の教室」 | 下北沢ザ・スズナリ |
脚注
- ^ “風琴工房が改名、詩森ろばと田島亮のユニットに”. 演劇ナタリー (ナターシャ). (2017年8月29日) 2018年5月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
- serialnumber website
- 風琴工房WEB
- 風琴工房 (@fukinkobo) - X(旧Twitter)
- 詩森ろば (@shimorix) - X(旧Twitter)
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