DCコミックス
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DCコミックス(DC Comics, Inc.)は、アメリカのコミック・ブック出版社で、DCエンターテイメントの主力部門である。DCエンターテイメントは、ワーナー・ブラザースの子会社であり、ワーナー・ブラザース自体、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの子会社となっている。
- 1 DCコミックスとは
- 2 DCコミックスの概要
DCコミックス
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ディディオは2002年1月にDCコミックスに副社長兼編集として入社し、また『スーパーボーイ(英語版)』(第91-100号)の脚本家にも就任した。2004年10月に彼はDCユニバースの副社長兼編集長に昇進した。2006年以来、ディディオは「DCネーション」という週刊コラムを執筆し、DCの多くの主要なスーパーヒーロー作品の最後のページに掲載された。もともとこのコラムは彼が監修したプロジェクトである1年続いた週刊のマキシシリーズ(英語版)『52(英語版)』のものであった。2010年2月18日、DCエンターテインメントの社長のダイアン・ネルソン(英語版)によってディディオはジム・リーと共にDCコミックスの発行人に任命された。 ディディオは2008年と2009年のDCハロウィン・スペシャルと2009年のホリデー・スペシャルでコミックの脚本に復帰した。2009年に彼は『ウェンズデー・コミックス(英語版)』のメタルメン(英語版)のレギュラー脚本を務めた。2010年1月、ディディオは『ウィアード・ウエスタン・テールズ(英語版)』のクロスオーバー「ブラッケスト・ナイト(英語版)」のタイイン号と『アウトサイダーズ』のレギュラー脚本を務めた。2011年に彼は発行人としてDCの全現行タイトルのリブートを監修し、またキース・ギフェン(英語版)作画の『OMAC(英語版)』誌の脚本家を務めた。さらに同年にディディオは『DCユニバース・プレゼンツ(英語版)』のチャレンジャー・オブ・ジ・アンノウン(英語版)のストーリーの脚本を務めた。 2012年7月、サンディエゴ・コミコンの一環でディディオとジム・リーは、各テーマに応じて特殊メイクアーティストが優れたメイクを作成し、競い合うSyfyのリアリティ番組『Face Off』のエピソード「Heroic Proportions」の製作に参加した。ディディオとリーは新しいスーパーヒーローを創造するというそのエピソードの課題を出場者たちに提示し、6人のDCコミックスのアーティストがアイデアの開発を支援した。優勝したキャラクターであるインファーナル・コア(アンソニー・コサール作)は『ジャスティス・リーグ・ダーク(英語版)』第16号(2013年3月)に登場し、2013年1月30日に出版された。このエピソードは2013年1月22日に第4シーズン第2話として放送された。 2012年9月、ディディオはブレント・アンダーソン(英語版)作画のオンゴーイング誌『ファントム・ストレンジャー(英語版)』の脚本を書いた。ディディオは2014年にキース・ギフェンと再び組んで『インフィニティマン&フォーエバー・ビープル』を書いた。2018年にディディオはDCの「ダークマター」ラインの一環でジャスティン・ジョーダン(英語版)、ケネス・ロカフォート(英語版)と共に『サイドウェイズ(英語版)』を立ち上げた。 2020年2月21日、ディディオは10年間務めたDCコミックスの共同発行人を退任した。会社側は人事異動の理由を公表せず、彼自身による決定なのか会社によるものなのかも明かさなかった。またこの前月よりDCは数人の経営幹部を解雇していた。『ブリーディング・クール(英語版)』はディディオが解雇されたものであると報じた。
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DCコミックス
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「ジェネット・カーン」の記事における「DCコミックス」の解説
1976年2月2日にナショナル・ピリオディカル・パブリケーションの発行人に就任したとき、カーンは28歳だった。ナショナルはワーナー・ブラザースの一事業部で、DCコミックスのブランドの下にスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなど5千人以上のキャラクターを擁していた。そのころワーナー・パブリッシングではナショナルのコミック出版事業を縮小してライセンス管理を主業務にする計画があったが、ワーナーにヘッドハントされたカーンはそれに反対し、ナショナルの経営に参加することになったのだった。歴史のある業界に外部から送り込まれた若い女性に対しては反発もあった。ナショナルの社長を務めていたのはソル・ハリソン(英語版)だったが、カーンは2012年のインタビューでこう述べている。「ソルとはそれほどいい関係を築けたとは言いにくいです。ソルは私が入社したことに誰よりも腹を立てていました。その[経営トップの]地位は自分に与えられるのが当然だと思っていたのです」 1981年2月にハリソンは退任し、カーンが社長となった。ワーナー社の事業部の長となった中で最も若く、初の女性だった。 カーンは自身の新しい方向性を打ち出すため社名をDCコミックスへと正式に改名し、社名ロゴもパッと目につく新しいものに替えた。ミルトン・グレイザーがデザインしたロゴは「DCバレット(弾丸)」という通称で呼ばれた。さらに、作中世界(英語版)に並存している各誌のキャラクターをもっと相互に交流させるため、個々の自治権が認められていた編集部の中央集権化に乗り出した。制作スタッフのアイディアを認可するシステマティックな制度も整えられた。これによって採算性の高いタイトルを残して出版点数を減らそうとしたのである。また同時に若い作家を起用してコンテンツに活気を取り戻そうとした。マーベル・コミックスの主力作画家ジョン・ビュッセマ(英語版)の引き抜きには成功しなかったが、同社の大物ライタースティーヴ・エンゲルハート(英語版)は獲得することができた。カーンの任期の後半にはマーベル編集長ジム・シューター(英語版)の下を離れようとして勧誘を受け入れるクリエイターが多く、引き抜きは容易になった。中にはロイ・トーマス(英語版)、ジーン・コーラン(英語版)、マーヴ・ウルフマン(英語版)、ジョージ・ペレス(英語版)のような大物もいた。 カーンは1978年に「DCエクスプロージョン(爆発)」と銘打って新タイトル群の創刊とページ数の増加を試みたが、同年のうちに業績悪化を招いた。この顛末は「DCインプロ―ジョン(英語版)(爆縮)」と呼ばれた。その後もカーンは70年代末から1980年代を通じて、編集者で副社長のポール・レヴィッツ(英語版) と編集長ディック・ジョルダーノ(英語版)とともにDCの改革を進めていった。当時の水準より高価な1ドルの「ダラーコミックス(英語版)」や、より柔軟な作家の起用を意図したリミテッドシリーズ(英語版)(号数限定の定期刊行物)の刊行はその一つである。またカーンはクリエイターの権利を拡大した。出版界で古くから認められてきた印税制は当時のコミック界では一般に行われていなかったが、カーンは商業的に成功した作品の作者に利益が配分されるようにした。職務著作契約が常識であるコミック界ではあまり見られない措置だった。1989年に社長と兼任で編集長の座に就き、発行者の地位からは降りた。 1993年にはカーンの統括の下、大人向け作品のインプリント(出版レーベル)であるヴァーティゴ(英語版)や、マイノリティ作家による人種的多様性を重視した作品ラインであるマイルストーン・メディア(英語版)が立ち上げられた。後者は数年にわたって刊行が続けられ、中でも『スタティック・ショック(英語版)』はWBのテレビネットワークでアニメ化された。カーンはDC社の古典的なキャラクターの再創造(スーパーマンの死と復活など)が成功裏に行われた時期のトップとしても認められている。ジョルダーノは自分が知る限りカーンがクリエイターに編集上の制限を課したことはなかったとコメントしている。カーンのリーダーシップにより、DCは主力タイトルで家庭内暴力、性的指向、銃による暴力、ホームレス、人種差別、AIDSなどの問題を扱い、題材の限界を押し広げていくことで知られるようになった。ただしこの編集姿勢の例外として、『スワンプシング』誌で主人公がイエス・キリストと出会う号がカーンによって刊行取り消しとなったことがある。このとき原作・作画のリック・ヴィーチ(英語版)は検閲への懸念を表明して自ら降板した。 カーンはもともと圧倒的に男性社員が多かったDC社の多様化を主導し、自身の退社までに従業員の半分近くを女性とした。カーンは2002年に26年間勤めたDCを去り、映画プロデューサーに転身した。
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DCコミックス
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ニューヨーク市立大学ブルックリン校で英文学を専攻し、美術史とジャーナリズムを学んだ。1979年に卒業するとDC社の編集者ポール・レヴィッツ(英語版)のアシスタントとなった。それまでコミックと親しんでいなかったバーガーにとって、DCの主流であるスーパーヒーロー作品は「男性向け過ぎるように思われて」関心が持てず、別のジャンルに惹かれたという。間もなくホラーアンソロジー『ハウス・オブ・ミステリー(英語版)』の担当になり、女性主人公のファンタジー『アメジスト、プリンセス・オブ・ジェムワールド(英語版)』を立ち上げた。ほかの担当作品には「一大SFソープオペラ」である『リージョン・オブ・スーパーヒーローズ』や、ジョージ・ペレス(英語版)がフェミニスト的な視点を取り込んで再創造した『ワンダーウーマン』がある。 バーガーは創作上の自由を尊重しており、担当作品は既存の古いキャラクターを使っていても作家の個性が反映されたものになった。アラン・ムーア原作期の『スワンプシング』の担当を作者の一人でもあるレン・ウィーン(英語版)から引き継ぐと、同作が大人向け作品のジャンルを開拓するのに貢献した。ニール・ゲイマンに『サンドマン』を書かせて人気作家への道を開くなど、この時期に新しい感覚を持った英国人クリエイターがDC社に流入したのにはバーガーの功績が大きい。独自性の強いこれらのタイトルは、読者によって本流のDCユニバース(作中世界)と区別して「バーガーバース」と呼ばれた。 1993年にはバーガーを中心として大人向け作品のインプリントであるヴァーティゴが設立されるに至った。当初は『サンドマン』や『ヘルブレイザー(英語版)』などDCから移籍したシリーズが多かったが、クリエイター・オウンド(アメリカンコミックの著作権は出版社が保有することが多いが、実作者が権利を所有することをこのように言う)のオリジナル作品が主流になっていった。代表的なものには『プリーチャー(英語版)』や『フェイブルズ(英語版)』、『インビジブルズ(英語版)』、『Y:THE LAST MAN(英語版)』がある。ヴァーティゴには実験的な作品を受け入れる空気があり、作家性の強い作品が集まるブランドとしての評判を確立した。 2007年にはシニア・エディターのシェリー・ボンドとともにDCの新インプリントMinx(英語版)の編集統括に当たった。Minxはティーンの少女を対象としたコミックやグラフィックノベルを刊行していたが翌年に消滅した。 2012年12月3日、バーガーはヴァーティゴ役員を辞任することを発表した。このニュースは反響を呼び、『ニューヨーク・タイムズ』は「コミックの「『変な作品』の母」は次のステップへ」と題する記事を載せた。後のインタビューでは、作品やキャラクターの権利をコントロールしようとするDC社、ひいては親会社ワーナー・ブラザースの方針が離脱の動機だったと語っている。バーガーが去った後のヴァーティゴはメインの作品世界に組み込まれていき、2019年の出版ライン再編によって正式に廃止された。
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DCコミックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:22 UTC 版)
DCコミックスの『ディテクティブ・コミックス(Detective Comics)』誌17号にから28号まで、Leo O'Mealiaによるコミックストリップの再版が連載された。 アラン・ムーアのコミック『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン 』でフー・マンチューは「悪魔博士(The Doctor)」として登場し、モリアーティ教授と暗闘を繰り広げる。 フー・マンチューと彼の娘は、『フラッシュ・ゴードン』のミン皇帝(Ming the Merciless)とオーラ姫(Princess Aura)と同様に、『プラネタリー(Planetary)』(DCコミックス/ワイルドストーム)のキャラクター、ハーク(Hark)とアンナ・ハーク(Anna Hark)の父娘のモデルとなっている。フー・マンチューはまた、バットマンにおけるラーズ・アル・グールのモデルとなっている。
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DCコミックス
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2014年から多くのアメコミを刊行しているDCコミックスの女性キャラクター「ワンダーウーマン」「スーパーガール」「バットガール」「ハーレイ・クイン」「キャットウーマン」「ポイズン・アイビー」とコラボレーションを行いグッズが展開されている。2017年にはガル・ガドット主演の実写映画『ワンダーウーマン』の公開を記念してコラボレーションが行われた。
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