性的指向
性的指向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 13:30 UTC 版)
性的指向(せいてきしこう、英: sexual orientation)は、同じまたは異なる性別・ジェンダー間において恋愛や性愛、または性的魅力を感じるパターンであり、異性愛(ヘテロセクシュアリティ)、同性愛(ホモセクシュアリティ)、男性愛(アンドロフィリア)、女性愛(ガイネフィリア)、両性愛(バイセクシュアリティ)、全性愛(パンセクシュアリティ)、多性愛(ポリセクシュアリティ)、無性愛(アセクシュアリティ)などがある[1][2][3][4][5]。
- 1 性的指向とは
- 2 性的指向の概要
性的指向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:02 UTC 版)
性的指向とは、どんなジェンダーに性的な魅力を感じるか(もしくは感じないか)ということである。 性的指向については、マイノリティとされている主なものは、以下のとおりである。 ゲイ(男性の同性愛)… 男性同士で惹かれ合う。 レズビアン(女性の同性愛)… 女性同士で惹かれ合う。 バイセクシュアル(両性愛)… 2つ以上の性別に惹かれる。 パンセクシュアル(全性愛)… あらゆるジェンダーに惹かれる。オムニセクシュアル … 全てのジェンダーに惹かれる。 ヘテロフレキシブル … 基本的に異性愛だが、時折そうでないことがある。 ホモフレキシブル … 基本的に同性愛だが、時折そうでないことがある。 アブロセクシュアル … どのジェンダーに惹かれるかは流動的。 アセクシュアル(無性愛)… どのジェンダーにも性的に惹かれない。総称としても用いられる。デミセクシュアル … 他者との情緒的なつながり(信頼関係)がある場合のみ、性的に惹かれる。 グレイセクシュアル … ごく稀にしか性的に惹かれない。 リスセクシュアル … 性的に惹かれるが、その感情を返してほしいとは思わない。もしくはパートナーになることにこだわらない キュピオセクシュアル … 他者に性的に惹かれないが、性的な関係や行動には興味がある。 エースフラックス … ある日はデミセクシュアルと感じ、別の日は完全にアセクシュアルだと感じるなど、揺れ動く。 オートセクシュアル … 自分自身に性的に惹かれる。 「ゲイ」という言葉は、男性に限らず同性愛者含めたマイノリティな性的指向全般を総称して指すこともあるが、この用法を嫌う人もいる。バイセクシュアルの人は、ゲイやレズビアンになる途中段階だと誤解されやすいが、明確な性的指向である。
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性的指向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 23:00 UTC 版)
詳細は「性的指向」を参照 性的指向とは、人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念であり、具体的には、恋愛・性愛の対象が異性に向かう異性愛(ヘテロセクシュアル)、同性に向かう同性愛、男女両方に向かう両性愛(バイセクシュアル)などを指す。 同性愛は性的嗜好ではなく性的指向である。 性的嗜好(Sexual Preference)と性的指向(Sexual Orientation)はその意味が大きく重なる用語である。心理学研究では英語の含意から、性的嗜好は自発的選択の結果得られた後天的性質、性的指向は生来不変である先天的性質として区別されている。 異性愛が性的指向であるのと同じように、同性愛や両性愛も性的指向である。
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性的指向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 07:28 UTC 版)
「セクシュアリティとポルノの用語集」の記事における「性的指向」の解説
異性愛 - ヘテロセクシャリティ 男性同性愛 - ゲイ 無性愛 - アセクシャリティ 両性愛 - バイセクシャリティ(他者に対する美的欲求、情緒的欲求ないし性的欲求を、女性と男性の両方に抱くこと) 全性愛 - パンセクシュアリティ (相手の性別・ジェンダーによらず、あらゆる人間が性的指向・嗜好の対象となりうる) 多性愛 - ポリセクシャリティ (バイセクシャリティに加え、トランスジェンダー・インターセックス・第3の性別も性的指向・嗜好の対象となりうる)。 対義語は単性愛。 ピグマリオンコンプレックス(和製英語) - 人形偏愛症、アガルマトフィリア(対物性愛の一種) フィクトセクシュアル - 二次元コンプレックス(英:Nijikon) 対物性愛の一種。 関連項目: キンゼイ指標
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性的指向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 03:38 UTC 版)
「ミケランジェロ・ブオナローティ」の記事における「性的指向」の解説
アスカニオ・コンディヴィはミケランジェロが「修道僧のように貞節」と書いているが、ミケランジェロが持った肉体的交渉を明らかにすることは不可能である。しかしミケランジェロが残した詩文、美術作品から、その一端を垣間見ることができる可能性はある。 同性愛的傾向 ミケランジェロは300以上のソネットとマドリガーレを書いた。最も長い作品は1532年の、57歳のミケランジェロと出会ったときに23歳前後だったトンマーゾ・デイ・カヴァリエーリ(英語版)に捧げたものである。このソネットは、男性が他のひとりの男性に話しかける構成で書いたまとまった量の詩歌としては現存する最古のもので、男性にあてて多くのソネットを書いたシェイクスピアに先立つことおよそ50年となる。 他にもミケランジェロは友人だったチェッキーノ・デイ・ブラッチが、知り合って1年後に15歳の若さで死去したときに、その死を悼むエピグラムを書いている。 ミケランジェロが同性愛的傾向のある詩歌を書いたことは、後世[いつ?]の人々に忌避感を持って受けとめられた。このため、甥の息子で同名のミケランジェロが、1623年に男女の性別を入れ替えた形でミケランジェロの詩歌集を出版している。そして1893年にイギリスの詩人、文芸評論家ジョン・アディントン・シモンズ(英語版)が英語訳版を出版するときまで、この性別の変更は元に戻されることはなかった。ただし、ミケランジェロに実際に同性愛的傾向が見られたかどうかについては証明されていない。「精神的恋愛感情を、無感動で洗練された筆致で表現した想像上の詩歌である。官能的とされる詩歌も上品で感受性が豊かであることの表出にすぎない」と断言する研究者もいる。 未亡人との恋 ミケランジェロは1536年か1538年にローマで知り合った、40歳代後半の詩人で貴族階級の未亡人ヴィットリア・コロンナに大きな愛情を抱いた。互いにソネットを送りあうなど、2人の交歓はヴィットリアが死去する1547年まで絶えることがなかった。アスカニオ・コンディヴィはミケランジェロが、ヴィットリアの手にキスをしたことはあったが、頬にキスをしなかったことが生涯唯一の後悔だと語っていたことを記している。
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「性的指向」の例文・使い方・用例・文例
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