自己同一性とは? わかりやすく解説

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じこ‐どういつせい【自己同一性】

読み方:じこどういつせい

同一性


自己同一性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 02:12 UTC 版)

自己同一性(じこどういつせい、アイデンティティ、: identity)とは、心理学発達心理学)や社会学において、「自分は何者なのか」という概念をさす。アイデンティティもしくは同一性とだけ言われる事もある。当初は「自我同一性」(じがどういつせい、: ego Identity)と言われていたが、後に「自己同一性」とも言われるようになった[1]エリク・エリクソンによる言葉で、青年期発達課題である。


  1. ^ Dictionary: identity”. Merriam-Webster. 2015年12月16日閲覧。



自己同一性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 01:57 UTC 版)

精神分析学」の記事における「自己同一性」の解説

自己がつねに一貫した存在であるという内的な体験を自己同一性(英: Identity)という。エリク・H・エリクソン規定した自己同一性の定義には、自分による主観的な自己という意味だけではなく身分証明書たとえられるような社会他者承認する自己、すなわち客観的な現実性を持つ自己含まれる民族家族会社などどこかの集団帰属する自己、「○○としての私」を統合するものは自我同一性(英: Ego Identity)と呼ばれる。 よく言われるパーソナリティ広く言えば性格)との違いは、自己同一性(アイデンティティ)は社会的な文化的な性質含んでいるものとされる。そのためエリクソン発達理論やその概念では社会文化との関係性が欠かせないものとなっている。 ただしこの自己同一性(もしくは自我同一性アイデンティティ呼ばれるもの)はエリク・エリクソン以外の精神分析学派にとって非常に定義の難しいものとされ、またその理論曖昧さ矛盾指摘されている。例え自我心理学においては自我自己の発達ライン異なるのであり、同じ領域で語る事は出来ない。 また同一性アイデンティティ)という性質自己にのみ適切に当てはめる事が出来るが、自我には当てはめる事が出来ないとされている。何故ならば自我子供それなりに成長した後に出来る、基本的にあまり変形する事のない心の構造だからである。そのような心の構造に対して同一性という概念導入する事には厳密な精神分析理論においては非常に疑問持たれている事である。このように現代では比較多く使われる概念であるが、その使用エリク・エリクソン精神分析理論限定されているようである。

※この「自己同一性」の解説は、「精神分析学」の解説の一部です。
「自己同一性」を含む「精神分析学」の記事については、「精神分析学」の概要を参照ください。

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