性的感染とは? わかりやすく解説

性的感染

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 20:21 UTC 版)

後天性免疫不全症候群」の記事における「性的感染」の解説

性行為による感染では、性分泌液に接触することが最大原因である。通常の性行為では、女性精液が膣粘膜直接接触し血液中にHIV侵入することで感染する男性性交によって亀頭目に見えない細かい傷ができ、そこに膣分泌液直接接触し血液中にHIV侵入する事で感染する。そのため、性交でなくても性器同士擦り合わせるような行為でもHIV感染が起こる恐れがある。また肛門性交では腸粘膜精液接触しそこから感染するとされている。腸の粘膜は一層であるため薄くHIV侵入しやすいため、膣性交よりも感染リスクが高い。コンドーム着用HIVの性的感染の予防措置として有効である。ただし使用中破れたり劣化したものを気付かず使用する場合があるため、完全に感染を防ぐことができるとはいえない。コンドーム使用に際しては、信頼できる製品使用期限内に正し用法用いることが推奨される。また割礼によって感染リスク低減するという研究結果複数ある。傷つきやすく、免疫関連細胞の多い包皮切除することで、HIV侵入感染抑えられるためだと考えられている。なお口腔性器愛撫する場合も、口腔内に歯磨きなどで微小な傷が生じていることが多く、そこに性分泌液が接触することで、血液中にウイルス侵入するおそれがある

※この「性的感染」の解説は、「後天性免疫不全症候群」の解説の一部です。
「性的感染」を含む「後天性免疫不全症候群」の記事については、「後天性免疫不全症候群」の概要を参照ください。

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