ノンバイナリーとは? わかりやすく解説

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ノンバイナリー(Xジェンダー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 09:26 UTC 版)

トランスジェンダー」の記事における「ノンバイナリー(Xジェンダー)」の解説

詳細は「Xジェンダー」を参照 トランスジェンダーの中で、性自認男女のいずれでもない性となる者を「ノンバイナリー(Xジェンダー)」という。「Xジェンダー」は主に日本使われる用語で、英語圏における「ノンバイナリー」とほぼ同様の意味である。また、社会における男女二元論的規範とは異なるかたちで自分認識したり、表現したりする人の総称としてジェンダー・ノンコンフォーミング英語版)」という言葉もある。 これに当てはまるのは主に「両性」や「無性」や「中性」の性同一性を持つ者である。その様相は多様であり、その中には同一視する性別が変わる者や、心の部分部分で違う性に同一化する者等がいる。個人差はあるが、自分の心が男女どちらか判らず混乱覚えたり男女どちらかの性であることを強要される環境対し拠り所無さ違和感苦痛覚える。ただし「Xジェンダー」のこの様相は、記憶のあるスイッチング人格変換)を有する典型例解離性同一性障害症状とも酷似しており、入れ替わる異性の心は乖離した人格であった報告例もあるため、一概に性同一性障害であると思いこむのは早計である[要出典]。 これらXジェンダー者の場合、(性同一性障害当事者男性女性どちらか同一性を持つと考えられがちで)医療的な性同一性障害診断基準には適合しないとされることがあるが、実際診療の場では、DSM5の「性別違和」の診断基準においてオールタナティブ性別あり方記載しているため、精神科行けば中性無性等もまた精神科疾患範疇内に入る。 また、トランス」という接頭辞が、「世間においての、「男性」「女性」という二元論的性別観を前提一方性別から他方性別への完全な移行」を表すニュアンスをもつことから、例えば「Xジェンダーのような独自の性別をもつ者や、社会的制度としてのジェンダー自体否定する者は、ジェンダーベンダー(gender bender性別ねじ曲げる人)、ジェンダーブレンダー(gender blender性別混合する人)、ジェンダークィアgenderqueer既存性別枠組みあてはまらない、または流動的な人)と名乗る場合もある。

※この「ノンバイナリー(Xジェンダー)」の解説は、「トランスジェンダー」の解説の一部です。
「ノンバイナリー(Xジェンダー)」を含む「トランスジェンダー」の記事については、「トランスジェンダー」の概要を参照ください。

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