ノンバックラッシュとは? わかりやすく解説

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ノンバックラッシュ(カエリ防止)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 05:54 UTC 版)

バックラッシュ (機械)」の記事における「ノンバックラッシュ(カエリ防止)」の解説

バックラッシュ必要悪とされる場合大部分であり、バックラッシュを減らす(無くす)様々な工夫が行なわれている。それらの工夫を「ノンバックラッシュ」・「バックラッシュレス」等と呼ぶ。また、インボリュート歯車バックラッシュを減らす事ができる。 ねじにおいては、めねじの一部切り取り、それをねじの長手方向多少動かして、めねじの本体切り取り部分との隙間調節する事により遊び無くす事ができる。 歯車においては相手歯車対し噛み合う同形同軸歯車バネトルク与えて予圧与えるという)あそびを無くす。トヨタのハイメカツインカムと呼ばれる方式DOHCエンジンスバルEN07エンジンスーパーチャージャーDOHCエンジンEN07X型)等でははさみになぞらえてこの方式の歯車シザーズ・ギヤ称している。自動車用エンジンなどの一定方向にしか回転しない事例では有効な方法である。 トルク変動大き駆動装置におけるバックラッシュ低減方法に、マツダトランスミッション等に採用したフリクションギアがある。主ギアよりも歯が1枚少ない薄いギアを、それ自体が皿バネとなるように製作し、主ギア押しつける形でセットすることで、その間フリクションによりトルク変動吸収しながらバックラッシュ小さくするという仕組みのものであり、回転方向トルクのかかる方向)を問わないこと、コスト的に有利なことで、シザーズギアに勝る部分も多い。 三共製作所がウオームホイールの歯をローラー置き換え同社ではターレットと呼ぶ)、ウオームギア同じくローラーギアカム)の歯の山を両側からローラーではさみ、バックラッシュ無くしたローラドライブ」を製品化している。各々は線接触となり、小径のローラーギアカムではすべりの影響をほとんど考慮する必要がないことから、伝達効率も高い。産業用ロボットアーム類において、停止位置精度向上に高い効果がある。

※この「ノンバックラッシュ(カエリ防止)」の解説は、「バックラッシュ (機械)」の解説の一部です。
「ノンバックラッシュ(カエリ防止)」を含む「バックラッシュ (機械)」の記事については、「バックラッシュ (機械)」の概要を参照ください。

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