12000系とは? わかりやすく解説

12000系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 17:47 UTC 版)

12000系(12000けい)、12000形(12000がた)とは、12000の数値を使用する、ないしは5桁の数値のうち上1桁目に「1」、2桁目に「2」を使用する体系を持つものを指す。




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12000系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 14:51 UTC 版)

近鉄12000系電車」の記事における「12000系」の解説

一方で、12227Fと12231Fよりも1か月前に竣功した12252F(1991年3月竣工)は初め中間車更新し同時に21000系準じたモノトーン調の内装変更され以後更新車は全てこの内装とされた(制御車末尾33以降中間車全車)。これは、従来更新工事新造当初の姿に復元させる原状復帰目的としていたのに対しこの度更新より21000系代表される高品質デザイン近鉄特急車両全体のトータルイメージとするべくインテリア統一化を図ることにしたものである。インテリアデザインコンセプトを「ハイクオリティ」としてデザイン展開しデザイン監修山内陸平が担当した主な更新内容天井照明間接式変更空調吹出し口従来品を流用)、また荷物棚ネット式のものからアルミ製のスリット状のものとなり、その下に蛍光灯設置しカーテンもロイヤルラインからベージュ地に、座席表布はカクテルレッドと呼ばれるピンク中心混色仕様になったほか、床もストライプタイプのものから濃茶色の敷物交換された。車内号車表示式からLED式となってトイレ使用表示灯併設された。また、出入台と客室の間にも仕切り設け工事が行われ、あわせて客室側の妻壁には21000系準じたドット模様描かれ仕切りドア縦長の細窓が設けられた。デッキ21000系同様で、グレー系の化粧板交換され天井はアクリルカバー付の直接照明代えてダウンライト取付けられた。トイレ床面21000系準じた天然石採用するなど、従来更新車とは大きく異な雰囲気となった1995年10月には最後まで原形前面形状保った12250Fが更新のため工場入場し羽根特急マークのオリジナルスタイルが消滅した本系列のA更新S32最後として1996年4月完了している(この時編成替えが行なわれたが、その件に関して後述する)。 更新後の車内 モケット交換後の座席 LED式サインパネルと妻壁ドット模様 便器交換と床の御影石化が施工されたが機能変化なし 更新後の洗面台 デッキダウンライト化同じA更新でも仕様大きく異な塗装変更 1991年には、今後汎用特急車採用する新し色味確認するために、12252F、12243F、12244F、12247Fにおいて試験的に塗装の変更が行われた。塗り分け自体変化はなかったが色味変更となり、最初に変更された12252Fではオレンジが黄味がかり、紺色水色のような色味となって前述21000系準じたアコモデーション変更同時に登場した。他の3編成では黄味がかった色味水色より若干青味がかった色味登場したいずれも明るさ透明感表現したのである。 この更新工事前後新製された22000系前記4編成とは異な色味落成したが、これが新たな汎用特急車塗装として全面的に採用された。先の4編成順次この色味塗り替えられ試験塗装短期間消滅した。この新塗装車体更新工事施工編成にも採用されたため、ごく短期間ではあったが羽根特急マークオリジナル車両と新塗装組合せ見られた。 パンタグラフ変更最高速度120 km/h化対応工事 一部車両についてパンタグラフ下枠交差式の東洋電機製造PT48系に取り替え1988年には120 km/hへのスピードアップ対応のための改良工事実施した具体的に120 km/hからの制動距離600 m以内抑えるためのブレーキシリンダーの圧力変更パンタグラフ集電すり板部分のばねを架線追従性向上を目的として3元ばねへ交換ATSの上速度変更下り勾配時の抑速運転速度上のための抵抗器容量上の改良工事である。この120 km/h運転対応にあたり12203Fがデータ提供のため、1986年10月から12月の間で測定器載せて夜間運転された。同車この他1987年にク12303の台車積層ゴム方式改造してKD-71Rとして試験され、この結果をもとに5200系台車製作された。 編成替え 1996年2月中間車S31が車体更新の際、車内21000系準じた仕様変更されたため、以前に旧仕様更新された12231Fとは編成組めなくなり12251Fに組込まれ6両編成化され、同様の内容で12232FとペアS32同年4月に12256Fに組込まれ6両編成化された。このため6両固定編成前回増結分も含め4編成となった1996 - 2003年6両固定編成鳥羽 近鉄名古屋 → 12249F12250F12251F12256Fモ12249モ12250モ12251モ12256 - サ12149サ12150サ12151サ12156 - モ12029モ12030モ12031モ12032 サ12129サ12130サ12131サ12132 - モ12049モ12050モ12051モ12056 - ク12349ク12350ク12351ク12356 グレー車両が6両化に際して増結された中間ユニット 黄色は4両組成時の中間ユニット 6両編成組成する場合は4両の中間に1ユニットを挟む。このとき、モとサの位置入れ替える車体更新B更新1990年代半ばから特急利用客数減少転じこのため特急車保有数を暫時減らして対応した。そして車両新造控えてコスト抑えつつ適正両数での特急運用維持するために従来特急車については新製後約30年程度廃車としていたもの再度車体更新の上実施し耐用年数を約40年程度延長することとした。更新対象21000系準じた車内改装が行われたグループとされ、初期車については対象外とした。こうして1998年から2回目車体更新B更新)が施工されることになった2002年まで更新内容は、まず乗降上部雨樋取り付け屋上のクーラーキセを丸み帯びた形状のものに交換され機器更新内装材の新品交換行われた。 このB更新工事1998年から2002年にかけて12235F - 12238F・12243F - 12248F・12252Fに行われた廃車開始編成両数減車)と6両固定編成消滅 B更新対象外とされた初期車廃車2000年5月より開始され2003年6月には本来であればB更新対象になりうる中間車S49とS51が需要減によって廃車となり、6両編成の12249Fと12251Fは4両編成となったまた、2004年8月にはS50廃車となり、同じく6両編成の12250Fも4両編成化され、さらに中間車廃車により、2両編成短縮され編成発生した2005年には一部編成団体専用列車への格下げ形式変更が行われ、この内S32対象含まれたことで、12256Fが4両編成化され、本系列から6両固定編成消滅した同様にS41が含まれたことで、12241Fは2両編成化された(後に形式が15400系に変更される)。 B更新再開後 車両数整理一通り完了した2006年以降は12233F・12234F・12239F - 12242F・12249F - 12251F・12253F - 12256FにB更新が行われ、2008年2月の12255Fをもって完了した。なお、B更新工事車体更新時のような車両単位ではなく全て編成単位行われている。 内装材はB更新前を踏襲するが、座席従来簡易リクライニングシートから22000系や23000系、16400系と同じ固めウレタン材質採用したバケットシート交換された。背ずりは21020系類似したタイプ変更された以外は22000系準じリクライニング機構レバー作動メカ式からボタン作動油圧式座席転換は背起こし式から足踏みペダル式に変更された(自動転換には非対応)。モケット従来同一のカクテルレッド(紅色系)である。テーブルひじ掛け引き出し式からひじ掛け内蔵式変更されテーブルそのもの22000系同一品に交換されTc車の空気清浄機設置や一編成では車内販売準備室撤去が行われた。 一方経年の高い12232F以前初期車両にはこれらの更新行われず2000年から2005年にかけての車両数整理から外された12211F・12212F・12217F・12219F - 12222F・12224F - 12232Fは座席モケット交換のみで、間接照明なし、ひも網棚ありの簡易内装更新に留まっている。2006年から2013年にかけて12231F・12233F - 12256Fに車体連結部の転落防止幌設置が行われた。2013年から検査時に一部編成では老朽化したトイレ内装改修工事が行われ、22600系準じた室内改修された。 バケットシート 洋式男性化し和式洋式化のう真空B更新車の一部施工され車内販売準備室部材撤去され転落防止装置 更新後のクーラーキセ:下段登場トイレ換気ベンチレーター:右が更新前(排気口中央向き変更されている) 観光特急あをによし」への転用形式変更 近鉄2021年10月8日に、大阪 - 奈良 - 京都間の観光特急あをによし」を運行することと、専用車両として12200系から改造した4両編成充当することを発表した専用車改造されたのは編成単位での最終増備車となった12256Fで、形式後述の19200系に変更された。2022年4月29日から運行開始された。

※この「12000系」の解説は、「近鉄12000系電車」の解説の一部です。
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