織田信長と十二神将
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「SAMURAI DEEPER KYO」の記事における「織田信長と十二神将」の解説
十二神将とは、第六天魔王織田信長に仕え、その手足となる最強の侍(サムライ)マスター。太陽を廻る星の如く織田信長を守護する十二人の生ける武神。その強さと神聖さ故に天界十二神とも言われ、人知遥かに超えた力は単身で一国を滅ぼすと言われる。信長の方針で、現地位にいる者を倒せばその地位に就くことができるなど完全な実力主義をとっている。 12人のうちクビラ、メキラ、インダラ、ハイラは狂戦士(バーサーカー)と呼ばれ、その凶暴さと強大すぎる力のため封印されており、樹海で狂一行と交戦した時にはかりそめの神将が置かれていた。 織田上総介信長(おだ かずさのすけ のぶなが) 声 - 速水奨 樹海時の身体年齢26歳、5月12日生まれ、身長175cm、体重66kg(うち魂1g)、血液型B型 自らを第六天魔王と称し、戦国最強の武将とも言われる阿修羅。本能寺の変においては、反逆した明智光秀の軍を1人で全滅させたが、幼少時代の狂に敗れ死亡。しかし壬生一族の手により器を変えて何度も蘇り、狂と死闘を繰り広げる。四度目の戦いで愛刀左文字を使用する。幼少時代の狂に少なからずも影響を与え、狂が天下を目指したのは信長と再戦をするための暇つぶしだった。代表的な技は「天魔・骸手」「天魔・死霊乱魔」など。 アニメ版では樹海において狂と初めて出会った(ここが原作との違い。なお、樹海に現れた信長の肉体は樹海の霊力を集めて作ったものであり、樹海自体が信長の肉体といえる)。剣妖と化し狂を追い詰めたが、京四郎のみずちに敗れる。その後鬼眼の狂の本当の躯に宿り、圧倒的な力を見せ付けた。相手の技を吸収して自分の技として放つことができ、無明神風流奥義・朱雀をも操れる。正しき歴史である2002年の東京にて狂に斃された。 真達羅(しんだら) 年齢推定38歳、1月2日生まれ、身長188cm、体重66kg、血液型AB型 声 - 山口隆行 死なずの真達羅の異名を持ち、忍者マスターと呼ばれる最高位の忍。地・水・火・風、あらゆる自然現象を操る。初代の猿飛佐助を名乗り幸村に仕えていたが離反し、十二神将が一人となり幸村と敵対する。しかし、その行動の真意は、来たる壬生の脅威から幸村を護ることにあった。ひしぎにより「死海怨呪」という呪印を刻まれており、いかなる傷も瞬時に治癒させる特殊能力を持つ。その為、並大抵の攻撃で刺されたり斬られたりしても血を流すことすら少ない(前述の異名で呼ばれるのはこの能力のため)。武器は忍刀。代表的な技は「護摩四面堂」など。 アニメ版ではミゲイラと同じ未来を見通す里に生まれる。幸村の末路を見てしまい、その歴史を変えるために信長とともに乱世をもたらそうとした。体内が別の空間につながっており、そこに魔界の門を飲み込み、命と引き換えに世界を護った(真田忍法死なずの術)。 摩虎羅(まこら) 声 - 陶山章央(幼少期 - 今井麻美) 年齢推定16歳、5月30日生まれ、身長165cm、体重54kg、血液型B型 本名:風魔の小太郎。猿飛サスケの親友で樹海の出身。サスケを食べようと狙った真の因陀羅に操られ、身を守ろうとしたサスケに斬られたことからサスケを憎み、誤解を抱えたまま十二神将に入る。しかし、真の因陀羅との戦いで事の真相を知りサスケと和解。彼を真の因陀羅の攻撃から庇い、命を落とす。サスケいわく、昔はお人好しだった。影を自在に操りクナイが武器。代表的な技は「影堕」など。 アニメ版では史実通り、北条氏に仕えた風魔一族の末裔。壬生での闘いの後、サスケと和解、真田十勇士の一員になった。 安底羅(あんてら) 声 - 植田佳奈 年齢不明、4月1日生まれ、身長144cm、体重34kg、血液型A型、3サイズB76、W53、H80 壬生一族の上流階級の出身で本名は杏樹(あんじゅ)。父親は狂戦士・真のクビラ。死の病を発症した際、真のクビラが彼女の命を救うため、ひしぎに頼んで成長前の姿に戻させたために過去の記憶を忘れている。人の頭を握りつぶすほどの怪力の持ち主で二本の鉄球が武器。シンダラに懐き、ビカラとはケンカ友達で仲が良い。 アニメ版では信長の肉体を作るための実験体で、長時間闘うことができない。ビカラとともに剣妖となり、狂のみずちに斃された。 珊底羅(さんてら) 声 - 町井美紀 外見上の年齢14歳、3月3日生まれ、身長155cm、体重43kg、血液型A型、3サイズB79、W56、H81 眼鏡をかけたドジで大人しい少女。感情が高ぶると身体から何でも溶かす鱗粉を放出する。その体質ゆえつらい思いをしてきたが、灯によって救われる。 アニメ版では樹海の住人。徳川家康を剣妖に変えた。十二神将で唯一、シンダラにだけは仲間だと認められていた。アキラにより氷付けにされた真達羅、摩虎羅を命と引き換えに助けた。真達羅は樹海から退却するとき、そのことを回想している。 毘羯羅(びから) 声 - 原沢勝広 外見上の年齢34歳、8月8日生まれ、身長212cm、体重115kg、血液型B型 4年前に狂と互角にやりあった肉弾戦の達人。女口調で喋り、美しい男が好き。少なくとも4年前までは女口調ではなく普通に話していたようだが、なぜ女口調になったのかは謎。筋骨隆々な外見は怪力タイプの戦士を思わせるが、実はスピードを生かした戦いを得意とする。腕につけたチャクラムのような武器を飛ばすほか、「美・麗!!ビカラパンチ」「超・美・麗!!ビカラ・ビクトリー・バスター」といった技を使う。アンテラとはケンカしつつも仲がよい。狂との決着を最後までつけられないままアキラに氷漬けにされる。何かとインパクトが強く、死亡後もコミックスのおまけコーナーに登場する。 アニメ版では安底羅とともに剣妖になり、みずちに斃れた安底羅の仇を討たんと奥義「地獄抱擁」を使い、力尽きた。豊臣秀吉に仕えた蜂須賀小六の息子(嫡男で徳島藩主の家政かどうかは不明)。 伐折羅(ばさら) 声 - 森訓久 公家のような言葉遣いで話す十二神将一高飛車な男。復活した信長の小姓で弓矢の使い手。遠くの音まで拾えるほどの聴力を持つ。アジラ(アキラ)を信用していなかった。幸村と戦い、「破魔結界」で幸村を苦しめるが、盾となったサスケを道具のように扱った言動が幸村の逆鱗にふれ、幸村の怒りの剛剣により真っ二つにされ散る。信長に心の底から忠誠を誓っており、壬生で死人として黄泉がえったときも、最後まで信長に尽くそうとし、涙まで流した。 アニメ版では本能寺にて信長の小姓であるにもかかわらず最後まで信長を護ることができずその首を持って逃走した。ゆえに信長の復活に一生を捧げた。怒りを爆発させた幸村に自らはなった矢を目玉に突き刺され、死亡。 頞儞羅(あにら) 樹海時にはアキラがその地位にあったが、離反。それ以降は空位となっている。 因陀羅(いんだら) かりそめの十二神将。狂への愛憎のために信長に与した出雲阿国が正体。伐折羅がスパイとして利用していた。 宮毘羅(くびら) 声 - 櫻井孝宏 外見上の年齢36歳、2月10日生まれ、身長174cm(本当は54cm)、体重70kg(本当は15kg)、血液型A型 かりそめの十二神将。人形師で十二神将一の頭脳を持つと言われている。相手の姿形、能力まで似せた人形を作ることが出来る。姑息な性格で、ゆやの偽物を作ったり、一度狂を追い詰めたりするが、入れ替わった壬生京四郎に倒される。人形が本体だったため難を逃れたものの、鬼眼の狂の秘密を知ったためにアキラに夢氷月天で氷漬けにされた。アンテラ曰く、陰険タムシ。 アニメ版では能楽師。狂達に旅館の幻影を見せていた。対象に瓜二つに化ける人形を操る。狂のみずちに一蹴され敗れるが本体は人形のため助かった。が、結局アキラに殺される。 迷企羅(めきら) 声 - 保村真 かりそめの十二神将。紅虎の兄弟子で、当時は戯豹(ぎひょう)と名乗っていた。仲間殺しの異名を持ち、目的のためなら手段を選ばない。奥義を授けてくれなかったという理由で当時の師匠を殺害したことを告白し、怒りを買った紅虎の八寸を受け敗れる。相手を一瞬無意識状態にする神影流の秘術・幻視術で紅虎を苦しめた。武器は大鎌「豹翼」。 アニメ版では原作同様に紅虎を追い詰めるが、最終奥義・水月(アニメ版オリジナル)により敗れる。 波夷羅(はいら) 声 - 田中総一郎 かりそめの十二神将。くいだおれ人形のような格好。あまりのセンスの悪さに、公式ファンブックのおまけページでさらし者にされている。ブーメランのように投げて使う大量の曲刀「鵬翼飛翔」を操る。筋肉で出血を止めたり、片手で巨岩を持ち上げたりしてサスケを仰天させた。部下を物としか思っていないため幸村の怒りを買い、みずから投げた巨岩と共に真っ二つにされて倒された。 アニメ版では信長の直系の親族・三法師。自分の血筋に誇りを持っており、サスケや摩虎羅のことを見下していたが、結局は狂に一蹴された。死を覚悟して狂に反撃しようとするも、サスケを守るために乱入してきた幸村に斃される。 招杜羅(しゃとら) 十二神将の長。その正体は椎名ゆやの兄、椎名望。彼の肉体は信長と狂との四度目の戦いにおいて信長の器として使用された。望が最高位のシャーマンであるため、その肉体には死者を黄泉がえらせる能力や驚異的な回復力が備わっており、狂を苦しめた。 アニメ版の招杜羅(しゃとら) 声 - 玉川紗己子 アニメオリジナルキャラクター。西洋風の鎧に身を包んだ女性。十二神将のリーダー的存在。その正体は信長の妹・お市の方。壬生一族の一員であり、信長の魂を鬼眼の狂の躯に宿らせた。ミゲイラが真ノ村正を4つ吸収し、狂の天狼も吸収しようとするのを阻止しようとするが、真ノ村正の歴史を修正する力により、正しき歴史の越前・北ノ庄城内にて柴田勝家と共に炎に包まれ、狂達のいる世界のシャトラは消滅した。
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