登場大型メカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 23:19 UTC 版)
エグザクソン 砲介が依頼で発掘作業を行っていた際、最新のボーリングマシンも歯が立たないほど堅牢な巨大コンテナを発見。その中に格納されていた、リオファルド時間で1800年以上昔に建造された惑星制圧兵器X-05を解析し、改造を加えたロボット。全高159.6m。最大の特徴は、リオファルドでも遥か昔に失われた反物質を利用したジェネレータ「XXX(ラウンメイタル)ユニット」を搭載していること。劇中の主流である核融合炉を圧倒的に凌駕する瞬間発電容量によって、重力慣性制御時にはほとんどの攻撃を無効化し、エグザキャノンの巨大な砲弾に超音速を瞬間的に与えることが可能。ただし、燃料である反物質は補給が利かないゆえに乱用も出来ないので、通常動力源として別に核融合炉も搭載している。砲一によってもたらされた実動データをもとに小改良とリミッター緩和を繰り返し、出撃毎にパワーアップを遂げていった。後に大改修を施され、エグザクソンE-1と改称する。木星軌道上の亜空間ゲートでウェザビルと交戦し、ほぼ相討ちとなった。主装備は以下の通り。エグザキャノン 胸部に搭載された4,096mm砲。通常時は12口径、折り畳み式の砲身を展開したフルバレル時には21口径となる。ハイブリッドガンで初期弾丸加速はプロペラントを用い、2次弾丸加速方法は発射時に強力な電磁波を発生することから、電磁誘導方式のレールガンか重力慣性制御による直接加速方式のどちらかの可能性が高いが、作中に明確な記述はない。12口径の場合は核融合炉ジェネレータを使い、21口径の場合はXXXユニットの出力を使う。E-1改修によって2倍のパワー(具体的に何が2倍なのかは、作中で説明されていない)となり、またサボットに反物質を装填した反物質砲弾を発射する機能が付加された。 右腕搭載砲 46cm機関砲。エグザキャノン同様にGPSと連動することでピンポイントな精密射撃が可能。 左腕搭載砲 88mm6連ガトリング砲の3機セット。エグザクソン搭載火器としては最小とはいえ大抵の装甲や建物は粉々にしてしまう威力がある。 ボディ 重厚な装甲を備え、重力・慣性制御との併用でソロサルムの主砲やカスールの破砕機に耐える。また、ピンポイントに重力慣性制御を掛けることで、拳や蹴り足にほぼ無限大の慣性質量を加えることも可能。単純ながらその攻撃力はカスールを一撃で屠り、ウェザビルの外装装甲に穴を穿つなど、相当なものである。 ソロサルム リオファルド製巨大ロボット。軌道エレベータによって静止衛星軌道上から地上へ降ろされた初荷。当時のリオファルド全権親善大使であったシェスカがこれを披露し、地球の占領を宣言した。主砲として32口径1143mm砲を装備し、ハワイ島沖からの砲撃によって富士山を消滅に至らしめた。第2射ではエグザクソンの破壊を試みるものの通用せず、エグサキャノンの応射を受けて撃破された。カスールやダグノフ1とは違い、エレベースからの遠隔操縦で動く。 カスール 都市破壊専用重機ロボット。両腕に12.7万トンのボーリング型破砕機を持つ。通常攻撃時は破砕機を亜音速まで加速し、衝突させる。加速モード時には肘の部分に当たる破砕機末端のブースターを使い、超音速までの加速が可能。破砕機のボーリングシールド正面中心には、レーザー照射口を備える。エグザクソンには全く歯が立たず、右腕を機体へ突き込まれた上に内部への直接砲撃を受け、破壊された。 ダグノフ1(ワン) 対エグザクソン用に急遽建造されたロボット。太陽系とリオファルド本星域とを通ずる亜空間ゲートにある、空間反転事故防止のためのゲート強制閉鎖用ジェネレータに使用されていたXXXユニットが強制徴用され、搭載されている。主砲(両腕を背後に回し、肩同士を接続して形成される)はエグザキャノンに対し口径比1.5、砲弾質量比3。操縦席は複座式。XXXユニットの出力を活かしてエグザクソンの右腕を吹き飛ばし、一時は捕獲する寸前まで追い込んだが、砲一と勇華の活躍により脱出を許し、最後はエグザキャノン・フルバレルの至近砲撃で撃破された。 サイモフ リオファルド地球圏配備艦の中で最大級の宇宙戦艦。種別は機動艦で第87艦隊1号艦。艦首両側壁に、それぞれ5門の主砲口を備える。また、トップベースを除く侵略軍の全艦艇・機動兵器に対する優先コントロール権を保有している。全長744m。物語終盤、粛清を恐れた地球統括最高委員会の首脳陣を乗せて本星首相の出迎えに向かったが、ウェザビルの砲撃を浴びて大破。その隙に潜伏していた勇華αがコントロールを乗っ取りウェザビルの猛攻に晒されたエグザクソンの援護を行う。直後に第2射を受けて撃沈されるも貴重な反撃への糸口を作ることになった。同系艦はヴィカス。勇華βによって乗っ取られ、その戦闘力とサイモフと同等の管制能力を持って破壊されたエグザクソンに代わる加農基地の新たな力となった。 ガスターフ リオファルド最大の重力クレーンを持つ大型艦。種別は輸送艦。等級はSS。全長736m。エグザクソンとダグノフ1を同時搭載できるほどの大容量を持つ。地球を襲ったウェザビル主砲弾の破片を防ぐ盾となり、大半が破壊された。 ウェザビル リオファルド本星政府最大の宇宙戦艦。首相の座乗艦でもあり、彼のエンブレムが掲げられている。全幅約5km。左右に副砲がそれぞれ6門、艦体前面に主砲6門。艦橋部にある付属砲の一撃でサイモフを大破せしめた。エグザキャノンの100倍以上の砲弾質量を持つ副砲一門の砲撃を防ぐために、エグザクソンE-1の防御システムは限界出力を要した。また、副砲の砲口部には重力制御による射角変更システムが使用されており、発射直後の砲弾の射角をほぼ直角に変更して艦体に取り付いたエグザクソンへの精密射撃を行う驚異の性能を発揮した。主砲は惑星破壊を主目的としており、地球の大陸プレートを破壊することが可能とされるが、作中で具体的な仕様は説明されていない。シェスカの計略で破壊された地球との亜空間ゲートを再び開くため、ゲート発生装置が急遽増設された。圧倒的な火力でエグザクソンを追い詰め、死闘の末に撃破したものの、その直前に中心部に撃ち込まれた反物質弾が炸裂し轟沈。その映像は生還した砲一によって地球全土へ放送され、終戦の決め手となった。 エレベーターシップ(エレベース) 作中に登場する最大の宇宙船にして軌道エレベータ。全長3万7千km。両端に地上ベースと軌道ベース(トップベース)が存在する。リオファルド本星で建造され、各種武装と共に亜空間ゲート経由で地球へ送られたトロイの木馬である。軌道ベースは地球統括最高委員会の司令拠点であり、ダグノフ1を建造した工業プラントや宇宙船母港、電力設備を備える。地上ベースは地球占領における戦略的中心となり、軌道エレベータ開通式典に託けて集めた人質の収容所ともなった。 エグザクソン基地(加農基地) 加農一派の本拠である巨大地下要塞。元はX-05の発掘地点であった富士山近郊の山中に存在する。一万人を養い得るキャパシティと備蓄物資、リオファルドの軍システムにも侵入可能な電子戦能力、複製XXXユニットを用いた鉄壁の防御能力を誇る。物資の搬入や基地の出入りは地下深くに建造されたリニアラインで行われ、各駅は砲介の所有するビルやマンションの地下に設けられている。
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