慣性質量とは? わかりやすく解説

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かんせい‐しつりょう〔クワンセイシツリヤウ〕【慣性質量】

読み方:かんせいしつりょう

物体慣性大きさ示される質量ニュートンの運動方程式基づいて定義される加速度α、力をfとするとき、運動方程式f比例関係表され、その係数mが慣性質量となる。一方重力生じさせる原因として万有引力の法則基づいて定義される重力質量がある。


慣性質量

英語 inertia weight

質量静的な状態の重さであるのに対して、慣性質量は動的な状態での重さである。ニュートン慣性の法則由来クルマ前後質量配分5050であってもそれぞれの部品位置クルマ重心位置より離れていたり、前後端に偏ったりして重いと、慣性質量は大きく回頭性(操縦安定性)は悪い。同じエンジン質量でも、動く部品(クランクシャフト歯車バルブなど)が重いと慣性質量が増え加速性能燃費悪くなる軽量化する場合、同じ1kg軽くしても、慣性質量に影響する部品軽くしたほうが、加減速性能の向上や振動騒音低減に有利である。逆に苦肉の策ドア閉めやすくするため、イナーシャウエイト(デッドウエイト)をつけることもある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

慣性質量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 20:40 UTC 版)

質量」の記事における「慣性質量」の解説

慣性質量(inertial massmIニュートンの運動方程式において導入される量である。物体作用する力 F と物体加速度 a の比例係数として次の様に表されるm I a = F . {\displaystyle m_{\mathrm {I} }{\boldsymbol {a}}={\boldsymbol {F}}.} これは実際に実験行い物体を(ばねの変形などによる)既知の力で引っ張ったときの加速度調べ比例係数計算することで求められる。慣性質量は物体動きにくさ(あるいは止まりにくさ)を表す値であるといえる

※この「慣性質量」の解説は、「質量」の解説の一部です。
「慣性質量」を含む「質量」の記事については、「質量」の概要を参照ください。

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