かんせい‐こうほう〔クワンセイカウハフ〕【慣性航法】
慣性航法装置
(慣性航法 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 10:19 UTC 版)
慣性航法装置(かんせいこうほうそうち、英: Inertial Navigation System, INS)は、潜水艦、航空機やミサイルなどに搭載される装置で、外部から電波による支援を得ることなく、搭載するセンサ(慣性計測装置、英: Inertial Measurement Unit, IMU、Inertial Navigation Unit; INU, Inertial Guidance Unit; IGU, Inertial Reference Unit; IRUなども使用される)のみによって自らの位置や速度を算出する。慣性誘導装置(英: Inertial Guidance System, IGS)、慣性基準装置(英: Inertial Reference System, IRS)などとも呼ばれる。
- 1 慣性航法装置とは
- 2 慣性航法装置の概要
- 3 解説
- 4 脚注
慣性航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/30 14:35 UTC 版)
詳細は「慣性航法装置」を参照 慣性航法は慣性航法装置(Inertial Navigation System, INS)にジャイロを用いた加速度計が装備されミサイルに加わった加速度と方向から事前に設定された進路とのずれを計算し、ずれを補正するように制御装置に指令を出す事で進路を保って誘導する。主に長射程ミサイルの中間誘導に使用され、弾道ミサイルや巡航ミサイルと長射程の対艦ミサイルなどに用いられる。核弾頭を搭載する弾道ミサイルでは終末誘導装置を持たずに慣性航法装置だけを搭載するものも多い。これは大威力の核弾頭を用いれば着弾誤差がかなり大きくなっても目標を破壊することができるためである。慣性誘導は地形など外部からの信号を観測することなく飛行できるため、この誘導を妨害することは撃墜しない限りは不可能である。
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慣性航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:36 UTC 版)
物体が移動するときは常に加速度が加わっているが、この加速度を積分すれば速度が求められ、さらにもう一度積分すると移動した距離が出るという加速度(慣性)を利用した慣性航法装置(INS:inertial navigation system)による航法。 航空機に重力の方向に対し常に平衡状態を保つジャイロを使った水平安定板(プラットホーム)を設け、ここに高感度の加速度計を置き加速度を検出し、内蔵したコンピューターで前述の計算を自動かつ連続的に行い、速度・位置・進行方向などを求めて航行するもの。 また、自動操縦装置に結びつけ、飛行前にあらかじめ目的地までのフライト・プランをコンピューターに入れておけば地上の航法援助なくして自動的に所定の飛行コースにのって目的地に向け飛行できる。
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