球形の荒野とは?

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球形の荒野

原題:
製作国:日本
製作年:1975
配給:松竹
スタッフ
監督:貞永方久 サダナガマサヒサ
製作:杉崎重美 
原作:松本清張 マツモトセイチョウ
脚本:貞永方久 サダナガマサヒサ

星川清司 ホシカワセイジ
撮影:坂本典隆 サカモトノリタカ
音楽:佐藤勝 サトウマサル
美術:芳野尹孝 ヨシノノブタカ
編集:杉原よ志 スギハラヨシ
録音:小林英男 コバヤシヒデオ
スチール:金田正 カネダタダシ
助監督:福田幸平 フクダコウヘイ
照明:津吹正 
キャスト(役名
芦田伸介 アシダシンスケ (野上一郎
乙羽信子 オトワノブコ (野上孝子
島田楊子(陽子) シマダヨウコ (野上久美子
竹脇無我 タケワキムガ (添田彰一)
山形勲 ヤマガタイサオ (滝良精)
岡田英次 オカダエイジ (尾芳正)
藤岡琢也 フジオカタクヤ (伊東忠介)
笠智衆 リュウチシュウ (福竜寺住職
田宮二郎 タミヤジロウ (ナレーター
解説
第二次大戦末期日本破滅の淵から救うため、祖国妻子捨てた男が、十七年ぶりに帰郷した事から発生する殺人事件揺れ動く父と娘心情ミステリアスに描く。脚本星川清司監督脚本執筆している「メス」の貞永方久撮影は「再会(1975)」の坂本典隆が、それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
昭和三十六年、初夏関西での取材を終えた新聞記者添田は、大和路婚約者野上久美子合流した。大和路久美子亡き父・野上一郎こよなく愛した処であり、彼女は亡父自分第二の人生出発告げ来ていた。ところが唐招提寺拝観芳名帳中に亡き父にそっくりの、中国古人・米帯の書に習った筆跡発見した。翌日久美子添田伴って筆跡確認に向かうが、その部分だけが破りとられていた。二人帰京すると、久美子の母・孝子にこの事を話すが、とりあってくれない。しかし、添田は何となく判然としなかった。久美子の父・顕一郎は、第二次大戦末期ヨーロッパの某中立国公使館で、一等書記官務めていたが、終戦一年前任地で病のため客死した、と当時の正式な公電によって伝えられている。添田は、当時野上部下で、現在外務省欧亜課長尾、当時現地特派員公使館出入りしていた滝に会ったが、不思議二人とも反応冷淡だった。添田が、ますます野上死に疑問を持った頃、久美子周辺奇妙な出来事が続いた。名も用件告げない電話や、商品届けられるのだ。元公使館付軍人伊東訪問したのもこの頃だった。ある日久美子孝子何者かに歌舞伎座招待された。添田内緒二人の後に歌舞伎座に入ると、そこには尾、滝、伊東来ていた。この不思議めぐりあわせに、添田久美子の父が生きて、この日本来ている事を確信した。長崎天主堂見え墓地にひとりの男が佇んでいる。ロベール・ヴァンネード--野上一郎である。必死調査によってヴァンネードが野上である事を知った添田長崎へやって来た。だが、野上京都へ発った後だった。京都野上は滝と当時回顧していた。野上は、戦争末期、国を捨て妻子捨て日本人である事を喪失してまでも日本破滅の淵から救うために連合国側と接触した。こうした和平工作を、野上を、伊東たち軍人憎しみぬいていた。突然、二人尾から電話がかかり、当時公使館書記生で、久美子会わせるべく野上日本に呼んだ内田が殺されたと知らされた。犯人伊東違いなかった。やがて、野上伊東呼び出された。だが、約束の時間伊東は姿を見せなかった。翌日新聞に、伊東自殺した事を報道していた。尾、滝から野上行方聞き出し添田は、久美子会いに行くように言った。だが、久美子会いたい思いながらも自分たちを捨てた父を許すことができなかった。観音崎。岩にくだける白いしぶきを見つめている久美子に、東洋的な顔だちをした白髪紳士が近づいた。「海がお好きですか」「はいあなたも?」まじろぎもしないで紳士見ている久美子久美子は、全身で“父”の存在感じていた。

球形の荒野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/23 02:48 UTC 版)

球形の荒野』(きゅうけいのこうや)は、松本清張の長編推理小説。『オール讀物』に連載(1960年1月号 - 1961年12月号、連載時の挿絵は佐藤泰治・三芳悌吉)、1962年1月に文藝春秋新社から刊行された。後に電子書籍版も発売されている。




  1. ^ 著者によるエッセイ「推理小説の発想」(『随筆 黒い手帖』(1961年、中央公論社)、『松本清張全集 第34巻』(1974年、文藝春秋)などに収録)参照。
  2. ^ 古谷久子「単行本化で削られた8000字の謎」(『週刊 松本清張』第9号(2009年、デアゴスティーニ・ジャパン)収録)参照。
  3. ^ 『週刊 松本清張』第9号 6-7頁参照。
  4. ^ 『週刊 松本清張』第9号 15頁参照。
  5. ^ 『週刊 松本清張』第9号 20-21頁参照。
  6. ^ BSフジのホームページ
  7. ^ 林悦子『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)39頁参照。


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