やさしい地方とは? わかりやすく解説

やさしい地方

作者松本清張

収載図書失踪果て
出版社角川書店
刊行年月1987.10
シリーズ名角川文庫


やさしい地方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 03:54 UTC 版)

やさしい地方
作者 松本清張
日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出小説新潮1963年12月
出版元 新潮社
刊本情報
収録 『失踪の果て』
出版元 角川書店
出版年月日 1987年10月25日
装幀 杉浦康平
装画 篠田昌三
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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やさしい地方』(やさしいちほう)は、松本清張短編小説。『小説新潮1963年12月号に掲載され、1987年10月に短編集『失踪の果て』収録の一作として、角川文庫から刊行された。

1988年にテレビドラマ化されている。

あらすじ

沼地恭介は弁護士事務所に勤務していたが、精力的な容貌を持ち、女性に接するあらゆる機会がそのまま彼女を手に入れる道に通じる男であった。夫との揉め事で事務所に来た萩山芳子とも、すぐに交渉を持ったが、ある時、芳子を連れて長野県・飯田周辺に宿泊した際、土生とよ子という変わった姓の助産婦が話題になる。芳子とはその後あっさり別れた沼地だったが、それから3年を経て、達者な弁舌を武器に、国会議員にのし上がることに成功した。今度は魅惑的な人妻の向田規美子、続いて未亡人で財産家の横内タツ子を手に入れる。沼地より11歳年上の横内タツ子は、太っちょで鼻が低い容貌だったが、金づるとしてありがたい女だった。しかしそんな時、向田規美子が沼地に妊娠を告げる。このことが横内タツ子に知られたら、自分は宝の山を喪失する…。沼地は邪魔になった女の殺人計画を練る。

テレビドラマ

松本清張スペシャル
やさしい地方
ジャンル テレビドラマ
原作 松本清張『やさしい地方』
企画 小坂敬
脚本 大野靖子
監督 松尾昭典
出演者 古谷一行
加藤治子ほか
製作
プロデューサー 嶋村正敏
板橋貞夫
林悦子
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間1988年11月29日
放送時間21:03 - 22:52
放送枠火曜サスペンス劇場
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松本清張スペシャル・やさしい地方」。1988年11月29日日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠(21:03-22:52)にて放映。視聴率22.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[1]

キャスト
スタッフ
日本テレビ系列 火曜サスペンス劇場
前番組 番組名 次番組
女検事・霞夕子6
(1988.11.22)
松本清張スペシャル
やさしい地方
(1988.11.29)
再会・殺意の方程式
(1988.12.6)

脚注

  1. ^ 林悦子『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)参照。



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