東邦瓦斯とは? わかりやすく解説

東邦ガス

(東邦瓦斯 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 13:14 UTC 版)

東邦瓦斯株式会社
TOHO GAS CO.,LTD.
本社
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 9533
1949年5月16日上場
大証1部(廃止) 9533
2013年7月12日上場廃止
名証プレミア 9533
1949年5月16日上場
本社所在地 日本
456-8511
愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号
北緯35度8分30.2秒 東経136度54分38.5秒 / 北緯35.141722度 東経136.910694度 / 35.141722; 136.910694座標: 北緯35度8分30.2秒 東経136度54分38.5秒 / 北緯35.141722度 東経136.910694度 / 35.141722; 136.910694
設立 1922年大正11年)6月26日
業種 電気・ガス業
法人番号 2180001022387
事業内容 ガスの製造・供給・販売、熱供給、電気供給、ガスの配管工事およびガス機器の製造販売等。
代表者 増田信之代表取締役会長
山碕聡志(代表取締役社長兼社長執行役員
鏡味伸輔(代表取締役兼副社長執行役員)
資本金 330億7200万円[1]
発行済株式総数 98,220,000株(2025年3月31日現在)[1]
売上高 連結:6,560億10百万円
単体:5,107億32百万円
(2025年3月期)[1]
営業利益 連結:308億87百万円
単体:197億25百万円
(2025年3月期)
経常利益 連結:324億12百万円
単体:318億29百万円
(2025年3月期)[1]
純利益 連結:254億54百万円
単体:247億14百万円
(2025年3月期)[1]
純資産 連結:4,483億94百万円
単体:3,423億34百万円
(2025年3月31日現在)[1]
総資産 連結:7,587億65百万円
単体:5,816億37百万円
(2025年3月31日現在)[1]
従業員数 連結:6,074名
単体:934名
(2025年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 12.29%
日本生命保険相互会社 5.64%
日本カストディ銀行(信託口) 3.49%
三井住友銀行 3.38%
三菱UFJ銀行 2.94%
桜和投資会 2.16%
(2025年3月31日)[1]
主要子会社 東邦ガスネットワーク(株) 100%
水島ガス(株) 100%
東邦液化ガス(株) 100%[1]
関係する人物 福澤桃介(創立者)
岡本桜(初代社長)
薦田国雄(元代表取締役社長)
小川進(元代表取締役社長)
清水定彦(元代表取締役社長)
早川敏生(元代表取締役社長)
水野耕太郎(元代表取締役社長)
佐伯卓(元代表取締役社長)
安井香一(相談役、元代表取締役会長)
冨成義郎(元代表取締役会長)
外部リンク www.tohogas.co.jp
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岡崎事業所(愛知県岡崎市久後崎町

東邦ガス株式会社(とうほうガス、: TOHO GAS CO.,LTD.[2]登記上の商号東邦瓦斯株式会社)は、愛知県名古屋市熱田区桜田町に本社を置く、ガス会社である。

東京ガス大阪ガス西部ガスホールディングスと共に日本四大都市ガスの一つに数えられる。導管部門の子会社に東邦ガスネットワークがある。

名古屋経済界の有力企業「五摂家」の一社に挙げられる[注 1]

営業地域

小売営業地域は、愛知県岐阜県三重県の3県で、50市25町1村に及ぶ。

歴史

1922年大正11年)、関西電気が九州電灯鉄道と合併し、東邦電力と改称されると、それまで営んでいたガス事業部門を独立させ、名古屋瓦斯株式会社を買収した上で、ガス事業専業の会社として設立された。

2003年平成15年)4月に関連会社の合同ガス・岐阜ガス・岡崎ガス各社を合併しエリアを大幅に拡大した。

不祥事

カルテル

2024年3月5日、東海地方での事業用ガスの入札などで談合を繰り返したとして、経済産業省中部電力中部電力ミライズと東邦ガスに補助金交付や同省が公募する事業での指名を半年間停止した。公正取引委員会は4日に独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力とミライズに計2678万円の課徴金納付を命じていた。東邦ガスは公取の調査開始前に談合を自主申告したため、課徴金減免制度により納付命令については免れていた[8]

CMキャラクター及びキャッチフレーズ

  • 2018年3月より元中日ドラゴンズ投手の山本昌と、相田翔子を起用し同時に「ガスはプロの安心を!ガストライク!東邦ガス!」をキーメッセージとしてCMやキャンペーンを展開している[9]
  • 2018年9月から「みなとアクルス」のまちびらきに合わせて新企業CMを開始した[10]
  • 2019年11月より浅田真央が新たに起用される。

過去のキャッチフレーズは下記の通りである。

  • 2004〜2005年 「ガスは、すごいことになっている」
  • 2005〜2006年 「ガスは、すごいだけじゃないらしい」
  • 2006〜2007年 「天然生活 さあ、ガスの時代」
  • 2007~2010年 「ガスの得意はガスにまかせろ。」

2011年からは、料理研究家の栗原はるみを起用した「栗原さんちはガスのごはん」シリーズが放映されている。なお同じCMが、大阪ガス四国ガス西部ガスなどでも社名を差し替えて放映されている。

過去には、イメージキャラクターとして、鳥居かほり吉川十和子龍虎中村雅俊ユースケ・サンタマリアなどが出演していた。

静岡県浜松市については、サーラエナジー(旧・中部ガス)エリアとなるため、豊橋中継局を通じてCMも見ることもできる。

スポンサー、冠スポンサーについている番組

関係会社

※特記無きものは全て株式会社である。[1]

ガス事業

  • 東邦ガスネットワーク
  • 東邦ガスライフソリューションズ[注 3]
  • 東邦ガスコミュニケーションズ
  • 東邦ガス・カスタマーサービス
  • 水島ガス
  • 東邦ガステクノ

LPG・その他エネルギー事業

その他の事業

  • 東邦冷熱
  • 東邦ガスセイフティライフ
  • ガスリビング三重
  • 四日市空調エンジニアリング
  • 東邦フラワー

海外の企業

  • Toho Gas Australia Pty Ltd
  • Toho Gas Ichthys Pty Ltd
  • Toho Gas Ichthys Development Pty Ltd
  • Toho Gas Canada Ltd.
  • Toho Gas USA Investment, LLC


脚注

注釈

  1. ^ 他の4社は中部電力、旧東海銀行(現三菱UFJ銀行)、名古屋鉄道松坂屋(現在は大丸松坂屋百貨店J.フロント リテイリング傘下)。
  2. ^ 津島市犬山市を除く。
  3. ^ 2023年10月1日付で東邦ガスリビング(株)から東邦ガスライフソリューションズ(株)に商号変更した。
  4. ^ 2024年4月1日付で犬山ガスサービス(株)を吸収合併した。
  5. ^ 2024年4月1日付で東邦不動産(株)から東邦ガス不動産開発(株)に商号変更した。
  6. ^ 2024年4月1日付で東邦ガスエンジニアリング(株)から東邦ガスエナジーエンジニアリング(株)に商号変更した。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 有価証券報告書-第154期(2024年4月1日-2025年3月31日)”. EDINET. 2025年6月24日閲覧。
  2. ^ 東邦ガス株式会社 定款 第1章第1条
  3. ^ 都市ガス供給エリア
  4. ^ 「伊勢湾横断ガスパイプライン」共同敷設工事の完了について(中部電力・東邦ガス、2013年9月20日)
  5. ^ 「東邦ガス/名古屋にスマートタウン/9月開業 工場跡地を再開発」日刊工業新聞』2018年6月15日(建設・エネルギー・生活面)2018年7月13日閲覧。
  6. ^ スマートタウン「みなとアクルス」が9月25日にまちびらき 東邦ガスプレスリリースより。2019年11月02日閲覧。
  7. ^ 【開業】東海3県初!カーボンニュートラルが学べる施設「CaN-Lab」が東海市に4/1(月)オープン”. ちたまるNavi. 知多メディアスネットワーク株式会社 (2024年4月14日). 2024年6月3日閲覧。
  8. ^ “中部電力・東邦ガスなど3社を指名停止・補助金停止…事業用ガスの入札などで談合繰り返す”. 読売新聞. (2024年3月5日). https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240305-OYT1T50085/ 2024年3月5日閲覧。 
  9. ^ 山本昌さん、相田翔子さんを新イメージキャラクターに起用~キーメッセージは「ガスはプロの安心を!ガストライク!東邦ガス!」~東邦ガス - プレスリリースより。2018年10月03日閲覧。
  10. ^ 新企業CM「未来につなぐ笑顔」篇 放送開始東邦ガス - プレスリリースより。2018年10月03日閲覧。

関連項目

外部リンク


東邦瓦斯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 09:28 UTC 版)

東邦電力」の記事における「東邦瓦斯」の解説

東邦ガス」も参照 東邦電力関西電気)は、1920年代初頭一連の合併により中京九州の6地区にて、1937年昭和12年)の合同電気合併により中京四国の2地区にてそれぞれガス事業兼営することとなったが、いずれも短期間整理され直営ではなくなった。その受け皿となったのが東邦瓦斯株式会社東邦ガス)とのその傘下企業である。 1922年大正11年6月26日東邦電力直前合併した旧名古屋瓦斯名古屋市)の事業元に資本金2200万円にて東邦瓦斯を設立した当時の総44のうち439000東邦電力引き受けている。次いで1923年大正12年3月1日直営で残る一宮津島半田四日市の4地区におけるガス事業も東邦瓦斯へと60万円譲渡した。これら4地域におけるガス事業尾州電気知多電気北勢電気合併引き継いだのである(ただし津島での事業年内廃業)。他に長崎市におけるガス事業も旧九州電灯鉄道から継承し1922年7月1日より西部合同瓦斯への経営委託とした。 1927年昭和2年4月、東邦瓦斯は西部合同瓦斯合併し九州進出した直後同年5月東邦電力経営委託中の長崎市におけるガス事業正式に東邦瓦斯へ譲渡する契約締結譲渡価格1068千円で、9月30日商工省許可得て移管した。その後も東邦瓦斯は拡大路線を採り、1929年昭和4年)、四日市地区事業分離し三重合同電気(後の合同電気)との共同出資によって三重県合同瓦斯設立し、さらに北九州瓦斯ガス事業部門分離して九州瓦斯新設する分離後北九州瓦斯には証券保有部門残っており、同社は東邦瓦斯証券改称された。翌1930年昭和5年)には自社九州地区事業再独立させ西部瓦斯設立している。 1937年3月東邦電力合同電気合併したことで再び兼営ガス事業を持つこととなった事業地は三重県松阪市四国徳島市の2地区で、同年9月1日付で双方とも合同瓦斯譲渡している。さらに同年9月18日合同瓦斯からの現物出資このうち徳島市ガス事業独立させて徳島瓦斯(現・四国ガス)を設立した1941年9月時点で、東邦電力は東邦瓦斯の株式485500資本金24275000円)のうち164647 (33.9%) を保有していた。東邦電力解散に伴いこれらの株式東京ガスへと譲渡されており、1940年10月以来東邦瓦斯でも会長務めた松永安左エ門1942年昭和17年2月辞任した

※この「東邦瓦斯」の解説は、「東邦電力」の解説の一部です。
「東邦瓦斯」を含む「東邦電力」の記事については、「東邦電力」の概要を参照ください。

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