東邦ガス
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本社
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 9533
2013年7月12日上場廃止 |
本社所在地 | ![]() 〒456-8511 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 北緯35度8分30.2秒 東経136度54分38.5秒 / 北緯35.141722度 東経136.910694度座標: 北緯35度8分30.2秒 東経136度54分38.5秒 / 北緯35.141722度 東経136.910694度 |
設立 | 1922年(大正11年)6月26日 |
業種 | 電気・ガス業 |
法人番号 | 2180001022387 |
事業内容 | ガスの製造・供給・販売、熱供給、電気供給、ガスの配管工事およびガス機器の製造販売等。 |
代表者 | 増田信之(代表取締役会長) 山碕聡志(代表取締役社長兼社長執行役員) 鏡味伸輔(代表取締役兼副社長執行役員) |
資本金 | 330億7200万円[1] |
発行済株式総数 | 98,220,000株(2025年3月31日現在)[1] |
売上高 | 連結:6,560億10百万円 単体:5,107億32百万円 (2025年3月期)[1] |
営業利益 | 連結:308億87百万円 単体:197億25百万円 (2025年3月期) |
経常利益 | 連結:324億12百万円 単体:318億29百万円 (2025年3月期)[1] |
純利益 | 連結:254億54百万円 単体:247億14百万円 (2025年3月期)[1] |
純資産 | 連結:4,483億94百万円 単体:3,423億34百万円 (2025年3月31日現在)[1] |
総資産 | 連結:7,587億65百万円 単体:5,816億37百万円 (2025年3月31日現在)[1] |
従業員数 | 連結:6,074名 単体:934名 (2025年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 12.29% 日本生命保険相互会社 5.64% 日本カストディ銀行(信託口) 3.49% 三井住友銀行 3.38% 三菱UFJ銀行 2.94% 桜和投資会 2.16% (2025年3月31日)[1] |
主要子会社 | 東邦ガスネットワーク(株) 100% 水島ガス(株) 100% 東邦液化ガス(株) 100%[1] |
関係する人物 | 福澤桃介(創立者) 岡本桜(初代社長) 薦田国雄(元代表取締役社長) 小川進(元代表取締役社長) 清水定彦(元代表取締役社長) 早川敏生(元代表取締役社長) 水野耕太郎(元代表取締役社長) 佐伯卓(元代表取締役社長) 安井香一(相談役、元代表取締役会長) 冨成義郎(元代表取締役会長) |
外部リンク | www |

東邦ガス株式会社(とうほうガス、英: TOHO GAS CO.,LTD.[2]、登記上の商号: 東邦瓦斯株式会社)は、愛知県名古屋市熱田区桜田町に本社を置く、ガス会社である。
東京ガス、大阪ガス、西部ガスホールディングスと共に日本四大都市ガスの一つに数えられる。導管部門の子会社に東邦ガスネットワークがある。
名古屋経済界の有力企業「五摂家」の一社に挙げられる[注 1]。
営業地域
小売営業地域は、愛知県、岐阜県、三重県の3県で、50市25町1村に及ぶ。
歴史
1922年(大正11年)、関西電気が九州電灯鉄道と合併し、東邦電力と改称されると、それまで営んでいたガス事業部門を独立させ、名古屋瓦斯株式会社を買収した上で、ガス事業専業の会社として設立された。
2003年(平成15年)4月に関連会社の合同ガス・岐阜ガス・岡崎ガス各社を合併しエリアを大幅に拡大した。
- 1922年(大正11年)6月26日 - 設立。ガス事業開始。名古屋瓦斯株式会社を買収。
- 1927年(昭和2年)3月 - 西部合同瓦斯株式会社を合併[1]。
- 1930年(昭和5年)12月 - 福岡等のガス事業を西部瓦斯株式会社へ譲渡[1]。
- 1940年(昭和15年)1月 - 熱田製造所(後の港明工場)操業開始[1]。
- 1942年(昭和17年)4月17日 - 水島ガス設立[1]。
- 1958年(昭和33年)9月 - 港明製造所(後の港明工場)操業開始[1]。
- 1959年(昭和34年)4月 - 桜田製造所廃止[1]。
- 1970年(昭和45年)10月 - 空見工場操業開始[1]。
- 1976年(昭和51年)11月 - 知多工場操業開始[1]。
- 1977年(昭和52年)9月 - 知多LNG共同基地操業開始[1]。
- 1978年(昭和53年)6月 - 天然ガスへの転換開始[1](1993年5月までに転換完了)。
- 1985年(昭和60年)11月 - ガスエネルギー館をオープン。
- 1991年(平成3年)10月 - 四日市工場操業開始[1]。
- 1998年(平成10年)6月 - 港明工場廃止[1]。
- 2001年(平成13年)11月 - 知多緑浜工場操業開始[1]。
- 2003年(平成15年)4月 - 合同瓦斯株式会社、岐阜瓦斯株式会社、岡崎瓦斯株式会社を合併[1]。
- 2004年(平成16年)6月 - 空見工場廃止[1]。
- 2005年(平成17年)7月 - 津島ガスから江南市域の都市ガス事業を譲受。
- 2008年(平成20年)4月 - 桑名市から市営の一般ガス事業を譲り受け[1]。
- 2009年(平成21年)10月2日 - 1974年(昭和49年)から行われていた高圧管の環状化工事が完了[1]。
- 2013年(平成25年)9月 - 中部電力と共同で建設した「伊勢湾横断ガスパイプライン」の工事が完了[4]。
- 2018年(平成30年)9月25日 - 港明工場跡地を再開発した「みなとアクルス」(名古屋市港区)がまちびらき(開業)[5][6]。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 大手都市ガスの導管部門法的分離規制により、導管部門を東邦ガスネットワークに分社化。
- 2024年(令和6年)4月1日 - 技術研究所内にカーボンニュートラルなどの技術開発を紹介する見学施設「CaN-Lab」をオープン[7]。
不祥事
カルテル
2024年3月5日、東海地方での事業用ガスの入札などで談合を繰り返したとして、経済産業省は中部電力と中部電力ミライズと東邦ガスに補助金交付や同省が公募する事業での指名を半年間停止した。公正取引委員会は4日に独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力とミライズに計2678万円の課徴金納付を命じていた。東邦ガスは公取の調査開始前に談合を自主申告したため、課徴金減免制度により納付命令については免れていた[8]。
CMキャラクター及びキャッチフレーズ
- 2018年3月より元中日ドラゴンズ投手の山本昌と、相田翔子を起用し同時に「ガスはプロの安心を!ガストライク!東邦ガス!」をキーメッセージとしてCMやキャンペーンを展開している[9]。
- 2018年9月から「みなとアクルス」のまちびらきに合わせて新企業CMを開始した[10]。
- 2019年11月より浅田真央が新たに起用される。
過去のキャッチフレーズは下記の通りである。
- 2004〜2005年 「ガスは、すごいことになっている」
- 2005〜2006年 「ガスは、すごいだけじゃないらしい」
- 2006〜2007年 「天然生活 さあ、ガスの時代」
- 2007~2010年 「ガスの得意はガスにまかせろ。」
2011年からは、料理研究家の栗原はるみを起用した「栗原さんちはガスのごはん」シリーズが放映されている。なお同じCMが、大阪ガスや四国ガス・西部ガスなどでも社名を差し替えて放映されている。
過去には、イメージキャラクターとして、鳥居かほり、吉川十和子、龍虎、中村雅俊、ユースケ・サンタマリアなどが出演していた。
静岡県浜松市については、サーラエナジー(旧・中部ガス)エリアとなるため、豊橋中継局を通じてCMも見ることもできる。
スポンサー、冠スポンサーについている番組
- 現在
- 過去
- UP!(メ〜テレ)
- 中京テレビNewsリアルタイム → News every.(中京テレビ)
- イッポウ(CBCテレビ)
- 名古屋発!新そこが知りたい→そこが知りたい 特捜!板東リサーチ(CBCテレビ)※終了と同時に降板
- ごはんの学校(東海テレビ)
- いい旅・夢気分(岐阜放送)
- 天気予報(同上)
- 東邦ガス MORNING ESSENCE(FM愛知)
関係会社
※特記無きものは全て株式会社である。[1]
ガス事業
LPG・その他エネルギー事業
その他の事業
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海外の企業
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脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab “有価証券報告書-第154期(2024年4月1日-2025年3月31日)”. EDINET. 2025年6月24日閲覧。
- ^ 東邦ガス株式会社 定款 第1章第1条
- ^ 都市ガス供給エリア
- ^ 「伊勢湾横断ガスパイプライン」共同敷設工事の完了について(中部電力・東邦ガス、2013年9月20日)
- ^ 「東邦ガス/名古屋にスマートタウン/9月開業 工場跡地を再開発」『日刊工業新聞』2018年6月15日(建設・エネルギー・生活面)2018年7月13日閲覧。
- ^ スマートタウン「みなとアクルス」が9月25日にまちびらき 東邦ガスプレスリリースより。2019年11月02日閲覧。
- ^ “【開業】東海3県初!カーボンニュートラルが学べる施設「CaN-Lab」が東海市に4/1(月)オープン”. ちたまるNavi. 知多メディアスネットワーク株式会社 (2024年4月14日). 2024年6月3日閲覧。
- ^ “中部電力・東邦ガスなど3社を指名停止・補助金停止…事業用ガスの入札などで談合繰り返す”. 読売新聞. (2024年3月5日) 2024年3月5日閲覧。
- ^ 山本昌さん、相田翔子さんを新イメージキャラクターに起用~キーメッセージは「ガスはプロの安心を!ガストライク!東邦ガス!」~東邦ガス - プレスリリースより。2018年10月03日閲覧。
- ^ 新企業CM「未来につなぐ笑顔」篇 放送開始東邦ガス - プレスリリースより。2018年10月03日閲覧。
関連項目
- 東邦電力
- 東邦ガス硬式野球部
- ガスエネルギー館
- 邦和みなと スポーツ&カルチャー - 子会社の東邦ガス不動産開発が運営するスポーツ施設。
- エコウィル
- エネファーム
- 黒崎播磨 - 同社子会社である九州耐火煉瓦はかつて、同社が資本・業務提携していた。
外部リンク
東邦瓦斯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 09:28 UTC 版)
「東邦ガス」も参照 東邦電力(関西電気)は、1920年代初頭の一連の合併により中京・九州の6地区にて、1937年(昭和12年)の合同電気合併により中京・四国の2地区にてそれぞれガス事業を兼営することとなったが、いずれも短期間で整理され直営ではなくなった。その受け皿となったのが東邦瓦斯株式会社(東邦ガス)とのその傘下企業である。 1922年(大正11年)6月26日、東邦電力は直前に合併した旧名古屋瓦斯(名古屋市)の事業を元に、資本金2200万円にて東邦瓦斯を設立した。当時の総株数44万株のうち43万9000株を東邦電力が引き受けている。次いで翌1923年(大正12年)3月1日、直営で残る一宮・津島・半田・四日市の4地区におけるガス事業も東邦瓦斯へと60万円で譲渡した。これら4地域におけるガス事業は尾州電気・知多電気・北勢電気の合併で引き継いだものである(ただし津島での事業は年内に廃業)。他に長崎市におけるガス事業も旧九州電灯鉄道から継承し、1922年7月1日より西部合同瓦斯への経営委託とした。 1927年(昭和2年)4月、東邦瓦斯は西部合同瓦斯を合併し九州へ進出した。直後の同年5月、東邦電力は経営委託中の長崎市におけるガス事業を正式に東邦瓦斯へ譲渡する契約を締結。譲渡価格は106万8千円で、9月30日に商工省の許可を得て移管した。その後も東邦瓦斯は拡大路線を採り、1929年(昭和4年)、四日市地区の事業を分離し三重合同電気(後の合同電気)との共同出資によって三重県に合同瓦斯を設立し、さらに北九州瓦斯のガス事業部門を分離して九州瓦斯を新設する。分離後の北九州瓦斯には証券保有部門が残っており、同社は東邦瓦斯証券へ改称された。翌1930年(昭和5年)には自社九州地区の事業を再独立させ西部瓦斯を設立している。 1937年3月、東邦電力は合同電気を合併したことで再び兼営のガス事業を持つこととなった。事業地は三重県松阪市と四国徳島市の2地区で、同年9月1日付で双方とも合同瓦斯へ譲渡している。さらに同年9月18日、合同瓦斯からの現物出資でこのうち徳島市のガス事業を独立させて徳島瓦斯(現・四国ガス)を設立した。 1941年9月末時点で、東邦電力は東邦瓦斯の株式48万5500株(資本金2427万5000円)のうち16万4647株 (33.9%) を保有していた。東邦電力解散に伴いこれらの株式は東京ガスへと譲渡されており、1940年10月以来東邦瓦斯でも会長を務めた松永安左エ門は1942年(昭和17年)2月に辞任した。
※この「東邦瓦斯」の解説は、「東邦電力」の解説の一部です。
「東邦瓦斯」を含む「東邦電力」の記事については、「東邦電力」の概要を参照ください。
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