帝国重工
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財前道生(ざいぜん みちお) 宇宙航空部 開発担当部長。父親は町工場のワンマン社長だった。 富山敬治(とみやま けいじ) 宇宙航空部 宇宙開発グループ主任。新型水素エンジン開発責任者。 水原重治(みずはら しげはる) 宇宙航空部 本部長。 浅木(あさぎ) 第1作『無印』に登場。 若手技術者。 石坂宗典(いしざか むねのり) 第2作『ガウディ計画』に登場。 宇宙航空部 調達担当部長。財前の部下だが、彼とはライバル関係であり、サヤマ製作所の椎名と何度も会合を重ねる。 的場俊一(まとば しゅんいち) 第3作『ゴースト』と第4作『ヤタガラス』に登場。 役員。次期社長候補を狙っており、財前をロケット開発から排除しようとした。 藤間秀樹(とうま ひでき) 帝国重工社長。宇宙事業に熱心で、自社生産の新型エンジン搭載ロケット打ち上げプロジェクトをスタートさせた。
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帝国重工
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「下町ロケット (TBSのテレビドラマ)」の記事における「帝国重工」の解説
財前道生(ざいぜん みちお) 演 - 吉川晃司 帝国重工宇宙航空部部長。入社以来順調にエリートコースを歩んできて、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」を担当。町工場を経営していた父親がワンマンで無理な経営や製品開発を繰り返していたため、中小企業に対してあまりいい印象を持っていなかったが、ロケット開発の際に巡り合った佃製作所の技術力に感銘し、キーテクノロジーの内製化という方針の藤間社長を説得し、佃製バルブシステムの部品供給を実現させた。 その3年後、社内方針の変更により、部品供給業者をコンペにより選定することになり、佃製のバルブを搭載しようとするが、自身をライバル視する石坂と対立する。石坂の失脚後は藤間社長からロケット開発の全権を任され、同時に「ガウディ計画」への融資も取り付けた。(2015年版) 元上司の的場から協力を要請されるが、的場の自社利益中心的な考えを受け入れられず要請を蹴ったことで、ロケット開発から外され宇宙航空企画推進グループへ異動させられる。その後航平から殿村宅の稲刈り手伝いに誘われたことをきっかけに、衛星を活用して日本の農業を救うことに意欲を抱き、野木の自動走行制御システムを活用した無人農業用ロボットプロジェクトの立ち上げを企画する。 しかし、その企画を的場に横取りされ、野木との協力関係も破綻しかけるが、帝国重工機械製造部の失態や的場の失脚などで企画を取り戻し、佃製作所や野木、殿村らの協力で無人農業用ロボット「ランドクロウ」として結実させる。当初は苦心した販売実績も、キャラバン隊によるPRなどにより計画比を上回る実績をあげ、見事に成功させた。 キャラバン隊を独断で新潟県燕市に派遣した件が業務命令違反として役員たちの非難を受け、辞職の危機に陥るが、「日本の農業を救う」という理念に基づいたものであり、ランドクロウの社会的評価を向上させたと藤間が認め、不問に付したことで回避した。(2018年版) 藤間秀樹(とうま ひでき) 演 - 杉良太郎 帝国重工社長。技術部門出身で、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」において、ロケットの全てのキーデバイス内製化を成功させ、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に掲げている。一度決めたことは絶対に変えない主義だが、ロケットは開発に携わる全ての人間の信頼関係が重要という信念も持ち合わせている。佃航平が藤間自身も開発に関わったJAXSのロケット「セイレーン」に関わり、打ち上げ失敗の責任を取らされJAXSを退職して実家の佃製作所を継いだ後、帝国重工製の性能をはるかに上回るバルブシステムを開発したことを財前から聞かされ、財前の説得に折れる形で己の信念を曲げ、佃製作所製のバルブシステム採用を決断した。財前からサヤマ製作所のバルブシステム性能評価結果改竄を知らされた際には、真偽がはっきりするまで全ての取引を白紙にし、最終的に担当部署の決定を覆し、佃製作所品の採用を決定した。(2015年版) 企業買収の失敗などで損失を出した事で的場が社長の後任候補に上がっていたが、的場の失態などから社長を続投し「スターダスト計画」も続行された。利益至上主義者の的場や沖田とは違い、「帝国重工は心を造っている」と話し、財前が役員会で出したダーウィンプロジェクトとのライセンス契約を快諾した。奥沢が自社製トランスミッションの欠陥可能性を隠蔽して野木に無礼を働いていたことに際して、直接頭を下げて野木に謝罪した。 佃製作所の技術力は高く評価しており、無人農業用ロボット開発の際には、第一次アルファ1の失敗原因が帝国重工製トランスミッションにあることを認めようとせず佃製作所を退けようとする奥沢に対して諌言し、結果奥沢の口から隠蔽を暴露させたほか、第三者機関の公平な比較の結果によって改良版の佃製トランスミッションの採用を厳命する。(2018年版) 富山敬治(とみやま けいじ) 演 - 新井浩文(2015年版) 宇宙航空部宇宙開発グループ主任で、新型水素エンジンの開発責任者を務める。プライドが高く感情の起伏の激しい一面を持つ。帝国重工が開発した新技術の特許がタッチの差で佃製作所が先に申請されたことで、佃製作所に対して敵対意識を持つようになる。佃製バルブを重視する財前に反発して水原に取り入り、佃製バルブの品質を落とそうとするが、燃焼実験の際にフィルターを帝国重工製に独断で変えたことで実験失敗を招き、財前からの信用を無くした。 ロケットの打上げから3年後は、部品供給業者をコンペにより選定すると社内方針変更を受けてサヤマ製作所へ接近し、石坂とともに脱佃製バルブを目論む。しかし石坂がサヤマ製作所から多額のリベートを受け取っていた行為に失望して見限り、財前のコアハートの高速耐久実験に協力した。サヤマ製作所との会談では素材についての相談を持ち掛ける、不正は許さない、などと技術者としてのプライドは失ってはいなかった。 水原重治(みずはら しげはる) 演 - 木下ほうか 宇宙航空部本部長。「にっこり笑って人を切る」といわれるほど冷徹な性格の持ち主だが、自身も藤間に切り捨てられることを恐れており、石坂とサヤマ製作所の不正が判明した際には財前側についた。(2015年版) 当初はキーテクノロジーの完全内製化を建前に佃製作所を軽視していたが、ヤタガラス7号機の打ち上げ時には新型エンジン用バルブシステムの短期間での開発を航平に直接懇願するなど、佃製作所の技術力やロケットに対する情熱を認めるようになる。また、的場の利益至上主義や出世至上主義を嫌って、財前が企画し的場が横取りした無人農業用ロボットプロジェクトの財前による当初案を秘密裏に藤間に渡したりもした。 的場の失脚後はその後任に就き、財前をプロジェクトリーダーに任命して全面的に指揮を任せる。財前が独断でランドクロウコンバインのキャラバン隊を新潟県燕市に派遣することやダーウィンの地図データをランドクロウ用に変換することを許可した際には、帝国重工としての体面を重視する姿勢から財前を叱責しつつも、最終的に容認しキャラバン指令センターの責任者として作業完遂に協力する。(2018年版) 石坂宗典(いしざか むねのり) 演 - 石井一孝(2015年版) 宇宙航空部調達グループ部長。ロケット部品の選定・購入を主担当とする。財前とはライバル関係にあり、ロケットのバルブシステムを中小企業である佃製作所に担当させた財前のやり方に反発し、サヤマ製作所と共同開発をした方がいいと考え、裏でリベートを受け取り佃製作所を追い落とそうとする。しかし、その不正行為を知らずに協力していた富山がそのことを知って落胆し石坂に見切りを付け、全ての裏工作を財前に暴露し、その結果藤間の怒りを買い失脚した。 安東仁 演 - 國本鍾建(2015年版) ヘルス開発部門グループ部長。財前から「ガウディ計画」への融資を依頼されるも、未知の分野である医療機器開発に対するリスクなどから融資を断る。 溝口 演 - 六角慎司(2015年版) 生産管理部主任。富山の同期。田村のように怒りっぽくはないが、嫌味かつ陰湿な言動が目立つ。佃製作所のテストでは露骨に不利な評価をしようとしたが、「社名で評価に赴いた以上、評価は公正にすべき」という持論を持ち、部品供給を避けたい富山の協力要請を却下する。 田村 演 - 戸次重幸(2015年版) 審査部主任。富山の同期。怒りやすい性格。佃製作所には横暴に接するも、殿村に完全論破される。溝口と同様、佃製作所を客観かつ辛口評価したもののどのように見ても「優良企業」としてしか採点できず、「数字は勝手に動かせない(「優良企業」と評価された企業を個人的な感情で勝手に評価を下げたりできない、という意味)。」と言い放ち、富山の協力要請を却下する。 近田 演 - 近藤公園(2015年版) 宇宙開発事業部。富山の要請でバルブ燃焼実験用のフィルターを帝国重工製に交換したが、それが実験失敗を招いてしまう。 浅木捷平 演 - 中村倫也(2015年版) 宇宙航空部技術者。実直な性格で、帝国重工技術陣の中では佃製作所の技術力を評価している。佃製作所に対する見方の違いに加え、まだ若手である事から先輩社員にはきつく当たられているが、財前からは信頼を得ている。 的場俊一(まとば しゅんいち) 演 - 神田正輝(2018年版) 帝国重工取締役、次期社長候補の筆頭で企業利益至上主義者で、会長の沖田勇からは次期社長候補として発破をかけられている。費用の割に利益の出ないスターダスト計画に反対しており、機械事業部部長時代に重田工業を冷血に切り捨て倒産させ、当時の部下だった伊丹大を左遷させて退職に追い込んだ。民間企業を軽視していた官僚の父を見返すために帝国重工に入社したが、自身は嫌っていた父の影響もあり傲慢な性格で、他人の意見には簡単に耳を貸さない。 財前に協力を持ち掛けるが、拒絶されると財前をロケット開発の現場から外したり、財前の提案した無人農業用ロボットプロジェクトの企画を横取りしてトランスミッションの内製化を勝手に進めたり、下請け会社の取引を引き上げてダーウィンプロジェクトの出荷停止に追い込むなど、奥沢とともに様々な妨害工作を行ってきた。しかし、逆にダーウィンプロジェクトに参加していたダイダロスをはじめとする下請け各社から下請法違反で公正取引委員会に告発されたほか、週刊誌からも取材攻勢を受け、沖田からも見限られて取締役の辞任に追い込まれた。 奥沢靖之(おくさわ やすゆき) 演 - 福澤朗(2018年版) 機械製造部長。的場取締役の側近。島津裕の元上司で、トランスミッションの開発提案を真っ向から否定し、島津を退職に追い込んだ。 財前の提案した無人農業用ロボットプロジェクトの企画を横取りした的場の妨害工作に加担。公開デモンストレーションではダーウィンの対抗馬にアルファ1という大型トラクターを用意したが、案山子を轢き倒し横転するなど失敗に終わったばかりか、トランスミッションの不具合を隠蔽したとして藤間に糾弾されてプロジェクトからの降板を命じられる。的場が下請法違反で告発されると、掌を返すように的場から身を引いた。 沖田勇(おきた いさむ) 演 - 品川徹(2018年版) 帝国重工会長。スターダスト計画で赤字を拡大させた藤間社長のやり方を快く思っておらず、的場を次期社長に据えることで藤間を追い落とそうとする。下請法違反で的場を取締役から辞任させた後も藤間の失脚を狙う。 安本年男 演 - 古坂大魔王(2018年版) 審査部信用管理室。ドラマオリジナルキャラクター。奥沢の大学時代の後輩で、彼の指示でギアゴーストを買収しようとしていた佃製作所を排除するために信用調査を行った。事前に提示した内容と異なる資料を要求したが、事前にその事を予測していた殿村が資料を用意していたことで失敗に終わる。当初は佃製作所を軽視していたが、航平らの考えに触れたことで調査後は彼らの技術力を評価するようになる。
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帝国重工
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「下町ロケット (WOWOWのテレビドラマ)」の記事における「帝国重工」の解説
鈴木智美 演 - 原田夏希 帝国重工 広報部。江原の恋人。 富山敬治 演 - 眞島秀和 帝国重工 宇宙航空部 主任。水原本部長の腹心。 浅木誠一 演 - 忍成修吾 帝国重工の技術者。誠実で実直。つくだ製作所の優秀さを素直に認める。 田村 演 - 野間口徹(第4話) 帝国重工 社員。 水原重治 演 - 升毅 帝国重工 宇宙航空部 本部長。 藤間秀樹 演 - 田村亮 帝国重工 社長。 財前道生 演 - 渡部篤郎 帝国重工 宇宙航空部 部長。父親が町工場を経営していた。
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