一体型筐体とは? わかりやすく解説

一体型筐体 (Original、Plus、SE、Classic、LC)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 21:52 UTC 版)

Macintoshの機種一覧」の記事における「一体型筐体 (OriginalPlusSEClassicLC)」の解説

CPUディスプレイが一体となっているMacintoshMacintosh 128K 初代その大きさオフィスにおける電話サイズから作られた。OS性能にくらべ、RAM領域が128Kと狭く実用性乏しいものであった。68000CPU (8MHz) を採用し、400KB(片面の1DD)フロッピーディスクドライブ (FDD) 内蔵筐体デザインはよくフロッグデザイン誤解されるが、ジェリー・マノックとテリー・オヤマによるものである。 Macintosh 512K 初代128Kのメモリを512Kに増強したもので、通称Fat Mac呼ばれるDynaMac 日本キヤノン販売(現 キヤノンマーケティングジャパン)により、Macintosh 512K漢字ROM搭載し日本語JIS第一水準)を扱えるようにした機種Macintosh Plus 30ピンSIMMメモリースロット採用し1MB(最大4MB)となる。SCSI標準搭載このためスペースの関係上、シリアルポートコネクタ形状D-sub 9ピンから丸型DIN 8ピン変更された(この機種ではまだADB用いられていない)。EGWORDにより日本語使えるようになった初めてのMacMacintosh SE (1987年-1990年) フロッグデザインによりスノーホワイトデザイン言語リファインされた一体型筐体。CPU68000で、この機種からADB用いられている。排気ファン内蔵している。ダイレクトスロットを持ち拡張性を持つ。内部増設SCSIコネクタ持ちFDDを2基、もしくはHDDFDDそれぞれ1基搭載可能(サードパーティーより、2基のFDD共存できるHDD取り付けキットもあった)。後期型内蔵FDD2HD対応のSuperDriveになった本体前面SEの下にSuperDriveまたはFDHDの表記がある〔表記時期により異なる〕)。FDDが800KBの機種は、この機種前期型および後述IIまで。起動HDD指定できるようになったPlusFDDポート接続HDDSCSI ID6→0のHDDの順)。[要出典] マザーボード上のメモリースロットMacintosh Plusと同じ30ピンSIMM最大4MBであるが、ダイレクトスロットにサードパーティー製CPUボード68030 (-33MHz) を差しメモリ容量16MB、演算コプロセッサ68882搭載も可能であったMacintosh SE/30 (1989年-1991年) SECPU68030 (16MHz) にした他、030プロセッサダイレクトスロット (030PDS) などを持つ。ダイレクトスロット用にさまざまなオプション発売された。漢字Talk 7.1でMODE32もしくは32-Bit System Enabler利用すればメモリ最大128MBまで利用できるFDDSuperDriveカラー表示できないことのぞけばコンパクトマックの中でも飛び抜けたハイスペック機で高価であった末期値下げ一世を風靡し一部PowerPC登場後もしばらく現役機として使用され続けた名機であったMacintosh Classic ジェリー・マノックとテリー・オヤマによる初代デザイン元にスッキリした外見変更された。米国では90年発売当時最も安価な構成4400ドルだったのに対し999ドルFDDのみ)からという戦略的な価格発売されヒットした国内では198,000円(FDDのみ)または298,000円(40MB HDD搭載)。ただしCPU68000であり、当時としても非力であった68000(8MHz) を搭載した最後コンパクトMacで、Macintoshとしては非常に珍しく機種発売以前ゲームにも動くものがあった。起動時CommandOptionX・Oオーキー押していると、内蔵ROM (System 6.0.x) から起動できる。 Macintosh Classic II英語版) SE/30の製造終了後に登場SEシリーズより廉価であり拡張性は劣る。Classic16ビットCPUから32ビット68030 (16MHz) へ変更されたが、データバス16ビットのままであったROM出荷時からSystem7見据えた32bitであったものの最大RAM容量は10MBに留まる浮動小数点演算コプロセッサMC68881搭載専用スロット内部に持つ。 Macintosh Color Classic 一体型初のカラーディスプレイ化を行ったものでSONYトリニトロン管採用している。従来フロッグデザインとは異なった丸み帯びたAppleデザイナーDaniele DeIuliisによるエスプレッソデザイン言語用いたスタイルで、後のMacintoshでも1997年頃まで継承されている。CPU68030 (16MHz)。データバス16ビット最大RAM容量は10MB。PostPet登場するひみつメカモデルになったことでも有名。後に後述Color Classic II同様に中古相場暴騰した時期がある。 Macintosh Color Classic II カラー化伴って貧弱だったColorClassicCPU強化(16MHz→33MHz、データバス32ビット化)し、メモリ72ピンSIMM変更したモデル。別名でPerforma 275存在するが、付属品サポート充実させたものである。「最後コンパクトMacという事熱烈な愛好家がおり、PPC化やCDドライブ搭載など各種改良され専門販売店によって販売され経緯があり、中古相場高騰した時期がある。これは「コンパクトMac後継とされるiMac発売されるまで続いたMacintosh LC520英語版LCシリーズディスプレイ一体型機。同様の機体としては他にLC550、LC575があり、52055068030を、575は68LC040を搭載していた。ColorClassic同様のトリニトロン管を持つが、サイズ14インチ変更されている。Performa 520 派生Performa 520Performa 550Performa 575等が存在するが、それらはLC520、LC550、LC575と同様である。 Performa 588英語版Performa 588スペシャルセット)はLC575・630設計引き継ぎつつ低価格追求したもので、モニタートリニトロン管ではなくシャドーマスク変更され、ColorStyleWriter2200とセット販売されたこともある。68k CPU搭載した最後一体型Mac

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一体型筐体 (Power Macintosh 5500/Performa 5410、5420、5430、5440/Twentieth Anniversary Macintosh)

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PowerPC 603/603e/603ev搭載Macintoshで、LC (Performa) 520/550/630無き後の一体型Macのこと。基本的に前述デスクトップ筐体6210、6260、6310、6410、6420を一体型したものとも言えるMacintosh Performa 5210、5220、5260、5270、5280、5320 PowerPC搭載後初の一体型Performa 6210/6310と同様PowerPC 603/603eを搭載するCordycepsロジックロジックだけでなく、搭載するドライブ構成基本的に6210/6310と同等で、ハードディスクIDECD-ROMドライブSCSIとされていることから6210/6310の一体型とも言える。LC630同様にテレビチューナ搭載できるPerforma 5210、5220、5260、5270、5280、5320が存在しシャドーマスクCRTサイズや603eのクロック2次キャッシュ有無等が違う。 Macintosh Performa 5410、5420、5430、5440 PowerPC 603e搭載一体型Mac。5210、5220、5260、5270、5280、5320と共通デザインで、ロジック前述Performa 6410、6420同様のAlchemyロジック搭載しているが、この5410、5420、5430、5440も筐体構造理由から、PCIバスに刺せるカードハーフサイズ6インチ長のカード限られた前述Performa 6410、6420と共通の部品構成で、ハードディスクIDECD-ROMドライブSCSIとされていることから6410、6420の一体型とも言えるPerforma 5410、5420、5430、5440が存在し、5420と5440は黒く塗られていたことから「黒Mac」と呼ばれている。PCIスロット一つPower Macintosh 5500/225 Performa5410系と同じ筐体だが新設計のロジックボードGazelleとなり(前述の4400/200のベースになっている)、PowerPC 603ev/225MHzを搭載していることによって本流Power Mac 7300/7600並み性能近付けたものだと言える4400同様、ATiグラフィックアクセラレータ搭載によりPerformaシリーズ弱点であったグラフィック性能大幅に見直された(反面白黒モード16モード等がなくなり、古いソフトの中には動作しないものも出てきた)のも特徴Mac OS 8準備用として開発されていたが、発売Mac OS 8より先である。PCIスロット一つTwentieth Anniversary Macintosh (20th Anniversary Macintosh) Apple創業20周年記念するMacintoshとして登場した開発コードネームは「Spartacusスパルタカス)」で、長い名称であることからそのままスパルタカス呼ばれることも多い。CPUPowerPC 603eをさらに省電力化させた603evの250MHzを搭載した一見すると液晶モニタ見えるような薄型筐体は、本体機能組み込まれているとは思えない独創的なデザイン有している。前面CD-ROMドライブ搭載していることから察せるように、随分なコンパクト化計られている。キータッチ良いとされるPowerBook3400のキーボードトラックパッド組み込み革張りパームレスト備え独特なキーボードユニットを備えている。予約購入者にはPerforma 5420等で用いられ黒色マウス付属した電源ユニット兼ねたBOSE製のオーディオシステムを採用していることも特徴であるが、完全予約制による手厚いサポートオーナーシップ込みの分、高額な価格設定であった1997年3月発売当初は7,499ドル販売されたが、1年以上後には通常サポートのみとなり、1,999ドルApple自身から在庫処分される結果となってしまった。同じ頃、日本国内でも求めやすい価格発売されることになった。後に二次キャッシュスロットに挿すタイプPowerPC G3カードSonnet社より発売されている(もともと搭載されていた二次キャッシュは外す)が、Mac OS 9.1までしかサポートされていない発売当時CEOギル・アメリオは非常に気に入っており、創業者である二人スティーブ(ジョブズウォズニアック)にもシリアルNo1No2それぞれプレゼントされた。

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一体型筐体(iMac, eMac,等)

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Macintoshの機種一覧」の記事における「一体型筐体(iMac, eMac,等)」の解説

iMac PowerPC G3/G4/G5を搭載したディスプレイ一体型一般向けMac。トランスルーセントデザインや半球状の本体からモニターアーム伸びたモデル単一液晶モニターのように見え薄型モデルといった斬新なデザイン採用しモデルチェンジの度に話題集める。 iMac iMac DV iMac G4 iMac G5 eMac 一体型Macintosh中でも最後ブラウン管モデルで、コスト低減のため17インチCRTディスプレイを持つ。当初米国教育機関限定発売された最廉価モデルPower Macintosh G3 All in one Gossamerシリーズ同世代一体型Macintoshで、主に教育ユース向けとして販売された。初代iMacや、最後ブラウン管一体型モデルであったeMacは、このG3 All in oneから派生したとも言える日本での正式な発売はなかったが、やはり「Macintosh一体型」というイメージ強さから根強い要望があり、五州貿易等から並行輸入されていた。

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一体型筐体

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Macintoshの機種一覧」の記事における「一体型筐体」の解説

iMac (インテルベース) iMac G5よりデザイン継承したCore DuoCore 2 Duo搭載したディスプレイ一体型一般向け低価格Mac2007年中期モデルからアルミニウムガラス採用し、より薄型化された。

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