CDドライブ
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1989年(平成元年)に発売を開始したプレクスターのCD-ROMドライブは、その後4倍速(1994年)、6倍速(1995年)、12倍速(1996年)と読み出し速度の高速化技術で業界をリード。1998年(平成10年)には読み出し速度が最大40倍速(最外周)に到達した「UltraPlex 40max」(型番PX-40TS、Ultra SCSI接続)を発売した。記録型でないCD-ROMドライブに関しては2002年(平成14年)10月24日に生産終了が公式発表されている。 記録型CDドライブである「PlexWriter」(プレクスライター)シリーズとしては1997年(平成9年)に「PX-R412C」(キャディ式、CD-R書き込み4倍速、Fast SCSI接続)が発売。2000年(平成12年)にはバッファーアンダーランエラー回避技術として三洋電機の「BURN-Proof」を採用したCD-R/RWドライブを投入した。 2003年(平成15年)1月、プリマスタリング向けの機能を備えた業務用CD-R/RWドライブ「PlexMaster」シリーズを発売。そして4月にはジッター改善や機能拡充によりCD-R/RWドライブの最終完成形を謳った「PlexWriter Premium」 (PX-W5232TA/NE) を発売した。容量700MBのCD-Rメディアに1GB近いデータが記録できる「GigaRec」(CD-RW非対応)、静粛化技術「SilentMode」、記録時のレーザー出力が調整できる「VariRec」、記録品質を表示する「Q-Check」、データを暗号化する「SecuRec」を搭載した。 2006年(平成18年)には後継製品「PlexWriter Premium 2」を発売。従来の機能に加え、大容量8MBバッファメモリの搭載や、低速(2倍速)書き込みモードの設定、ヤマハの記録品質向上技術「AudioMASTER」を採用し、CD-R/RWドライブの究極形と謳われた。サエクコマースからは「Premium 2」外付けモデル専用に開発した電源装置が少数限定で販売された。
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