キャッシュメモリ
【英】cache memory
キャッシュメモリとは、CPUの処理速度を低下させないために、メインメモリ(主記憶装置)にあるデータをあらかじめ移しておき、高速でのデータ入出力を可能にするメモリのことである。
CPUの動作周波数(クロック周波数)が高くなると、メインメモリとの処理速度に大きな差が生じて、待ち状態が頻発するようになる。これではCPUの性能が十分に活用できないため、CPUとメインメモリの中間にキャッシュメモリを配置して、命令実行速度を促進する。
なお、必要以上のデータをキャッシュメモリに配置しても、処理に時間がかかり、本来の目的を果たせない。
参照リンク
Memory and Cache - (英文)
バッファメモリ
バッファ
(バッファメモリ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 00:39 UTC 版)
情報処理機器におけるバッファ・緩衝(域)[1][2](英: buffer)とは、記憶単位間のデータ転送において一時的にデータを記憶することを指す[注釈 1]。2つの記憶単位が同期されていなかったり、それぞれの処理速度が異なる場合によく用いる[1]。
註釈
出典
- ^ a b JISX0011 1989, 用語番号11.01.17.
- ^ JISX4311 1996, 表4.
- ^ 外来語の表記 留意事項その2(細則的な事項) 文化庁、1991年(平成3年)6月28日
- ^ 古いJIS Z8301によって、長音符「ー」を付けない流儀があったが、現在のZ8301:2019では、原則として長音符を付けると規定する内閣府告示に準拠することとしている。
- ^ bit 編集部『bit 単語帳』共立出版、1990年8月15日、181頁。ISBN 4-320-02526-1。
- ^ ASCII 1982年10月号, p. 61.
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