ポート接続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 21:17 UTC 版)
STは非常にたくさんのポートをマシンの背面に装備していた。 標準ポートRS-232Cシリアルポート(D-sub 25pin オス) セントロニクスプリンターポート)D-sub 25pin メス) ジョイスティック、マウスポート(D-sub 9pin オス) MIDIポート(5-pin DIN) ST専用ポートモニターポート(13-pin DIN) ACSI(SCSIの同類)DMA ポート(ハードディスクとレーザープリンター用) フロッピーポート(2台目のフロッピーディスクドライブ追加用) ST カートリッジポート(128 KB ROM カートリッジ用) 双方向通信が可能だったため、セントロニクスプリンターポートはジョイスティックの入力に利用可能であり、プリンターのソケットに接続することで2つの9-pinジョイスティックポートを追加するアダプタを利用したゲームがいくつかあった。 Atariは当初360KBまで保存できる片面フロッピーディスクを採用した。後のフロッピーディスクドライブは720KBまで保存できる両面版だった。片面ドライブを搭載したモデルが当初非常によく売れたため、初期のユーザーから反感を買うことを恐れ、ほとんどのソフトウェアは1枚の両面ディスクの代わりに2枚の片面ディスクで出荷していた。STの専門誌は片面のディスクに大量のコンテンツを詰め込んで全ての読者を満足させたかったため、この問題を解決するために革新的なカスタムフォーマットを採用しなければならなかった。もう一つの難題は、Atariの両面ドライブがIBM形式のディスクを読めたことに対し、IBM PCではAtariのディスクが読めなかったということである。このフォーマット問題はのちにサードパーティ製のフォーマットソフトとTOSのアップグレード(1.4MB以上)によって解決された。
※この「ポート接続」の解説は、「Atari ST」の解説の一部です。
「ポート接続」を含む「Atari ST」の記事については、「Atari ST」の概要を参照ください。
- ポート接続のページへのリンク