ポート番号の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 18:19 UTC 版)
「ポート (コンピュータネットワーク)」の記事における「ポート番号の種類」の解説
ポート番号は大別して3種類に分けられる。 ポート番号の種類種類範囲内容システムポート番号(ウェルノウンポート番号) 0番 - 1023番 システムサービス用の基本的なポート番号 ユーザーポート番号(登録済みポート番号) 1024番 - 49151番 アプリケーションサービス用の登録済みポート番号 動的・私用ポート番号 49152番 - 65535番 IANAによる割り当てがされないポート番号 システムポート (System Ports) 番号(旧称:ウェルノウンポート (Well Known Ports) 番号)は、基本的なシステムサービスやプロトコルで使用される、よく知られたポート番号であり、Internet Assigned Numbers Authority (IANA) が管理している。ユーザーポート (User Ports) 番号(旧称:登録済みポート (Registered Ports) 番号)に関しても、IANAが利便性を考慮して公開している。いずれの用途にも該当しないポート番号を使用する場合は、49152番以降を使用する。 クライアントが用いるポートはエフェメラルポート(短命なポート)と呼ばれる。かつては、動的・私用ポート (Dynamic and/or Private Ports) の範囲のポート番号を用いることが一般的であったが、 RFC 6056 によって現在では1024から65535までの範囲を用いるべきとされている。 1992年まではウェルノウンポート番号は1〜255までだった。 ただし、これはあくまで指針であり強制力はない。これに従わず任意のポート番号を勝手に用いて通信することも技術的には可能だが、使用するポートが意図せず重複した場合、不具合を起こす可能性がある。 なお、Unix系のOSでは、0〜1023番のポートを使用するには、通常、root権限が必要で、予約ポートとも呼ばれる。
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