MIDIポート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 02:55 UTC 版)
ゲームポート(特にサウンドカードに実装されているもの)のコネクタの余剰・重複端子にはMIDI信号も配線されていることが多い(Pin15にMIDI IN、Pin12にMIDI OUT)。これはゲームのBGM再生にMIDIが用いられた経緯による[要出典]。 MIDI規格では入出力端子に5ピンDINコネクタが規定されており、また信号を電流値として渡すようになっている。一方ゲームポートは上記のようにDA-15コネクタであり、かつ信号は電圧値として渡すようになっている。そのため、ゲームポートにMIDI機器(MIDIケーブル)を直接接続することはできず、電圧-電流変換回路を備えた変換コネクタや変換ケーブルを必要とする。ゲームコントローラの利用と音源モジュールによるBGM再生を同時に行うためにはゲームポートとMIDI OUTポートを併用する必要があり、そのような目的のために左記のコネクタ変換を兼ねた分岐ケーブル(オスとメスのDA-15と2つのオスの5ピンDINコネクタを備える)が用意されている。 MIDIポート用のハードウェアとデバイスドライバは、ローランドのMPU-401 MIDI インタフェース(UARTモードのみ)を基本としており、WindowsやMS-DOS用の多くのMPU-401用アプリケーションをサポートしている。MIDIポートの公式な設計はMMAがウェブサイト上で公開している。
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