従来機種との互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 11:20 UTC 版)
FM-8との主な共通点。 キーボード一体型筐体。 メモリマップ、I/Oマップ等の設計。 サブシステムに関する機能、設計。メイン側とは128バイトの共有RAMを通じてコマンドやデータをやりとりする。 表示画面(640×200ドット、8色。グラフィックスサブシステムによって、テキストもグラフィック画面へ描画される。)ハードウェアで画面の2ライン単位での縦スクロール並びに、256ドット単位と実用的ではないが横スクロールも可能。 キースキャンに専用4ビットマイコンを使用したキーボード。 FM-8との主な差異。 MPUクロックの高速化(メイン1.2MHz→2MHz、サブ1MHz→2MHz)。FM-8と同じ速度にするモードもある。 ソフトウェア制御可能なF-BASIC ROMとRAMのバンク切替機能の追加。これはFM-8でROM-BASIC以外のOSを利用するためにDIP-SWにてBASIC ROMを切り離し全メモリ領域をRAMとして利用するために用意されていた機構がソフトウェア制御にて可能になったもの。データレコーダからソフトウェアをロードする当時のシステムで32KB多くRAM領域を確保できることは非常に有効であり、FM-7専用ゲームソフトがFM-8で動作しない大きな原因の一つにもなった。 サウンド機能(PSG3声)、カラーパレット機能、マルチページ機能の追加。 キーボードのメインCPU側からのBREAKキー以外のキーコード読み取り機能、メインCPU側へのキーボード及びタイマ割り込み機能を追加。 拡張スロットを内蔵し、工具を使用せずにオプションカードの増設が可能。拡張スロット用カードとして、漢字ROMカード(JIS第一水準のみ搭載)、FDDインタフェースカード、RS-232Cカード、Z80 CPUカード、音声合成ボードなどが発売された。 使用頻度の低いRS-232C、アナログ入力ポート、バブルカセットホルダ等の機能を削除。プリンタポート(パラレルポート)に接続するジョイスティックがいくつかのサードパーティーから発売されていた。 ごく初期にはFM-8互換のアナログ入力ポートを増設して接続するジョイスティックも発売されていた。 後にFM音源カードが富士通純正のオプションとして発売され、これにはATARI仕様のジョイスティック端子も装備していた。 RS-232Cインタフェース+漢字ROM+辞書ROMを搭載した日本語通信カードも、FM77AVシリーズ末期の時代に純正オプションとして発売された。 キーボード専用マイコンの仕様改善。 富士通から発売されたMSX規格パソコンであるFM-Xと連携動作を可能とするインタフェイスボードが発売されていた。
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従来機種との互換性
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FM-7とはほぼ完全上位互換であるが、MPUクロックをFM-8相当に落とす機能は削除されている。 ブートモードは従来機種のディップスイッチ方式からボタン式スイッチ方式に変更され、BOOT1、BOOT2、BASICの3種類から選択できる。BOOT1スイッチは1MBフロッピィDOSモード、BOOT2スイッチは320KBフロッピィDOSモード、BASICスイッチはF-BASICモードになっており、FM-7/NEW7と比較して1MBフロッピィDOSモードが追加された。なお、FM-NEW7と異なり全ロットでフロッピィディスクのステップレートの変更はできない。 また、グラフィックモードスイッチでサイクルスチールのON/OFFが選択でき、OFF時にはFM-7/NEW7同等の描画速度となる。 内蔵オプションは互換スロットが用意されていたため、FM-7用の各種増設カードはほぼそのまま使用可能になっているが、ミニフロッピィディスクインタフェースカード、漢字ROMカード等、すでに実装済の機能と等価の一部周辺機器については利用できない(利用する必要がない)。 外部オプションはインタフェースコネクタが変更されたため同じケーブルでは接続できなくなったが、信号線は変更されなかったため、ケーブルさえ用意できればFM-7用の各種外部オプションは使用可能。
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従来機種との互換性
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FM-7/77シリーズとは高い互換性を持つ。 内蔵オプションは、Z80カード用スロットが削除されたためメインCPUの切替が不可能になりCP/MなどのOSはサポートされなくなったが、FM-7互換スロットは用意されたため各種増設カードはほぼそのまま使用可能だった。 外部オプションは、一部インタフェースが仕様変更されたためモジュール方式のI/O拡張ユニットやFM-77に用意された専用オプションなどは使用できなくなったが、プリンターなどはケーブルさえ用意すればそのまま使用可能だった。 起動時のBASICモード/DOSモードを選択するブートモードスイッチおよびサイクルスチールのON/OFFを選択するグラフィックモードスイッチなど従来機種と同等のスイッチは用意されており、FM-7/77同様BASICモードでディスクを入れずに起動するとF-BASIC V3.0(ROMモード)が起動する。 これはブート機構に工夫がなされており、リセットがかかると先ずイニシエータROMが表に出てそこから起動。画面モード、アナログパレットなど、新規デバイスの初期化を行い、モードスイッチを読み取ってBASIC ROMを有効化させたりRAM領域にするかなどの設定を行った後、従来のブート機構に制御を移すという2段構えの初期化機構が採用されており、これによって新たなモードスイッチを用いない上位互換を確保している。 このため、FM77AV専用ではないアプリケーションソフトやゲームソフトにも、リアルタイムキースキャン・DMACに対応する「リバイバー」(アルシスソフトウェア)、DMACに対応する「キス・オブ・マーダー 殺意の接吻」(リバーヒルソフト)など、FM77AVで拡張されたハードウェアの機能を使用出来るようになっているものが存在する。
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