従来型授業と反転授業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 03:59 UTC 版)
従来からの授業のパターンは、教科書を読み、問題を解くことを学校外で行なうよう生徒に課した上で、教室では講義を聴き、試験を受けることを求めていた。 私が担当していたAP微分積分学のクラスは、不安でいっぱいの状況の下、不十分な時間配当の中で過剰な内容を消化しようと無理なことをしていました。これは、私が教職に就いたときに求めていたものとは全く正反対の状態でした。 —反転授業に取り組んだ動機を説明するある教師, ワシントン・ポスト紙 反転授業においては、生徒たちは主題についてまず自習をするが、その際、典型的には教師が用意するか、カーンアカデミーなどサードパーティーが供給したビデオ授業 (video lesson) を使う。教室での授業時間は、生徒たちが予習で得た知識を応用して問題を解き、実習する。教師は、導入の授業を行うのではなく、問題を解くのに手間取っている生徒を個別に指導する。補助的な技法として、生徒の多様性に応じた個別化教授法 (differentiated instruction) や課題解決型学習 (project-based learning) が用いられることもある。 オンラインで反転授業をする場合、学校の外でコンピュータやインターネットへのアクセスができない生徒たちは、当然ながら反転授業には参加できない(情報格差)。ただし、これは反転授業によるのではなく、授業がオンラインであることによる。
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