ホビー向けMZ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:14 UTC 版)
「MZ (コンピュータ)」の記事における「ホビー向けMZ」の解説
部品事業部が展開していた主にホビー向けの流れを受けたシリーズ。代を追うごとにホビー向けの機能が充実して行き、多くの人がMZとして思い出すのはこちらの系列である。 MZ-1200系列(CPU は Z-80A 3.58MHz。64KB RAM 搭載)MZ-80A(MZ-1200) - 1982年海外仕様のMZ-80Aの国内版がMZ-1200である。国内では、同年7月に発売されている。グリーンディスプレイ、タイプライターキーボード採用。MZ-80K系の完全互換機、単色表示としては最後の機種。型番の1200はデータレコーダの速度に由来する。標準価格148,000円。 MZ-700 - 1982年11月発売。モニター一体型筐体を廃止、データレコーダ・プロッタを内蔵可能。MZ-80Kとバイナリレベルでほぼ互換性がある。モニター出力は単色の場合青地に白が基本。家庭用テレビへの出力にも対応。80K由来のシリーズで初めてカラー出力に対応した。 MZ-1500 - 1984年5月発売。320*200ドットグラフィック兼PCG、PSG音源搭載。データレコーダの代わりにQD(QuickDisk)を内蔵。 MZ-800 - 1984年-1985年発売。MZ-700の海外向け後継機種。展開時期は地域によって異なる。640*200ドットグラフィック搭載(※日本国内では未発売、de:Sharp MZ-800 および pt:Sharp MZ-800も参照) MZ-2000系列MZ-80B2 - 1982年発売。部品事業部のMZ-80BにグラフィックRAMを1プレーン標準実装した製品。事業部変更後、唯一前の命名規則で販売された製品。標準価格278,000円。 MZ-2000 - 1982年7月発売。ドットグリーン(モノクロ)ディスプレイ、高機能データレコーダ内蔵。オプションでカラーモニター対応可。 MZ-2200 - 1983年7月発売。コンポーネントタイプになったMZ-2000。拡張スロットと、カラー出力の機能を標準装備。 MZ-2500 - (SuperMZ) 1985年発売。本体・キーボード分離型。Z80B(6MHz)搭載。400ラインに対応し、最大256色での描画に対応。MZ-80B/MZ-2000モードを持ち過去の資産も継承。 MZ-2861(MZ書院) - 1987年発売。本体・キーボード分離型。MZ-2500互換モードをもつ8bit (Z80) & 16bit (80286) CPU両搭載のハイブリッドマシン。16bitモードはMS-DOSのほか、付属のソフトウエアでPC-9801エミュレーションが可能。高機能データレコーダは対応しない。MZのこちらのシリーズでは唯一の80286採用機。
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